人生で一番大きな買物である家は、どういうタイミングで買うべきか迷っている方も多いと思います。
家の購入のタイミングには
- 市況から見たタイミング
- 住宅ローンから見たタイミング
- 会社の補助から見たタイミング
- 家族の変化から見たタイミング
大きく4つが挙げられます。
これらの4つのタイミングは主にサラリーマンの方が深く関わるタイミングです。
家の購入は、4つのタイミングの中から自分で優先順位をつけ、最終的に決断していきます。
- 家を買うタイミングを知りたい
- どういうことを考えて家を買うタイミングを判断すれば良いのか知りたい
- 今は買うべきかどうか迷っている
そこで今回の記事では「家を買うタイミング」について解説致します。
この記事を読むことであなたは家を買うタイミングについて何を考えるべきなのか分かり、決断するための判断材料が得られるようになります。
ちなみに、先に結論から話すと筆者は結局のところ「買いたいときに買うのがベストタイミング」でその多くは「家族の変化」だと思っています。
【裏技】お得な住宅を手に入れる2つの方法
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ポイント1.【市況の判断】[現在の日付_年]現在は家の購入タイミングではない
家を買うタイミングとして、ここ数年特に重要なのが市況から見たタイミングです。
公益財団法人不動産流通推進センターのデータを見ると、首都圏のマンションと建売住宅の平均価格は年々上がっております。
マンションも戸建も価格が上がっている現在
特に、首都圏では2013年以降は新築マンションの価格が急激に上昇してきていることが分かります。
マンション価格はグラフからは2016年に一度値下がりしているように見えますが、実は単価については、2016年も値上がりしています。
最近の傾向としては、住宅価格があまりにも高騰しているため、小さい部屋を購入することで総額を抑えている傾向にあります。
単価としては上昇していますので、住宅価格の値上がりはまだまだ続いている状況にあります。
一方、戸建住宅についても、マンション価格に引きずられるように上昇傾向が見られます。
マンションがあまりにも高すぎるため、一部の人が戸建住宅や中古住宅に流れ、総じて値段が上がっています。
家を購入するタイミングは、市況の状況から判断することもとても大切です。
一番安いときに購入するというのはプロでも難しいのですが、高いときに購入を見送ることは誰でもできます。
統計上の数値からしても、2016年時点は2012年と比較して、マンション価格に1,000万円近くの価格差があります。
たった4年で同じような商品が1,000万円も値上がりしています。
不動産は金額が高いため、タイミングがずれてしまうと、かなり負担感があがります。
1,000万円の価格差はとても大きなものとなります。
不動産会社は商売ですので、なかなか本当のことを教えてくれないかと思います。
代わりに筆者が本当のことを言うと、2024年3月時点は、家は購入のタイミングではありません。
今は住宅の価格があまりにも高過ぎます!
急いで購入する必要がないのであれば、買う必要はありません。
低金利で購入しやすいが、金利は気にしないほうがいい
一方で、今は低金利で住宅は購入しやすいという意見もあります。
ただ、銀行の低金利の傾向はここ10年以上、ずっと続いています。
住宅の価格変動のスパンよりもずっと長い期間、低金利が続いており、金利は上がったとしてもわずかであると考えられます。
金利はあまり気にせずに、とにかく今の高過ぎる市場においては、不動産には手を出さないという選択肢が賢明です。
ここまで市況から見たタイミングについて見てきました。
住宅を購入するタイミングとしては、住宅ローンはいつ組むべきかという点が気になる方も多いと思います。
そこで次に住宅ローンから見たタイミングについて解説いたします。
ポイント2.住宅ローンから考えると家購入は「30歳・35年ローン」がベスト
住宅価格の変動市況とは別に、自分の年齢についても購入のタイミングに大きく影響します。
仮に、キャッシュで家を買うのであれば何歳でも良いのですが、住宅ローンを組むとなると、いつ住宅ローンを組むのかという年齢を気にしなければいけません。
年齢を気にする理由としては、住宅ローンの完済年齢にあります。
住宅ローンの完済年齢は年金生活が始まる前の65歳までというのがベストです。
逆算すると30歳・35年ローンがベスト
完済年齢から逆算すると、35年ローンを組もうとすると、30歳で組むのがベストタイミングとなります。
一方で、別に40歳で住宅ローンを組んだとしても65歳で完済することは可能です。
借りる金額を小さくしたり、繰上返済を頑張ったり、借入期間を短くしたりすることで、65歳まで完済することはできます。
ただし、ボーナス返済等も行わず、最も無理なく返済できる借り方としては、30歳で35年ローンを組むことが一番賢い借り方となります。
借金をすると早く返したいと思う方も多く、長期に借りることにメリットを感じない方もいらっしゃいます。
ただ、長期で借りるということは、その分、毎月の返済額が小さくすることができるため、その間に十分貯金を貯めることができます。
短期間で借りてしまうと、毎月の返済額が増えるため、自分で使えるお金が小さくなってしまいます。
長期で借りるということは、その分、銀行が返済を待ってくれているということですので、借り方としては有利な借り方です。
長くローンを借りることは実は有利な条件
長く借りることができるのであれば、早く返済するのではなく、長く借りっぱなしにした方が有利なのです。
また、銀行の融資基準は完済年齢を80歳としているところが多いため、実際には45歳までなら35年ローンを組むことが可能です。
しかしながら、65歳を過ぎてから年金で住宅ローンを返済するのは実際にはとても厳しいです。
65歳を過ぎて住宅ローンが残っていると、老後破綻ということもあり得ます。
45歳から35年ローンを組むのであれば、繰上返済を頑張って65歳までに完済する必要があります。
キツイ返済が続くことになるため、やはり住宅ローンを組むのであれば、早めに組むべきというのが結論です。
新婚で家を買うべきか悩んでいる人もいると思いますが、住宅ローンを組むという点に関しては、むしろ新婚で家を買うべきです。
もし、親が反対しているようであれば、「住宅ローンは早く組んだ方が有利」ということを説明して、納得してもらいましょう。
新婚で家を購入する件に関しては、下記に詳しく記載していますので、ぜひご参照ください。
以上、ここまで住宅ローンから見たタイミングについて見てきました。
サラリーマンの場合、途中から会社の補助が切れるというタイミングがあります。
ポイント3.【会社の補助】手当が厚い人は注文住宅がベスト
大手企業の会社員であれば、会社から社宅や家賃補助といった住宅補助を受けることができます。
住宅補助が切れてしまえば、翌年から住居費が家計に重くのしかかるため、家を購入するタイミングとしては一つです。
住宅補助はギリギリまで受けるべきか、気にせずに購入すべきか、会社の補助の内容にもよります。
例えば、家賃補助といっても、月1万円程度しか出ないようであれば、大した補助にはなっていません。
このようなわずかな補助であれば気にせず自分のタイミングで購入してしまうという判断はあります。
一方で、家賃補助が毎月7~8万円出るような会社であれば、慎重に判断すべきかもしれません。
また社宅に関してもギリギリまで社宅にいるか、さっさと出るかについても判断が分かれます。
ギリギリまで社宅にいるということは、住宅ローンの組む年齢が遅くなることでもあるため、不利になることもあるからです。
社宅や家賃補助等の会社の手当てが手厚い人は、注文住宅を購入することをオススメします。
注文住宅は、土地と建物を別々のタイミングで分けて購入することができるため、住宅補助が手厚い人に向いています。
注文住宅であれば、社宅にいながら土地だけ先行で購入することが可能です。
先に土地だけを購入してしまい、社宅にいる間は、土地のローンだけを返済します。
その後、ギリギリまで社宅に住み続け、社宅を出るタイミングで建物を購入します。
新たなローンは建物だけですし、既に土地のローンは減っている状態であるため、有利です。
マンションや建売住宅は、一気に全額のローンを組むことになるため、ギリギリまで社宅で粘ることのメリットは薄いです。
一方で、注文住宅ならタイミングをずらしながらローンが組むことができるため、手厚い住宅補助を受けている人なら、そのメリットを目一杯享受することができます。
尚、注文住宅で土地を先行で購入する場合のローンは「つなぎ融資」と呼ばれます。
建物が完成してから組むローンが住宅ローンとなります。
つなぎ融資は金利がやや高いという点に注意が必要です。
失敗しない注文住宅選びは、多くのカタログ&間取りプランを見て学ぶ
注文住宅は設計次第で1,000万円で建てることもできれば、1億円で建てることもできます。
素人のあなたがあれやこれや考えても、想像が出来ないでしょう。
また、住宅メーカーにより外観の違いや得意・不得意もありますので、まずは多くの住宅メーカーからカタログを取り寄せるのがベストです。
1つ1つハウスメーカーに自分の予算やイメージを伝えるのは大変面倒。
ただし、家は何度も買えるものではなく、人生で一発勝負なので、それぐらい時間を掛けるべき・・・
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以上、ここまで会社の補助から見たタイミングについて見てきました。
それでは最後に一番大切な家族の変化から見たタイミングについてご紹介します。
ポイント4.家購入のベストタイミングは「家族の変化」
不動産市況の変化を気にし始めると、正直、いつ買って良いのか分からなくなります。
タイミングを逃してしまえば、再び価格は上がる可能性があります。
不動産業界で良く言われていることは、結局のところ、「買いたいときに買うのが一番」という点です。
業界人でも住宅価格はいつ上がって、いつ下がるかが分からないため、プロの中でも買いたいときに買うしかないという結論を持っている人が大勢います。
では、買いたいときとは、いつなのかという点も問題です。
買いたいときで一番影響するタイミングは、家族の変化です。
結婚や出産、親の介護、子供の学校の入学、転勤等々、家族に変化が生じたタイミングが家を新たに必要とするタイミングになります。
このような家族の変化のタイミングは、市況の変化とは別に訪れます。
2024年3月時点は住宅価格が高過ぎて買うべきではないと説明しましたが、家族が新しい家を必要とするタイミングであれば、やっぱり今でも家を買うべきです。
自分たちの優先したいことが今なのであれば、今買うしかありません。
オリンピック後は不動産価格が下がると言われていますが、本当に下がるかどうか誰にもわかりません。
オリンピック後まで待てない事情があれば、結局は今買うのがベストということになります。
年齢についても30歳を過ぎている方は多いと思います。
住宅ローンのベストタイミングを逃してしまっているような人であれば、家族の事情を勘案し、今必要であれば今買うのが良いでしょう。
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当たり前です。住宅ローンは、あなたの環境(家族構成、年収、将来性)により適正が異なります。
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まとめ
家を買うベストタイミングを考える4つのポイントを徹底解説してきました。
結局のところ、家を買うタイミングは人ぞれぞれですが、自分がどうしても欲しいと思ったタイミングで買うのが一番です。
もし、そこまで強い思いがないのであれば、今買ったら後で後悔します。
少しでも迷いがあるなら買うべきではありません。
周りの人は色んな意見を言うと思いますが、自分の心の声を聞いて、「今しかない!」と思ったタイミングで買うのが良いでしょう。