初めて不動産を売却する人必見!不動産売却の流れを分かりやすく解説

投稿日:

不動産を売却するには、まず全体の流れをざっくり知ることが重要です。

不動産売却の流れには、以下の8つのステップがあります。

不動産売却の流れ

こちらを見て、どれもどんなことをすればイメージができている人は、この記事を見る必要はありません。

本記事では、下記のような疑問や不安をお持ちの方が満足する内容になっています。

  • 不動産売却の流れを知りたい
  • 不動産の売却は何から手を付けたら良いのか分からない
  • 不動産売却の手順を教えて欲しい

等々のことを思っている方も多いことでしょう。

そこで今回の記事では、「不動産売却の流れ」と各ステップのポイントを解説していきます。

また、各ステップの内容がもっと詳しく知りたい人に合わせて、適宜別記事への紹介もしております。

本記事は、間違いなく初めての方でもお役に立てる内容だと自負しております。

ぜひブックマークなどして、あなたの状況に合わせた箇所をお読みいただけますと幸いです。

HOME4U

>NTTグループが運営!利用者数500万人、2001年から運営で安心の実績!<

不動産売却の流れ8ステップと各ステップのポイント

不動産の売却の流れの全体像には、以下の8つのステップがあります。

不動産売却の流れ8STEP

  1. 売却計画
  2. 価格査定
  3. 媒介契約
  4. 売出価格の決定
  5. 内覧対応
  6. 売買契約
  7. 引渡
  8. 確定申告

不動産売却の流れ

以下より、各ステップについて詳細にご説明いたします。

ステップ1.売却計画を立てる

不動産の売却にあたっては、まず売却の全体像を計画します。

具体的には、スケジュールと資金について計画します。

例えば、不動産の中でも住宅の売却の場合には、以下の3つについて計画を行います。

住宅の場合、売却した後、新しい住宅に買い替える人が多いため、買い替えもセットで計画します。

  1. 売却時期
  2. 住宅ローンの返済と頭金の準備
  3. 買い替え※手法の選択

※買い替えとは今の不動産を売却して同時に新しい不動産を購入することを指します。

まず売却時期については、十分余裕をもって開始してください。

売却活動期間は平均で3ヶ月、売買契約から引渡までは平均で1ヶ月かかります。

最低でも4ヶ月の時間を見るようにして下さい。

また、戸建の売却において、土地の境界が未確定の場合には、境界を確定するための測量が必要になります。

境界確定が必要な方は、さらに時間に余裕を持たせる必要があります。

境界明示に関しては下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

1,701view
境界明示って必要なの?土地売却の手順と一番重要な測量を徹底解説

初めて土地などの不動産を売却する方は、売却手順について知らない人がほとんどだと思います。 売却に必要な書類の多くは、「元 ...

続きを見る

536view
相続した境界未確定の土地を売却するときの手続き方法と注意点

古くから所有している土地を売却するのは苦労を伴います。 昔からの土地は境界が元々未確定である、境界標が飛んでいる、越境物 ...

続きを見る

次に住宅ローンの返済と頭金の準備など、資金計画を立てます

資金計画を立てるには、査定によって売却予想価格を立てることが必要になります。

住宅ローン残債が残っている人の売却については、下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

56view
住宅ローンが返済前のマンションや戸建てを高く売る3つのポイント

やむを得ない引越等でマンションや戸建て等のマイホームを売却しなければいけないときがあります。 ただ、住宅ローンの返済前の ...

続きを見る

さらに、買い替えを行う人は、買い替え手法を検討します。

買い替えには、売却を先に行う「売り先行」と購入を先に行う「買い先行」の2つの手法があります。

売り先行は、売却を先にするため、次に購入する物件のための頭金等を確実に用意することができます。

但し、住みながら売却することになります。

一方で、買い先行は、購入を先にするため、売る物件が空の状態となり売却しやすくなります。

但し、次の物件を先行して購入するための頭金等を別で用意しておく必要があります。

尚、買い替えについては、以下の記事で詳しく記載しています。

ぜひご参照ください。

22view
知っておきたい!スムーズに行うための買換えの手順について徹底解説

マンションは管理費や修繕積立金がかかるため、戸建に買い替えたい・・・、そんな悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。 ...

続きを見る

280view
マンションから戸建に買い替える際に知っておくべき全知識

都心で快適な暮らしを求める人には、マンションが人気です。 いまやマンションは戸建をしのぐ需要があります。 ところが、いざ ...

続きを見る

71view
買い替えで新たな住宅を購入する際の狙い目物件について徹底解説

個人の方が住宅を売却する場合、単純な売却ではなく買換えを前提としている方が多いです。 実は、不動産は売却よりも購入の方が ...

続きを見る

313view
次は失敗したくない!値崩れしにくいマンション選びに大切な12ポイント

アメリカ人は人生で3度家を建てると言いますが、日本人も人生の中で2回以上マンションを購入する人も増えてきました。 買い替 ...

続きを見る

売却計画は非常に重要です。

まずは大まかな計画を立てることから始めてください。

以上、ここまで売却計画について見てきました。

売却計画を具体化するには査定が必要になります。

査定は、実際には売却計画を立てるのとほぼ同時に行ってください。

そこで次に価格査定の実施について見ていきます。

ステップ2.価格査定の実施

売却計画に狂いを生じさせないためにも、査定はとても重要です。

査定は、売却予想価格であるため、不動産会社によってばらつきが生じます。

そのため、査定額に客観性を持たせるためにも、複数の不動産会社から取得することをお勧めします。

1社からの査定は納得感が得られないこともあるため、避けるべきです。

査定は一括査定サイトを使って取るのが便利です。

不動産一括査定サービスとは?

インターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入力すると、その情報を元に査定先、売却先の不動産会社が自動的に抽出されて、複数の不動産会社に一度に査定依頼が行えるサービスです。
不動産一括査定のイメージ図

不動産一括査定のイメージ図

簡単な入力作業だけで6社程度の不動産会社から無料で査定を取ることが可能です。

一括査定サイトによっては、マンションや戸建など、それぞれの売却に強い不動産会社を自動で選んでくれるサイトもあります。

信頼できる不動産会社を簡単に探すことができるため便利です。

一括査定サイトについては、以下の記事で詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

6,658view
不動産一括査定は大丈夫?利用者のリアル評判とデメリットまとめ

マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたとき、多くの人がインターネットで調べます。 そして、いろ ...

続きを見る

406view
不動産一括査定の注意点/業界人だから分かる一括査定の裏側を大暴露

不動産の売却予想価格を調べるのに不動産査定があります。 不動産の価格を知りたいという背景は、人それぞれのため、その人に適 ...

続きを見る

100view
不動産一括査定サイトの2つの注意点とそれを打破する上手な活用方法

不動産の売却を検討している人の中には、「一括査定サイト」が気になっている人も多いと思います。  そのような人の中には、 ...

続きを見る

523view
損せず不動産査定をネットで行う!プロがオススメする厳選7サイト

先日、60代の男性から「ネットで不動産査定が色々あるのを知っているけど、あれって信用できるの?」という質問をいただきまし ...

続きを見る

以上、ここまで価格査定の実施について見てきました。

査定によって不動産を売却することを決めたら、不動産会社と媒介契約を締結します。

次に媒介契約について見ていきます。

ステップ3.媒介契約の締結

媒介とは、仲介・あっせんという意味です。

仲介とは、不動産会社が買主を探索し、売買契約の締結を補助してくれるサービスになります。

媒介契約には

  1. 専属専任媒介契約
  2. 専任媒介契約
  3. 一般媒介契約

の3つが存在します。

3つの契約形態の、最も大きな違いは以下の点です。

契約形式 依頼者の制約
専属専任媒介契約 他の不動産会社に重ねて依頼できず、かつ自己発見取引※も認められない。
専任媒介契約 他の不動産会社に重ねて依頼できない。自己発見取引は可能。
一般媒介契約 他の不動産会社に重ねて依頼できる。自己発見取引は可能。

※自己発見取引:自分で買主を見つけること。

ここで、専属専任媒介や専任媒介を専任系媒介と呼ぶことにします。

専任系媒介契約は、1つの不動産会社に依頼をすると他の不動産会社には依頼ができません。

一方で、一般媒介契約は同時に何社も不動産会社に仲介を依頼することが可能です。

専任系媒介を選択すると、仮にその不動産会社が実力のない会社であった場合、何か月も買主が見つからない等、売却そのものが失敗する可能性があります。

選んだ不動産会社が悪かったことにより、売却が上手くいかない例は良くあります。

不動産会社を1社に絞ることはリスクを伴います。

よほど以前から知っている信頼できる不動産会社ではない限り、専任系媒介はお勧めできません。

はじめて不動産を売却するのであれば、一般媒介によって複数の不動産会社に契約できるような状態にした方がリスクを回避できるため無難です。

不動産を売却する際は、基本的には一般媒介契約で締結することをオススメします。

前章で紹介した一括査定サイトで査定をしてもらった全ての不動産会社に仲介を依頼することが最もスムーズな方法になります。

尚、媒介契約については下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

332view
不動産の売却で不動産会社と締結する「媒介契約」について徹底解説

「媒介」とか「仲介」とか「あっせん」等々、不動産を売却しようとすると似たような言葉が登場します。 媒介・仲介・あっせんは ...

続きを見る

218view
不動産売却における専任媒介契約と一般媒介契約の違いと実例を紹介

初めて不動産を売却する方は、売却活動を始めると、聞き慣れない言葉がたくさん登場してきます。 その一つが、「専任」とか「一 ...

続きを見る

153view
基礎からわかる!不動産の売却で発生する仲介手数料の全知識

不動産を売却する際、不動産会社に依頼する買主探しの仕事を「仲介」と言います。 はじめて不動産を売却する人にとっては、仲介 ...

続きを見る

以上、ここまで媒介契約の締結について見てきました。

査定を終えたら売出価格の決定を行います。次に売出価格の決定について解説します。

ステップ4.売出価格の決定

不動産の売却においては、売出価格の設定はとても重要です。

高過ぎる値段をつけてしまうと、なかなか売却できませんし、安過ぎる値段を付ければ損をします。

実際の売買では、値引交渉もあり、売出価格と成約価格は異なるのが通常です。

以下に示すグラフは、築年数別のマンションと戸建の売出価格と成約価格を示したグラフです。

公益財団法人東日本不動産流通機構が公表している「築年数から見た首都圏の不動産流通市場(2016年)」より筆者が編集したものになります。

マンション築年数別売り出し価格と成約価格

※出典:東日本不動産流通機構のデータを元に筆者が分析

戸建築年数別売り出し価格と成約価格

※出典:東日本不動産流通機構のデータを元に筆者が分析

売出価格は、普通に売却できる金額のやや高めを狙って設定することがポイントです。

売出価格の設定においても、査定の結果はとても重要になります。

高めの査定額を鵜呑みにすると、売出価格が高過ぎで売却できないことにもなりかねません。

下記画像にもあるように適切な価格で出さないと、成約ができず、結局売却が1年たっても終わらないということだってありえるのです。

市場価格と成約率の関係

市場価格と成約率の関係

一括査定サイトで査定を取った後は、ストライクゾーンの価格をしっかりと見極め、適切な売出価格を設定しましょう。

尚、売出価格の設定については、下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

300view
不動産売却における売出価格に対する成約価格の目安について徹底検証

定価のない中古中宅は「値切ってなんぼ」の世界です。 不動産は売出価格と成約価格が異なるのは、常識です。 インターネットで ...

続きを見る

以上、売出価格の決定について見てきました。

売出価格を決めたらいよいよ販売活動の開始です。

販売を始めて購入希望者が現れると、売主は内覧対応をします。

そこで次に内覧対応について見てきます。

ステップ5.内覧対応

チラシを見て気に入った購入検討者は物件を実際に見に来ます。

購入検討者へは物件の外部だけでなく、内部も見せます。

内部まで実際に見ることを内覧と言います。

買い替えで買い先行を選択し、既に物件が空になっている場合、内覧対応は不動産会社に任せてしまって構いません。

その際、不動産会社に「鍵」を管理してもらいます。

一方で、買い替えで売り先行を選択する場合には、住みながら売却することになるため、売主が不動産会社とともに内覧対応を行います。

買い替えは資金面からすると売り先行の方が楽であるため、売り先行を選択する人が多いです。

売り先行の場合、生活感が溢れる状態の中で物件を見せることになるため、売りにくいというデメリットがあります。

そのため、内覧の前にはモノを捨てる、掃除をしておく等、しっかりと準備をして対応することが必要です。

内覧については、以下の記事で詳しく記載しています。

ぜひご参照ください。

340view
マンション売却で行う内覧の準備や注意点・内覧を増やす方法を解説

売主として、一番大きな仕事は「内覧」の対応です。 マンション売却は一生に一度経験するかしないかのものであるため、少し不安 ...

続きを見る

474view
家の売却で査定を受ける前に掃除をした方が査定額は上がるのか徹底解説

家の売却の第一歩としては査定です。まず売却する家がいくらくらいの価値があるのかを知ることから始まります。  売る方として ...

続きを見る

417view
家の売却理由はどこまで伝える?内覧対応で伝えるべき本音と建前の基準

家やマンションは一度購入してしまうと、なかなかその環境を変えるわけにはいきません。 そのため、買主はとても慎重になります ...

続きを見る

以上、ここまで内覧対応について見てきました。

内覧によって購入者が決定したら、いよいよ売却です。

売却では、まず売買契約を締結します。

そこで次に売買契約について見ていきます。

ステップ6.売買契約

不動産の売却が決まると、まず売買契約を締結します。

不動産の売買はスーパーでリンゴを買うように、その場で取引が終了するものではありません。

まずは書面で売買契約を締結し、その後、引渡を行います。

売買契約から引渡までは1ヵ月ほど時間を設けます。

売主はその間に引越を行い、買主はその間に住宅ローンの審査を行います。

売買契約では、売主は買主より手付金を受領します。

手付金は売買代金の10%程度が一般的です。

残りの90%の残金は引渡時に入金となります。

手付金は引渡までの間に、解除する場合に使います。

これを手付解除と言います。

買主から解除するときは、手付金をそのまま放棄します。

売主から解除するときは、買主から預かった手付金を返還し、さらに売主からも同額の手付金を買主へ支払うことで契約を解除します。

手付金は手付解除に使うお金であるため、引渡までの間に使わないようにして下さい。

手付金については、下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

173view
不動産売却で掛かる手数料の相場と注意点をシンプルに解説

不動産を売却するにあたっては、あらかじめ物件価格の相場と、諸費用の相場を知っておくと、資金繰り計画を立てやすくなります。 ...

続きを見る

1,989view
不動産の売却で手付金と残代金はいつ入金されるかについて徹底解説

一度に大きなお金が動く不動産の売却では、入金のタイミングが気になるところです。 お金の入り方も「チャリ~ン」ではなく、「 ...

続きを見る

また売買契約においては、1つ専門的な知識を知っておく必要があります。

それは「瑕疵担保責任」です。

瑕疵とは雨漏り等の通常有すべき機能を欠いている状態のことを言います。

買主が通常の注意を払ったのにも関わらず発見できなかった瑕疵を「隠れた瑕疵」と呼びます。

売主は売却後に「隠れた瑕疵」が発見された場合には、買主に対して損害賠償責任を負うか、もしくは契約を解除するか等の責任を負います。

この責任を「瑕疵担保責任」と言います。

瑕疵担保責任については下記記事で詳しく解説しています。

199view
不動産の売却価格を高くする既存住宅売買瑕疵担保保険の基礎を徹底解説

中古物件の購入者の最大の心配ごとは「この物件、壊れていないだろうか」という点です。 もし、不動産の売主が「買主の最大の心 ...

続きを見る

174view
売主・買主必見!瑕疵担保保険を付保したときの税制優遇全まとめ

近年、注目を浴びつつある「住宅瑕疵担保責任保険」は、その効果は瑕疵発見時の保険だけに留まりません。 瑕疵担保保険を付保し ...

続きを見る

個人が売主の場合は、瑕疵担保責任を全部もしくは一部を免責することができます。

通常は、瑕疵担保責任は責任期間を3ヶ月とすることが多いです。

売却後、3ヶ月間は瑕疵担保責任を負うということになります。

瑕疵担保責任は売主にとって非常に重い責任であるため、契約の際は、必ず内容をチェックするようにして下さい。

尚、売買契約書には様々な専門用語が登場してきます。

契約書の専門用語については下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

96view
不動産の売買契約書に出てくる専門用語6つを専門家が分かりやすく解説

初めて不動産を売却すると、知らない専門用語が登場してくるため、不安に感じます。 特に売買契約書の中には専門用語が頻発する ...

続きを見る

以上、ここまで売買契約について見てきました。

売買契約締結した後は、引渡になります。そこで次に引渡について見ていきます。

ステップ7.引渡

引渡は物件を完全に空にした状態で引き渡します。

売り先行の方は、引渡までの間に引越を完了させます。

ゴミはトラブルの原因になりますので、残さないでください。

引渡は、買主が住宅ローンを組む場合、買主がお金を借りる銀行で行うことが多いです。

引渡はトラブルが発生した場合に、その日のうちに対応ができるようにするため、午前中に行うことが多いです。

引渡の参加メンバーは以下のように、かなり多くの人が集まります。

  1. 売主
  2. 買主
  3. 売主側の不動産会社
  4. 買主側の不動産会社
  5. 司法書士
  6. 売主側の銀行担当者
  7. 買主側の銀行担当者

引渡では残金の90%を受領します。

また、売主としては以下の書類を用意し、買主へ引き渡します。

売主
①権利証又は登記識別情報通知書
② 実印
③印鑑証明書(3ヶ月以内)
④固定資産税・都市計画税納税通知書
⑤住民票
⑥本人確認資料(運転免許証等)
⑦固定資産税評価証明書
⑧鍵(複製も含め全て)
⑨抵当権等抹消書類
マンション 戸建
⑩管理費・修繕積立金の格の確認書等
⑪パンフレット
⑫管理規約
⑬使用細則
⑩実測図
⑪境界確認書
⑫越境の覚書
⑬設計図書
⑭建築確認通知書
⑮検査済証

引渡では、残金入金を確認後、最後、セレモニー的に「鍵」を買主へ引き渡すことで完了します。

以上、ここまで引渡について見てきました。

不動産の売却は引渡で終わりではありません。

最後に確定申告があります。

そこで最後のステップである確定申告について見ていきましょう。

ステップ8.確定申告

不動産を売却した後は、以下に該当する人は確定申告が必要になります。

確定申告は売却した翌年の3月15日までに行います。

【確定申告が必要な人】

  1. 所得税を納める必要がある人
  2. 税金を軽減する特例を受けたい人

マンションや戸建の売却においては、税金を抑えるための特例や、源泉徴収税額の還付を受けるための特例等があります。

そのため、住宅を売却する人は、ほとんどの方が「②税金を軽減する特例を受けたい人」に該当し、確定申告をした方が良いということになります。

確定申告の要不要については下記に詳しく記載しています。

23,373view
不動産売却した時の確定申告/必要・不要・するべき人の判断基準

不動産を売却した年に確定申告をする必要があるのか、しなくても良いのか良く分からない人も多いと思います。 周囲には「売却し ...

続きを見る

個人の所得には、譲渡所得、不動産所得、事業所得、山林所得、給与所得、退職所得、利子所得、配当所得、一時所得、雑所得の10種類があります。

このうち、不動産を売却したときの所得は譲渡所得となります。

譲渡所得とは、以下の式で計算される売却益になります。

譲渡所得とは売却額ではありません。

譲渡所得 = 譲渡価額 - 取得費 - 譲渡費用

※譲渡価額:不動産を売却したときの売却額
※取得費:不動産の購入価額

 

但し建物については減価償却後の価格になります。

譲渡費用とは、仲介手数料等の不動産の売却に要した費用です。

不動産を売却したときは、上式で計算される譲渡所得がプラスであれば所得税が発生します。

一方で、譲渡所得がマイナスであれば税金は発生しません。

原則として、譲渡所得がプラスであれば確定申告を行う必要があり、譲渡所得がマイナスであれば確定申告は不要です。

但し、マイホームのような居住用財産の売却に限っては譲渡所得がマイナスでも確定申告によって源泉徴収税額の還付を受けることのできる特例が使えます。


以下、不動産を居住用財産(マイホーム)に絞ります。

まず居住用財産を売却して譲渡所得がプラスになった場合を考えます。

プラスの場合、3,000万円特別控除という特例が使えます。

3,000万円特別控除を使うと、譲渡所得は以下のように計算されます。

譲渡所得 = 譲渡価額 - 取得費 - 譲渡費用 - 3,000万円

住宅の場合、3,000万円特別控除を適用すると、かなりの確率で譲渡所得がマイナスとなります。

この場合、所得税を納める必要はありません。

但し、3,000万円特別控除を適用するためには、確定申告が必要となります。

3,000万円特別控除については、下記に詳しく記載しています。

ぜひご参照ください。

9,618view
3,000万円特別控除とは?不動産を売却しても税金を払わなくてもいい理由

個人の方が不動産を売却しやすくするため、国は様々な税政策を実施しています。 不動産を売却した時は下記5つの特例があります ...

続きを見る

409view
相続空家で3,000万円特別控除を適用する場合の手続きの流れと書類一式

全国で増えている空家の問題に対処するために、様々な制度が空家を取り壊す方向へ誘導しています。 その一つが、不動産の売却時 ...

続きを見る

次に居住用財産を売却して譲渡所得がマイナスになった場合を考えます。

マイナスの場合、以下のいずれかの特例が使えます。

譲渡益 譲渡の種類 特例
譲渡所得がマイナスの場合 買換え ①居住用財産の買換えに係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例
売却 ②居住用財産に係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例

これらの特例は不動産の売却で発生した譲渡損失を他の給与所得等と合算(損益通算)して所得税全体を圧縮する特例です。

サラリーマンは給与所得をもらって源泉徴収税を納めています。

給与所得とマイナスの譲渡所得を損益通算することで、給与所得で支払っていた源泉徴収税額を取り戻すことができるという制度です。

この特例を使う場合にも、確定申告は必要になります。

それぞれの特例については、以下の記事で詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

983view
居住用財産の買換えに係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例について徹底解説

アメリカ人は一生のうち3回は家を買い替えると言われていますが、日本でも住宅を買い替える人が増えてきました。  住宅は価値 ...

続きを見る

671view
プロが教える!住宅ローンが残っている不動産を売却する3つの方法

東京オリンピックに向けて不動産価格の高騰が続く中で、売却の絶好のチャンスはあと数年と言われています。 そのような中、売却 ...

続きを見る

譲渡所得がマイナスであっても、特例制度を上手く使うことで損を取り戻すことができます。

マイホームの売却の場合、ほとんどの方は、確定申告をする方が得になります。

不動産を売却した後は、最後まで気を抜かずに確定申告を忘れないようにしてください。

15,515view
不動産売却時の確定申告の流れと申告方法を初心者でも分かるように解説

不動産を売却した際、確定申告が必要となるケースがあります。 サラリーマンの場合、確定申告を行うことは滅多に無いため、確定 ...

続きを見る

まとめ

以上、初めて不動産を売却する人必見!不動産売却の流れを分かりやすく解説してきました。

不動産の売却は、時間もかかるため、しっかり準備する必要があります。

全体像を把握出来たら、早速、売却計画を立てることから始めてみましょう。

これで損しない!不動産を売るなら不動産一括査定

不動産を高く売るなら「不動産一括査定サービス」をがおすすめ。

不動産一括査定サービスとは?

インターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入力すると、その情報を元に査定先、売却先の不動産会社が自動的に抽出されて、複数の不動産会社に一度に査定依頼が行えるサービスです。
不動産一括査定のイメージ図

不動産一括査定のイメージ図

不動産一括査定サービスと一言でいっても、たくさん存在します。(筆者が知っているだけでも数十のサービスが存在する。)

筆者としては、その中でも複数の不動産会社をきちんと比較できるサービスに厳選。

中でも信頼できる不動産会社」に依頼が行えるオススメサイトを紹介します。

  • HOME4U:運営している会社がNTTグループで不動産会社を厳しくチェック、一括査定で一番の歴史、実績を誇る
  • すまいValue:他の一括査定では依頼できない超大手の不動産会社に査定依頼ができる
  • ソニー不動産:売り手専門のエージェント制を採用している ※ただし、1都3県限定です。

安心のNTTグループ運営、実績・歴史No.1「HOME4U」

HOME4U
  • 安心のNTTグループ運営、個人情報をしっかり管理
  • 2001年から運営と一括査定でNo.1の老舗
  • 累計利用者数:500万人以上で一括査定No.1
  • 入力3分のカンタン一括査定※筆者実測値
  • 無料、全国対応
  • 提携不動産会社数:約900社

最大手6社の査定相談だから安心「すまいValue」

すまいValue
  • 超大手不動産会社6社のみだから安心!
    ※国内で不動産売買の取引No.1の「三井不動産リアリティネットワーク」No.2の「住友不動産」に唯一依頼ができる一括査定です。
  • 入力3分のカンタン一括査定※筆者実測値
  • 無料、全国対応
    ※人口が少ない都市は未対応
  • 年間の成約件数:10万件の実績

※一部の地方では対応していない可能性があります。その場合は「HOME4U」をオススメします。

【1都3県限定】国内で唯一のエージェント制導入で売り手に特化「ソニー不動産」

ソニー不動産
  • 国内で唯一のエージェント制導入!売り手のみをサポート
    ※ソニー不動産は「両手仲介」といって、買主、売主の双方からお金をもらうことをしていません。
  • 今なら不動産売却の秘訣DVDが無料でもらえる
  • 不動産一括査定ではなく、ソニー不動産1社のみに売却相談

おすすめ記事一覧

8,462view

一生涯でマンションを売却する機会は、ほとんどありません。 おそらくあなたも今回がはじめてのマンション売却ではないでしょう ...

6,658view

マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたとき、多くの人がインターネットで調べます。 そして、いろ ...

4,492view

不動産売却の準備段階において、売値の目安を決めるため不動産査定を行います。 初めて不動産を売却する人の中には 不動産査定 ...

6,456view

突然ですが、あなたは不動産買取の仕組みをしっかりと理解しているでしょうか。 仕組みといわれると難しい感じがしますが、不動 ...

-マンション売却, 不動産売却, 家売却

Copyright© 不動産売却の教科書 , 2018 All Rights Reserved.