60平米の住宅リフォームを成功させた2つのケースと4つのコツ

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コンパクトな床面積で暮らしやすい60平米の住宅。

最近はシングルやDINKS、シニア世代の夫婦など1~2人の世帯が増えていることもあり、60平米台の住宅の需要は高まっています。

中古の戸建やマンションを購入してリフォームするという傾向は今後ますます増えていくと見られています。

この記事では、人気が高い60平米の住宅のリフォームをテーマに、事例やリフォームの上手な進め方、プランニングのポイント、契約前のチェック項目などについて紹介します。

1.【実例】60平米のリフォームを成功させた2つのケース

60 平米前後の住宅をリフォームしたいけれどどんな風に生まれ変わるのか想像がつかないという人も多いのではないでしょうか。

リフォームの進め方などを学ぶ前に、まずは60平米の住宅のリフォーム事例をいくつか見てみましょう

事例1.高さのある天井を生かしてロフト付きのリビングにリフォーム

仕事柄、都心へのアクセスがいい駅近物件に住みたいと常々考えておられたS様。

自宅でも仕事に集中できるワークスペースが欲しいというのをきっかけに、購入した築20年の中古マンションをリフォームしました。

天井が高く開放的なリビングが特徴的な間取りでしたが、来客があるとリビング内が丸見えになってしまうのが嫌で、床から90㎝ほどの位置にロフトを設置。

パソコンや仕事関係の資料などが置けるカウンターと収納棚も配置した快適なワークスペースが誕生しました。

高さを有効利用した間取りになったことで快適性もぐんとアップしたようです。

事例2.廊下もリビングに取り込んで広々とした空間を実現したリフォーム

子供たちが独立したのをきっかけに、戸建の自宅を売却して60平米代の中古マンションに引っ越したN様ご夫婦。

できるだけ空間を有効に利用したいという要望をもとに、玄関からつながる廊下を最小限の長さだけ残してリビングに取り込むという間取り変更と内装のリフォームを実行。

内装も白を基調としたトーンに統一したことで家全体が明るくなりました。

リビングが少し広くなったのに加えて、玄関からのアプローチが短縮。加齢による体力の低下を補えるよう生活動線をコンパクトにした効果は絶大で、よりアクティブに毎日を楽しんでおられます。

2.60平米の住宅リフォームを上手に進める4つのポイント

せっかくリフォームをするなら要望を存分に取り入れたプランを実現したいもの。

60平米の住宅の場合はそのコンパクトさを生かした工夫を取り入れたリフォームが有効です。

より効果的なリフォームをするためには、次のポイントを押さえておくことが大切です。

60平米の住宅リフォームを上手に進めるポイント

  1. いつどんなリフォームをしたいのかを家族でまとめる
  2. 資金計画は余裕を持たせる
  3. リフォーム業者は直接話して選ぶ
  4. 見積は相見積もりを取って比較する

では、それぞれのポイントを詳しく見ていきましょう。

ポイント1.いつどんなリフォームをしたいのかを家族でまとめる

家族構成やライフスタイルの変化、住宅そのものの劣化、住み替えによる中古物件の購入など、リフォームを検討するきっかけはさまざまです。

いずれにしても、リフォームによって住宅の状態を改善し新しい生活を望む時がリフォームのタイミングと言えるでしょう。

リフォームを進める際には、プランや費用などについてじっくり時間をかけて検討するのがおすすめです。

それなりにお金をかけて行うわけですから、リフォームの効果を最大限引き出すためにも、今後この住宅でどんな時間を誰と過ごしたいのか、将来の理想のライフスタイルを考えながら家族全員で話し合うことが大切です。

家族全員で話し合う際には、家族共通の要望と一人一人個別の要望とを別に出してもかまいません。

話し合ってまとめなければいけないということもありません。

箇条書きでいいのでピックアップして、優先順位だけつけてリフォーム業者に見積を依頼する際に提示すれば、要望の優先順位をもとにプロならではの提案をしてくれます。

ただ漠然とリフォームしたいというあいまいな要望の出し方だと、プラスαの提案は受けにくいと思っておきましょう。

ポイント2.資金計画は余裕をもたせる

リフォームを進めるにあたって資金計画は不可欠です。

ただし、「予算の希望額と上限額を決める」「リフォーム後の生活資金も考慮する」という2点を忘れずに進めましょう。

リフォームは新築とは違って、既存の住宅の状態によって工事費用が上下します。

たとえば、一見きれいに見える壁が、いざクロスをはがして下地を出してみるとカビがびっしり生えていて下地から作り直さざるを得なくなったといったことは珍しくありません。

こうしたことが起きると費用が増えるので、希望額以外に「ここまでは出せる」という上限額も決めておくと、いざという時でも慌てずにすみます。

家族で出し合った要望がまとまっていなくても、プロであるリフォーム業者から魅力的な提案プランが出ると採用したくなるものです。

ただしその提案プランが予算オーバーだった場合は検討しなければいけません。

上限額を決めておくと、予算とのバランスを見ながらプランを作ってもらうことが可能です。

リフォームで快適な空間に生まれ変わったとしても、費用がかさみすぎてその後の生活が圧迫されるようでは本末転倒です。

リフォーム後の生活資金もきちんと確保した上で出せる金額をリフォーム予算として計上することが重要です。

ポイント3.リフォーム業者は直接話して選ぶ

リフォームを検討する上で、リフォーム業者の選定は悩ましい問題でしょう。

良心的で相性のいいリフォーム業者を探すのは時間がかかります。

現代はインターネットで簡単にリフォーム業者の情報が手に入れられますが、ネット上の口コミはうのみにしないようにしましょう。

たとえばすばらしい口コミがネット上に出ていたとしても、それはその施主との相性がたまたまよかっただけであり、すべての施主に当てはまるとは限りません。

あまりよくない口コミもまた同じ。

相性は口コミではなく、直接会って話さないと判断できないものです。

現場見学会や完成見学会に足を運んで、リフォーム業者の実績や現場の雰囲気などを知るのは有効な方法です。

新築とは違ってリフォームの現場見学会や完成見学会は多くありませんが、施工技術や提案力に自信があるリフォーム業者ほどこうしたイベントで現場を見てもらおうとするものです。

また、営業担当者や施工担当者と直接話せる機会でもありますから、近所で開催されていれば参加してみましょう。

ポイント4.見積は相見積もりを取って比較する

見積を取る際は必ず2~3社に相見積もりをとること。

1社のみでは見積内容や金額が妥当なのかが判断できないからです。

最近は複数のリフォーム業者から簡単に一括見積もりがとれるサイトもありますから、上手に活用するといいでしょう。

リフォーム工事の規模にかかわらず、見積金額が安い業者につい心惹かれてしまうのは自然なことです。

ただし、契約を取るために安く抑えておいて、いざ契約し商品を選ぼうとしたら指定の商品しか選べなかったり、グレードを変えるととたんに大幅な追加金額を上乗せされたりすることがあります。

金額だけを見るのではなく、提案プランの内容や担当者の説明の詳しさ、施工経験の数など総合的に見てリフォーム業者を選ぶようにしましょう。

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リフォーム会社によって、リフォームの質、値段は全然違います。

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リフォームを進める上では、こうした4つのポイントを意識しておきたいものです。

再度まとめます。

60平米の住宅リフォームを上手に進めるポイント

  1. いつどんなリフォームをしたいのかを家族でまとめる
  2. 資金計画は余裕を持たせる
  3. リフォーム業者は直接話して選ぶ
  4. 見積は相見積もりを取って比較する

これらのポイントを押さえつつ、理想の住宅を手に入れるためには打ち合わせの進め方に工夫が必要です。

次章では、理想の住宅を手に入れるために欠かせないリフォーム業者との打ち合わせにおいて、意識したい項目について見てみましょう。

3.理想を形にするために意識したい3つの項目

60平米の住宅はコンパクトなサイズですからリフォームするのも簡単そうに見えますが、コンパクトなサイズだからこその難しさもあります。

理想を形にするためには、次のような項目を押さえるように心掛けると、理想の住宅の完成が近づきます。

理想を形にするために意識したい項目

  1. 要望は画像やカタログで視覚的に伝える
  2. 現場調査前はあえて片づけない
  3. リフォーム後の生活を何度もシミュレーションする

では、ひとつずつ見ていきましょう。

項目1.要望は画像やカタログで視覚的に伝える

たとえば「リビングを広くしたい」と希望しても、その解釈はかなり個人差があります。

リフォーム業者に要望を伝える時も、「とりあえず広くしたい」という言い方では、物理的な面積なのか錯覚による効果を用いる方法でもいいのか、解釈が難しいので伝わりにくいです。

こうしたあいまいな伝え方はできるだけ避けて、具体的な資料を提示して伝えましょう。

希望イメージに近い画像やカタログを提示する方法は、リフォーム業者とイメージを共有しやすいのでお勧めの方法です。

項目2.現場調査前はあえて片づけない

リフォームの大切な目的である不満点の解消をめざすなら、現状の問題点をリフォーム業者に正確に見てもらうためにもしてはいけないアクションがあります。

たとえば「収納スペースを増やしたい」という要望があったとして、恥ずかしいからと現場調査前に片づけてしまったのでは、真の問題点が分かりづらくなって適切な提案プランがもらえなくなってしまいます。

いつもの自然な生活状況を見てもらうことが大切です。

リフォームの施工経験が豊富なリフォーム業者は、経験値が高いため、現場調査とプラン提案前のヒアリングでかなり正確に要望の汲み取りをしてくれます。

リフォーム業者を信用して、問題点はそのままの状態でチェックしてもらうことが理想のリフォームをかなえるために大切なことです。

項目3.リフォーム後の生活を何度もシミュレーションする

リフォーム業者から提案プランが出てきたら、「このリフォームをしたらどんな生活になるだろう?」とシミュレーションすることをおすすめします。

現在感じている不満点がどう解消されるのか、プラスαの提案をされた場合はどう快適になるのか、などです。

図面に家事などの日常生活の動き方を書き入れて、ペンでなぞってみると分かりやすいです。

シミュレーションしてみてスムーズに動けそうなら、リフォームによって理想に近い空間が手に入る可能性は高いでしょう。


理想を形にするために意識したい項目について再度まとめておきます。

理想を形にするために意識したい項目

  1. 要望は画像やカタログで視覚的に伝える
  2. 現場調査前はあえて片づけない
  3. リフォーム後の生活を何度もシミュレーションする

こうした項目をしっかり実行すれば、リフォーム業者との打ち合わせで要望がしっかり伝わり、理想的なプランが出てきやすくなるでしょう。

ここまでくるとリフォーム工事契約に向けて一歩前進です。

多くのお金を投資して行うリフォームですから。契約は慎重にしたいものです。

その契約前には、しっかりチェックしておかなければいけないことがあります。

次章でその内容を見てみましょう。

4.契約前にチェックしたい3つの項目

気に入った提案プランが出てきたら、契約への意欲も高まるもの。

しかし冷静に進めることが大切です。

契約前にチェックしたい項目は次のようなものです。

契約前の3つのチェック項目

  1. 見積書の項目に過不足がないか
  2. 工事日程や期間が妥当か
  3. .融資関連の手続きは進んでいるか

では、これらについてひとつずつ見ていきましょう。

チェック項目1.見積書の項目に過不足がないか

リフォーム工事の見積書には多くの項目があります。

素人がチェックするのは大変な作業ですが、大切な資産である住宅に手を入れる工事の明細なのですから、ひとつずつ項目をしっかりチェックすることが大切です。

「解体工事」「木工事」「電気工事」などと工事種別に、そしてリフォームする部屋別に計上されているパターンが多いので、担当者に確認しながら確認していきましょう。

特に、キッチンや浴室などの住宅設備機器の仕様や、断熱性向上などの住宅性能に関わる項目は、リフォーム後の満足度に直結しますのでよく確認することが大切です。

チェック項目2.工事日程や期間が妥当か

見積項目とあわせてチェックしておきたいのは、工事工程と期間です。

当初予定していた工事期間から大幅に長くなっていたら、その理由をきちんと説明してもらいましょう。

仮住まいであっても住みながらであっても、工事期間の変更は家族のスケジュールに影響を与える重要な部分です。

天候不順が起きた場合の予備日が設定してあるかも含め、よくチェックしておくことです。

チェック項目3.融資関連の手続きは進んでいるか

自己資金とあわせて融資を受ける場合は、融資関連の内容についての確認も必要です。

60平米規模のリフォーム工事であっても、内容によってはリフォームローンを使うことは珍しくありません。

融資条件や返済条件などの説明をしっかり受けた上で、納得できる内容になっているか確認しましょう。

契約前にチェックしなければいけないことはたくさんありますが、特にこの3つの項目は重視しておくことが大切です。


再度まとめておきます。

契約前の3つのチェック項目

  1. 見積書の項目に過不足がないか
  2. 工事日程や期間が妥当か
  3. .融資関連の手続きは進んでいるか

これらの項目については、リフォーム業者にも納得いくまで説明してもらって、慎重に契約するように心がけましょう

まとめ

60平米というとコンパクトな面積なので広さに限界を感じやすいイメージがあります。

しかし高さやデッドスペースを有効に利用したり、色のもつ効果を使うことで魅力的な空間にリフォームできます。

「こうしたい」をかなえるために、この記事を参考にしてリフォームによる素敵な住宅を手に入れましょう。

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