住宅ローンの審査が「甘い」は存在する?注意したい適正基準との3つのギャップ

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働き方改革によって、自由な働き方が広がりつつありますが、住宅ローンを組むとなると、まだまだ自由な働き方は認められていません。

フリーランスや自営業者にとってみると、住宅ローンはとてもハードルが高いです。

これから住宅ローンを組もうとしている人の中には、

  • 住宅ローンの審査が甘い銀行を知りたい
  • 住宅ローンの適正基準を知りたい
  • 自分の考えが甘いのか甘くないのか知りたい

等々のことを思っている方も多いと思います。

そこで今回の記事では「甘い住宅ローン」にフォーカスしてお伝えいたします。

この記事を読むことで、住宅ローンの適正な借入額や、審査の甘い銀行等々について知ることができます。

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1.本当に住宅ローンを借りる必要があるかを再考する

お金に関する価値観はそれぞれ

金融リテラシーという言葉をご存知でしょうか。

リテラシー(literacy)とは、「読み書き能力。また、ある分野に関する知識やそれを活用する能力。」という意味の英単語

それが転じて、金融リテラシーとは、「金融に関する知識や情報を正しく理解し、自らが主体的に判断することのできる能力」を指し、社会人として経済的に自立し、より良い暮らしを送っていく上で欠かせない生活スキルと言われています。

言い換えると、金融リテラシーとは、お金に関する常識や、価値観、道徳観と言ったようなものです。

具体的には、金融リテラシーの高い人とは、

  • お金を借り過ぎない
  • 滞納や延滞をしない
  • 貯金がしっかりとある
  • 消費者金融からは借りない
  • ギャンブルを好まない

など、お金に関して節度ある対応をきちんとできる人のことを言います。

一方で、金融リテラシーの低い人は、

  • 多重債務者になりやすい
  • 滞納をする
  • 借金ばかりある
  • 消費者金融からも借りてしまう
  • 借金をしてまでギャンブルをする

などの行動をする傾向があります。

もちろん、金融リテラシーは客観的な数値では測れないため、金融リテラシーが高いか低いかについては、主観的な印象も多く含まれます。

お金を借りることは怖いことと思え

ただ、世の中には借金をすることに対して、非常にハードルの低い人がいます。

金融リテラシーが低め人は、お金を借りることに対して、抵抗感のない人が多いです。

住宅ローンはお金がもらえるわけではありません。

住宅ローンは、返さなければいけないお金です。

当り前ですが、借りたら返さなければいけないという面倒な問題が発生します。

返せなくなった場合には、当然、担保に入れた土地と建物が売却されるため、家を失います。

競売や任意売却という何らかの手段を用いて、返済しきれなかった住宅ローンの残債は、その後も返済しなければなりません。

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住宅ローンを借りるということは、基本的には怖いことです。

借金をせずに賃貸住宅に住んでいる限り、身ぐるみをはがされることはありません。

賃貸住宅であれば、家賃が高ければ、安いところに引越せば問題は解決します。

一方で、住宅ローンの場合、一度借りてしまうと、毎月、一定の返済額を返し続けなければなりません。

返済が苦しくなっても賃貸のように引越すことで簡単に問題は解決しないのが住宅ローンです。

住宅ローンは無理に借りるものではない

金融リテラシーに関しては、学校教育ではほとんど習いません。

有名大学を卒業したような人でも金融リテラシーの低い人はいます。

金融リテラシーは家庭環境の中で、なんとなく身につけるものですが、親からお金に関する考え方を教えてもらわなかった人は多くいるも現状です。

本人の中に、金融リテラシーが確立されていないまま住宅ローンを借りようとすると、思わぬ方向に行く場合があります。

例えば、なかなか住宅ローンを借りることができない人が、審査の甘い銀行を狙って、無理矢理住宅ローンを借りようとする行動です。

住宅ローンは、決して審査の甘い銀行をかいくぐって無理に借りるものではありません。

無理に借りてしまうと、困るのは借りた本人です。

住宅ローンを組むと言うのは、銀行から住宅ローンという商品を購入することと同じです。

審査の甘い銀行を探す前に、まずやるべきことは、本当に住宅ローンという面倒な商品を購入してまで家を購入する必要があるのかという点の再考です。

賃貸住宅は家を借りることですが、住宅ローンはお金を借りることです。

困ったときに身動きが取りにくくなるのは、「お金を借りる」という選択肢の方です。

一度借りてしまうと、返しきるまで何十年も返済が続きます。

家を借りるのも、お金を借りるのも、結局のところ「借りる」という意味では同じです。

無理して、わざわざ銀行を儲けさせてあげる必要は全くありません。

審査の甘い銀行を探している人は、本当に住宅ローンを借りる必要があるのかを、再度、考え直すようにして下さい。


以上、ここまで借りる必要があるかを再考するについて見てきました。

では、なぜ銀行から住宅ローンを借りやすい人と借りにくい人が生じてしまうのでしょうか。

そこで次に銀行のターゲットについて見ていきます。

2.実は知らない人がほとんど!銀行は住宅ローンを貸したがる理由

金融商品にはターゲットがいる

実は銀行にとっては、住宅ローンはとても貸したい商品です。

住宅ローンの貸倒れ率は0.4%程度であり、中小企業への貸倒れ率の2.0%と比較すると、率として8割も低いことが分かります。

住宅ローンの貸倒れ率が低いのは、真面目な日本人は、家を守るために住宅ローンは苦しくてもなんとか返すというのが理由です。

銀行にとって見ると、99.6%の人がきちんと利息付きでお金を返してくる住宅ローンは、手堅くて魅力的な商売です。

下手に中小企業へ貸して融資が焦げ付くよりも、よほど安心してお金を貸すことができます。

そのため、繰り返しになりますが、銀行にとって見ると、住宅ローンは貸したくてしょうがない商品の一つなのです。


ただし、住宅ローンも銀行の商売です。

商売でやっている以上、顧客であるターゲットが決まっています。

例えば、高級車を販売しているドイツのメルセデス・ベンツという会社があります。

ベンツは軽自動車を購入するような人を顧客のターゲットとはしていません。

ベンツのターゲットとしている人は、企業の社長や医者、弁護士等々の富裕層をターゲットとしています。

一方で、軽自動車を販売しているスズキは、逆にベンツを購入するような人をターゲットとしてはいません。

若者や女性、高齢者の中で、気軽に近所を車で乗り回したい人たちをターゲットとしています。

それぞれの企業には、自分たちの商品を販売する上で、顧客ターゲットを決めています。

ターゲットから外れる人は相手にしないというのは、どの商品も同じです。

銀行にとっても、住宅ローンという商品を販売するにあたり、当然ながらターゲットが存在します。

そのターゲットは、都市銀行や地方銀行、信金・信組等々、銀行の規模によってちょっとずつ異なってきます。

住宅ローンのターゲットになる5つの人と非ターゲット8つの人

例えば、銀行にとって住宅ローンの販売ターゲットとしている人は、以下のような人たちになります。

住宅ローンのターゲット5タイプ

  1. 大企業勤務または公務員である
  2. 医者・弁護士等である
  3. 一定以上の年収がある
  4. 勤続年数が3年以上である
  5. 健康である

これらの人の特徴としては、いわゆる審査に通りやすい人です。

銀行は、審査という儀式を通してターゲットを選別しています。

通常の商品の販売では、軽自動車を好む人はベンツのショールームを訪れることはありません。

ただ、住宅ローンの場合、商品という感じがしないため、普段軽自動車しか購入しない人でも、間違ってベンツを購入しようとしてしまうということがあります。

つまりターゲットから外れた人が来店してくることがあります。

銀行の住宅ローンのターゲットから外れている人は、例えば以下のような人たちです。

住宅ローンの非ターゲット8タイプ

  1. 年収が低い
  2. 年金生活者である
  3. 高齢である
  4. 自営業者・フリーランスである
  5. 派遣社員・契約社員・アルバイトである
  6. 他にローンがある
  7. 勤続年数が短い
  8. ブラックリストに名前が載っている

これらの人は、住宅ローンの審査に通りにくい人または通らない人ばかりです。

銀行からすると、住宅ローンを販売したくない人になります。

なぜ販売したくない人かと言うと、代金を払いきれない可能性があるためです。

銀行にとっての住宅ローンの代金とは、利息です。

途中で住宅ローンを払えなくなるということは、利息と言う代金を途中で支払わなくなるということと同じです。

他の商売でも、「このお客さん、支払は大丈夫だろうか?」と思うことは普通にあります。

相手が大きな会社であれば、支払も間違いないと思えますが、名前も聞いたこともない会社だと、支払いが不安になるということは、どの商売も同じです。

普通の商売であれば、支払いが不安な人には商品を販売しないのは当然です。

ただ、住宅ローンは商品という感じがしないため、販売してもらえないと、「何故だ?、何故だ?」と不満や苛立ちを覚えることになります。

住宅ローンの審査とは、銀行にとって見ると、顧客ターゲットの選別であるということを知っておきましょう。

ブラックリストに載っている人

住宅ローン審査の甘い銀行があったとしても、どの銀行も「ブラックリストに載っている人」に対しては絶対に住宅ローンを貸してくれません。

ブラックリストに載っている人は、完全に銀行のターゲットから外れています。

世に言うブラックリストとは信用情報機関の事故情報リストのことを指します。

信用情報機関には、銀行系や信販・クレジット系、消費者金融系の3つが存在します。

カテゴリー機関名略称
銀行系全国銀行個人信用情報センターJBA
信販・クレジット系株式会社シー・アイ・シーCIC
消費者金融系株式会社日本信用情報機構JICC

これらの信用情報機関では、情報が共有されていることを知っておく必要があります。


例えば、過去にカード会社からの借入について延滞をしてしまったときは、クレジット系である株式会社シー・アイ・シーの事故情報に記載が残ってしまいます。

銀行は、どのような人でも住宅ローンの申込があった際、必ず信用情報機関に事故履歴が無い人かどうかを確認します。

その際、銀行系と信販・クレジット系の信用情報機関は情報共有をしていますので、過去にカード会社へ滞納をしていた人物であることが分かってしまいます。

事故情報は、本人が申告しなくても、簡単に調べられてしまう事実です。

信用情報機関に事故情報が残っていると、どの銀行も住宅ローンは貸してくれません。

住宅ローンだけでなく、自動車ローンやキャッシング等の他のローンも組めません。

ブラックリストに名前が載っている限りは、どんなに審査条件が甘い銀行でも住宅ローンを組めないということを知っておく必要があります。

住宅ローンを組むために、銀行を探し回ること自体無駄になります。

なお、ブラックリストは短くて5年、長い人なら7年程度で名前が抹消されます。

ブラックリストに名前が載っているかどうかは、本人も確認することが可能です。

心当たりのある人は、直接、信用情報機関に確認するようにして下さい。


以上、ここまで銀行のターゲットについて見てきました。

では審査の甘い銀行とはどこなのでしょうか。

そこで次に審査が甘い銀行について見ていきます。

3.住宅ローンの審査が甘い銀行はどこ?

その1.信金・信組は甘い傾向がある

銀行にとって「審査を甘くする」ということは、顧客ターゲットを広げるということです。

逆に言えば、顧客ターゲットを広げる必要がある銀行が審査は甘くなりがちです。

例えば、銀行にとって見ると「大企業勤務や公務員の人」というのは、どの銀行にとっても理想的な顧客です。

ところが、このようなピカピカの顧客は知名度の高い都市銀行に取られてしまいます。

都市銀行は銀行の中の大企業です。

知名度があるため、条件を緩めなくてもピカピカの顧客を獲得することができます。

一方で、都市銀行よりも知名度の低い地方銀行や信金・信組は、ピカピカの顧客を獲得することは難しくなっていきます。

信金・信組は銀行の中の中小企業といった感じです。

銀行は、資金力や知名度等の力関係は、都市銀行が一番強く、次に地方銀行、さらにその次が信金・信組となります。

住宅ローンの審査においても、都市銀行が一番厳しく、次に地方銀行、さらにその次が信金・信組の順番で甘くなっていきます。

力のない信金・信組は顧客獲得能力も低いため、審査を甘くすることで、ターゲットを広めに設定せざるを得ないということになります。

審査の甘い銀行を探すのであれば、とりあえず、地元の信金・信組にあたるという点が最初の一歩です。

その2.低所得ならイオン銀行

次に、住宅ローンが後発組の銀行は、顧客獲得のため審査が甘くなる傾向があります。

例えば、 イオン銀行 は勤続年数が6ヵ月以上、前年度年収が100万円以上というような甘い審査基準を設けています。

他のネット銀行は前年度年収を400万円以上としているところもあり、イオン銀行の100万円以上というのは、とても低い基準です。

収入が低い方は、 イオン銀行 がオススメです。

その3.フリーランスならスルガ銀行

さらに、ローンの貸出に積極的な銀行というのも、審査基準が甘い傾向があります。

審査基準が甘い銀行の代表格は「スルガ銀行になります。

スルガ銀行は不動産投資ローンでも審査基準が甘くて有名です。

スルガ銀行の住宅ローンは、自営業やフリーランスの人に良く利用されています。

ただし、スルガ銀行は、住宅ローンも不動産投資ローンも、共通して金利が高めです。

銀行としては、リスクを取っている分、金利を高く設定することは当然の対応であると言えます。


以上、ここまで審査が甘い銀行について見てきました。

仮に甘い銀行で審査が通ったとしても、やはり借り過ぎには注意が必要です。

そこで、最後に銀行の甘い基準と適正基準についてご紹介します。

4.甘い基準と適正基準の3つのポイント

繰り返しになりますが、住宅ローンは銀行にとって見ると貸したくてしょうがない商品です。

そのため、銀行のターゲットになる人に対しては、必要以上にお金を貸す傾向にあります。

適正な住宅ローンの借入額には、「年収倍率」や「返済率」「完済年齢」の3つの指標で見極めます。

借り過ぎとはならない適正基準としては、借入額な年収の5~6倍、年間返済額は年収の20%以内、完済年齢は65歳までになります。

ところが、実際に、銀行は適正基準以上に貸してくれる可能性があります。

適正基準と銀行の基準との間には、下表の様なギャップがあります。

指標銀行の基準適正基準
年収倍率8倍5~6倍
返済率30%20%
完済年齢80歳65歳

仮に甘い審査を通ったとしても、銀行の基準を目一杯借りてしまうと、今度は返せなくなる可能性が出てきます。

特に、甘い審査でないと住宅ローンを借りることができないような人は、無理をしないことが何よりも重要です。

自分が無理をして、銀行を儲けさせてあげる必要は全くありません。

お金を借りた人は一生懸命働かなければなりませんが、貸した銀行はふんぞり返っているだけです。

ふんぞり返っている人たちのために、身を粉にして働くのは馬鹿馬鹿しいと気づくことも必要です。

借り過ぎにはくれぐれも注意をするようにしましょう。

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5.まとめ

以上、住宅ローンの甘い審査と適正基準の3つのギャップについて徹底解説してきました。

住宅ローンは利子をつけて返さなければならないとても面倒な商品です。

本当に借りる必要があるかを見直し、借りるとしても、決して無理をせず適正な金額を借りるようにして下さい。

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