住宅ローンが返済前のマンションや戸建てを高く売る3つのポイント

投稿日:

やむを得ない引越等でマンションや戸建て等のマイホームを売却しなければいけないときがあります。

ただ、住宅ローンの返済前の物件は売れるかどうかを知らない人もいると思います。

住宅ローンが返済中で家を売却したい人の中には、

  • 住宅ローンの返済中は家を売却できるのだろうか
  • 売却すると住宅ローンはどのようになるのだろうか
  • 売却で返済しきれない住宅ローンはどうなるのだろうか

等々のことを心配されている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで今回の記事では「住宅ローンの返済中の家の売却」にフォーカスしてお伝えいたします。

この記事を読むことであなたは住宅ローンが返済中の家を売却するにはどのようにしたら良いのか、知ることができます。

イエウール

イエウール公式サイト
https://ieul.jp/

>累計利用者数1,000万人で一括査定No.1の安心実績!<
>提携不動産会社1,500社と一括査定No.1!大手・中堅~地域密着まで探せられる!<

1.ローン返済中に考えるべきは「抵当権抹消」と「売却条件」

抵当権を抹消しないと売却できない

住宅ローンを組んで住宅を購入している人は、土地と建物に抵当権が設定されています。

抵当権とは「債務者が不動産などを自分の手元に留めたまま債務の担保として提供し、債権者がその担保目的物から優先的に弁済を受けることができる担保物件のこと」

具体的には土地と建物の登記簿謄本に、以下のような内容が記載されています。

権利部(乙区) (所有権以外の権利に関する事項)
順位番号登記の目的受付年月日・受付番号権利者その他の事項
1抵当権設定平成〇年〇月〇日
第*****号
原因 平成〇年〇月〇日設定
債権額 金5,000万円
利息 年1.5%(年365日の日割計算)
損害金 年18.250%(年365日の日割計算)
債務者 ○○市○○12番地34  ○○ ○○
抵当権者 ○○市○○56番地78  ××銀行
共同担保 目録(〇)第****号

住宅ローンが返済中の物件を売却するには、この抵当権を抹消することが必須条件となります。

登記簿謄本から抵当権の記載を消すことを「抵当権の抹消」と呼びます。


例えば、AさんがB銀行から抵当権の設定を受けているとします。

理屈の上では、AさんはB銀行の抵当権をつけたままCさんに不動産を売却することは可能です。

しかしながら、抵当権を付けたまま売却してしまうと、Aさんが住宅ローンの返済が滞った場合、B銀行がCさんの家を競売にかけることになります。

するとCさんはAさんのせいで家を失うことになります。

このようなことにならないよう、通常は、売却時点でAさんが設定を受けている抵当権は外した状態で売却します。

買主は抵当権がついたままの物件は、リスクが大き過ぎるため誰も購入してくれません。

買主は、抵当権が抹消されていることを絶対条件として購入します。

抵当権の抹消方法

抵当権は、現在、返済中の住宅ローンを全て完済しないと外れません。

売却を行う場合は、事前に銀行に売却する旨を相談します。

不動産の売却は個人の自由ですので、ここで銀行が反対することはありません。

銀行としては、住宅ローンの残債を一括返済してさえくれれば、問題なく了承してくれます。

住宅ローンの残債を支払うには、売却で得たお金が必要になります。


一方で、買主は住宅ローンが外れていないと購入はしません。

そのため、買主の残金の支払いと抵当権の抹消については、「引渡日」に同日で行うことが通常です。

さらに、購入者が住宅ローンを組んで購入する場合、抹消と同時に新たな抵当権の設定が行われます。

引渡日には、売主、買主、売主の銀行担当者、買主の銀行担当者、司法書士、不動産会社が一同に会します。抵当権の抹消と残金の入金、買主の抵当権設定は同時に行われます。

以上、ここまで抵当権抹消と売却条件について見てきました。

一括返済できれば抵当権を抹消できるとしても、気になるのは売却額で本当に一括返済できるかどうかです。

そこで次にアンダーローンとオーバーローンについて見ていきます。

2.アンダーローンとオーバーローン

  • アンダーローン:住宅ローン残債が売却額を下回っている状態
  • オーバーローン:住宅ローン残債が売却額を上回っている状態

アンダーローンである場合、特に何も問題とはなりません。

引渡日の残金入金によって問題なく抵当権を抹消できます。

つまり住宅ローンが返済中の物件でも、普通に売却できます。

一方で、問題となるのがオーバーローンの場合です。

オーバーローンの場合は、一括返済で必要な金額のうち、売却額だけでは足りない部分の金額を何らかの手段で用意しなければなりません。

住宅ローンの返済中の物件を売却するためには、まず住宅ローン残債を上回る金額で売却できるか否かを最初の段階で見極める必要があります。

売却活動に本格的に入る前に、一度、物件査定を行ってください。

物件査定を行うことで、「いくらで売れそうか」という予測を立てることができます。

オーバーローンの場合は資金計画を立てる

査定の結果、アンダーローンであれば問題ありませんが、オーバーローンの場合、資金計画を立てる必要があります。

いくら足りないのか、その不足資金はどうやって確保するのか等の計画を練る必要があるのです。

「いくら必要になりそうか」については、複数の不動産会社から査定を取ることで、客観的な数字が見えてきます。

1社だけの査定で資金計画を立てると、「実は足りなかった」ということもあり得ます。

複数の不動産会社から査定を取るには、無料の一括査定サイトを使うのが便利です。

不動産一括査定サービスとは?

インターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入力すると、その情報を元に査定先、売却先の不動産会社が自動的に抽出されて、複数の不動産会社に一度に査定依頼が行えるサービスです。
不動産一括査定のイメージ図

不動産一括査定のイメージ図

不動産一括査定のオススメは 「イエウール」「すまいValue」

不動産一括査定は筆者が知っているだけでも30はあります。

中でも複数かつ信頼できる不動産会社を比較できる8つのサービス(サイト)に厳選。

その中でも

  • 大手から地域密着の不動産会社を一番探すことができる イエウール
  • 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる すまいValue
  • 【1都3県限定】売主専門の数少ない不動産会社 ソニー不動産

の3つを特オススメしています。

もちろん筆者自身も3回一括査定を利用(「 イエウール 」「 すまいValue 」「 HOME4U 」)し、とても満足しているためオススメさせてもらっています。

下記は「 すまいValue 」を利用して「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所ハウスネット」より、査定結果をもらった写真です。

とても分厚い査定書を見ながら、3社ともに丁寧に説明をしていただきました。

すまいValueを申し込んで3社から査定書をもらいました

すまいValueを申し込んで3社から査定書をもらいました

下記表が「不動産売買の仲介件数が多い不動産会社」が「どこの不動産一括査定に参加しているのか」を調査した結果です。

少し見にくく、そこまでじっくり見る必要はありません。流し読みしてください。

2018提携不動産会社

2018提携不動産会社

上記表を見ると、「三井不動産リアリティネットワーク」「住友不動産販売」「センチュリー21グループ」「東急リバブル」の4社が他の不動産会社に比べて、仲介件数が一桁多いことがわかると思います。

計算してみると日本の不動産売買の仲介件数全体の38.3%をその4社で占めています。

それだけ日本の不動産売買の取引は、大手に偏っているということ。


以上のことからも、筆者としては、最低でもこれら大手に最低でも1社には依頼できないと話にならないと思っています。

欲を言うと2~3社に依頼できたほうがベターです。

そして結論からいうと、「 イエウール 」と「 すまいValue 」を特にオススメしています。


イエウール公式サイト

イエウール公式サイト
https://ieul.jp/

筆者が「 イエウール 」をオススメしている理由は下記の通り。

イエウールは提携している不動産会社が他と比べて圧倒的に多く1,500社あります。

つまり「大手」「中堅」だけでなく、「地方・地域密着」の不動産会社にも依頼ができますので、あなたの不動産を得意としている会社が見つかりやすいわけです。

大手や中堅よりも、地域密着の不動産会社の方が、特定の地域に強かったり、社長が自ら相談に乗ってくれるのでサービスが手厚かったりなど良いことも沢山ありますからね。

どうせ同じ1回に申し込みをするのであれば、なるべく多くの不動産会社に相談したほうが、成功する可能性も高いです。

でも、中には変な不動産会社がいるのでは・・・?と心配する人もいますが、安心してください。

イエウールで依頼できる不動産会社は厳重な審査を行っております。

利用者数が1,000万人と一括査定No.1の実力があるため、不動産会社をしっかり選別できているのです。

イエウールはコチラ → https://ieul.jp/

人口が多い都市にお住まいの方は、国内TOP4のうち3社に唯一依頼ができる「 すまいValue 」も合わせて申し込むことをオススメします。

すまいValue

すまいValue公式サイト
https://sumai-value.jp/

大手不動産会社のみに特化しており、取引実績から見てもまず間違いないのは事実です。

大手不動産会社は、人口が多い都市は非常に得意としていますので、人口がそこそこ多い都市を売却検討されている方は すまいValue も申し込むといいでしょう。

すまいValueはコチラ → https://sumai-value.jp/

逆にいうと、すまいValueの弱点は、地方には対応していない可能性が高い点です。

その場合は、1つ目に紹介した イエウール がオススメです。


また、さらに1都3県(東京・神奈川・埼玉・千葉)で売却を検討されている方は ソニー不動産 も非常にオススメできます。

ソニー不動産

ソニー不動産公式サイト
https://sony-fudosan.com/

ソニー不動産は、エージェン制を採用している、国内では数少ない不動産会社。

分かりやすく言うと、売主に特化しているという点です。

他の不動産会社と違い、ソニー不動産は買主を担当しないので、「無理にでも売却金額を下げて」不動産取引を成立させるということはまずありません。

しかも今なら不動産売却の秘訣DVDが無料でもらえます。

初めてでよく分からない不動産の売却の基礎から成功の秘訣までが学べます。

まずは気軽に相談だけでもしてみると良いでしょう。

ソニー不動産はコチラ → https://sony-fudosan.com/

何となく不安と思っている方は「 HOME4U 」がオススメです。

HOME4U

HOME4U公式サイト
https://www.home4u.jp/

HOME4UはNTTグループ運営、2001年からサービス開始で歴史No.1と安心感抜群の一括査定。

NTTといえば、かなり審査に厳しいので有名です。NTTの看板を汚すわけにはいきませんからね。

提携不動産会社は900社と多くはありませんが、それだけNTTの審査が厳しくなかなか参加できないとも言えるのです。

HOME4Uはコチラ → http://www.home4u.jp/

築年数が古いボロボロの家やマンションを売却検討の方は「 リアリエ 」がオススメです。

リアリエ

リアリエ公式サイト
https://www.rearie.jp/

リアリエは家電で有名なパナソニック株式会社が運営するサイト。

最大の特徴は、リフォームプラン付きで買主に提案するため、築年数が古いボロボロの家やマンションでも魅力的に伝えて売却の可能性が上がることです。

古い家やマンションをお持ちの方はぜひ「 リアリエ 」も一緒に申し込んでみましょう。

リアリエはコチラ → https://www.rearie.jp/

少し長くなりましたので、再度まとめます。

不動産売却成功のシナリオ

  • 【ここにしておけば間違いない】大手・中堅~地域密着まで幅広く不動産会社に相談できる!一括査定の中で利用者数No.1の「 イエウール
  • 【大手のみで安心】超大手の不動産会社に唯一相談できる「 すまいValue
  • 【1都3県限定】売主専門のエージェント制を導入「 ソニー不動産
  • 【どうしても迷うなら】NTTグループ運営、運営歴No.1の「 HOME4U
  • 【古い家やマンションの方はココも!】リフォームプラン付きの売却提案をしてくれる「 リアリエ

上記で紹介した不動産一括査定以外にもありますので、ネット上でよく比較される不動産一括査定サイトの特徴を一覧でまとめました。

サイト名提携不動産会社対応地域利用者数運用歴強み弱み
イエウール 1,500社以上全国1,000万人
※2017/02時点
2013年~・利用者数が1,000万人とNo.1の安心実績
・参加不動産会数1,500社以上は一括査定No.1
運営歴が浅い
すまいValue 6社(超大手会社のみ全国
※人口の少ない都市は未対応
10万人以上/年2015年~超大手の不動産会社のみで安心
仲介件数TOP3に査定依頼が行える唯一の一括査定
地域密着の不動産会社は探せられない
ソニー不動産 ソニー不動産のみ東京・神奈川・千葉・埼玉のみ非公開2014年~国内唯一のエージェント制を導入で売手に特化
・不動産売却の秘訣DVDが無料でもらえる!
一都三県のみしか対応できない
HOME4U 900社全国500万人
※2016/12時点
2001年~

2001年から運営と一括査定で一番歴史あり
・NTTグループ運営だから安心!

提携不動産会社が少なめ
リガイド 600社全国
非公開2006年~一度の申し込みで最大10社を比較できる唯一のサイト
・旧SBIグループが運営、収益物件に強い不動産会社が多数参加
提携不動産会社が少なめ
HOME’S売却査定 1,549社全国420万人2004年~賃貸で有名なHOME'Sが不動産会社を厳しくチェック
・地域密着の不動産会社が多く参加している
大手不動産会社が参加していない
マンションナビ 非公開全国
※マンション専用
360万人2011年~売却だけではなく賃料査定も同時に行える査定が可能なのはマンションのみ(土地などは不可)
リアリエ パナソニック株式会社のみ東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県、愛知県、大阪府、兵庫県、京都府、奈良県非公開2018年~リフォームプラン付きで買主に売却提案対応地域が全国ではない
イエイ 1,000社全国300万人
※2016/02時点
2007年~悪徳な不動産会社を徹底的に排除している
・サポート体制が充実
お役立ち情報が少ない
スマイスター 1,400社全国4400万人
※2018年3月時点
2006年~・売却だけではなく、賃貸した場合の査定も可能運営会社が広告会社

査定の結果、売却は無理だと分かっても、それ以上話を進めなければ、特に問題にはなりません。

資金計画を立てる上では、売却の一括査定サイトを使うことをオススメします。


以上、ここまでアンダーローンとオーバーローンについて見てきました。

ではオーバーローンの場合、どのようにしたら抵当権を抹消できるのでしょうか。

そこで次に抵当権を抹消する3つの方法について見ていきます。

3.抵当権を抹消する3つの方法

オーバーローンの場合でも、抵当権抹消に必要な不足額を返済できれば抵当権を抹消することは可能です。

オーバーローンで抵当権を抹消する方法は以下の3つです。

抵当権抹消方法1.貯金を切り崩す

不足分を貯金で補える場合、貯金と合わせて住宅ローン残債を一括で返済を行います。

不足分を貯金で賄うことができれば、余計な費用もかからないため、この方法がベストです。

ただし、貯金を使う場合、子供の養育費等の計画が狂わないか確認してから使うようにしてください。

貯金を使い過ぎて、後から教育ローン等の金利の高いローンを借りるようなことがないように、注意して貯金を切り崩すようにしてください。

抵当権抹消方法2.住み替えローンを活用する

買換えの場合、住み替えローンを使うと、抵当権を抹消して売却することができます。

住み替えローンとは、ローン残債から売薬額を除いた残額を、新たに購入する不動産と合算して借り換えるローンのことです。

住み替えローンは次に購入する物件の価格以上のローンを組むことになるため、借金が単純に増えてしまうことになります。

また、過剰なローンを抱えることから、審査も厳しく、誰しもが使えるローンではありません。

審査は通常の住宅ローンよりも厳しめになります。

ただし、住み替えローンも住宅ローンの1つであるため、低金利で長期に組めるメリットがあります。

他にローンを組むのであれば、住み替えローンを組んだ方がメリットは高いです。

さらに、住み替えローンを使うことで、貯金に手を付けずに残しておくことが可能です。

子供が将来大学に行くための貯金であれば、その貯金には手を付けず、住み替えローンを使った方が良いというケースもあります。

抵当権抹消方法3.無担保ローンを活用する

正直あまりオススメしませんが、最悪の場合、無担保ローンを借りるという手はあります。

都市銀行でもフリーローンという名で、無担保で借りることのできるローンは存在します。

都市銀行であれば、消費者金融よりは金利は安いため、安心して利用することが可能です。

300万円程度であれば、大手の銀行でも取り扱いを行っています。

ただし、無担保ローンは住宅ローンとは異なり、金利が総じて高いです。

都市銀行でも6%前後の金利を設定しています。

無担保ローンは慎重に利用するようにして下さい。


以上、ここまで抵当権を抹消する3つの方法について見てきました。

オーバーローンの場合は、少しでも家を高く売り、残債の返済を軽くすることが一番重要なことになります。

そこで次に家を高く売却する方法についてご紹介します。

4.家を高く売却する3つのポイント

ポイント1.一般媒介にて売却する

不動産の売却を不動産会社へ依頼する場合、不動産会社と媒介契約を締結します。

倍系契約には、「一般媒介契約」「専任媒介契約」「専属専任媒介契約」の3種類があります。

特徴一般媒介契約専任媒介契約専属専任媒介契約
他業者への依頼重ねて依頼ができる重ねての依頼ができない重ねての依頼ができない
自己発見取引認められる認められる認められない
制約に向けての不動産会社の義務努力義務積極的努力義務積極的努力義務
不動産会社の業務処理状況の報告義務特になし2週間に1回以上の報告1週間に1回以上の報告
レインズへの登録特になし契約締結日の翌日から7日以内に登録契約締結日の翌日から5日以内に登録

媒介契約の中で、一般媒介契約のみ複数の不動産会社へ仲介を依頼することが可能です。

複数の不動産会社へ仲介を依頼すれば、それだけ高く購入してくれる買主を見つけてくれるチャンスが増えます。

不動産を高く売却するためには、チャンスを増やせる一般媒介契約の方が望ましいです。

また不動産会社へ支払う仲介手数料は成功報酬となります。

一番高い買主を連れてきてくれた不動産会社のみに支払えば良いので、何社に依頼しても同じです。

無料の一括査定サイトで知り合った複数の不動産会社に、そのまま一般媒介でお願いしてしまえば、高く売却することができます。

一括査定サイトを使って不動産を高く売却する方法については、下記に詳しく紹介していますので、ぜひご参照ください。

殿堂
不動産一括査定は大丈夫?利用者のリアル評判とデメリットまとめ

マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたとき、多くの人がインターネットで調べます。 そして、いろいろなサイトを見ていると、あなたはあることに気がつくでしょう。 「不動産一括査定 ...

ポイント2.瑕疵担保保険を付保する

不動産の売買では、売主が瑕疵担保責任を負います。

瑕疵とは、売却の目的物が通常有している品質・性能を欠いている状態のことを言います。

売却後に瑕疵が発見されると、売主は損害賠償を請求されるか、もしくは契約を解除されてしまいます。

これを瑕疵担保責任と言います。

瑕疵担保責任は売主のとって非常に重い責任のため、個人間の売買では、売主の瑕疵担保責任は3ヶ月程度とするか、もしくは瑕疵担保責任を免責とする等の措置を行うことが一般的です。

その一方で、売主の瑕疵担保責任を限定的にし過ぎてしまうと、買主が瑕疵に遭遇した場合の損失が広がることになります。

そこで、瑕疵担保責任を保険でカバーすることで、買主に安心感を与える保険があります。

それが瑕疵担保保険です。

尚、瑕疵担保保険を付保すると、買主が負担する不動産取得税や登録免許税が軽減されるという特例もあります。

そのため、瑕疵担保保険を付保した物件は、全ての買主にとってメリットがり、高く売却しやすくなります。

瑕疵担保保険については、下記に詳しく解説していますので、ぜひご参照ください。

481view
売主・買主必見!瑕疵担保保険を付保したときの税制優遇全まとめ

近年、注目を浴びつつある「住宅瑕疵担保責任保険」は、その効果は瑕疵発見時の保険だけに留まりません。 瑕疵担保保険を付保した物件には、様々な税制優遇が設けられているため、買主に経済的なメリットがあります ...

273view
不動産の売却価格を高くする既存住宅売買瑕疵担保保険の基礎を徹底解説

中古物件の購入者の最大の心配ごとは「この物件、壊れていないだろうか」という点です。 もし、不動産の売主が「買主の最大の心配ごと」にしっかりと対応できたら、買主も安心して物件を高く買ってくれるのではない ...

244view
不動産の売却価格を高くする建物インスペクションの基礎を徹底解説

最近、インスペクションという言葉を新聞等でも徐々に見かけるようになってきました。 SUUMOなどの不動産ポータルサイトでも物件の検索条件の中に「インスペクション済み」のような項目も登場しています。 イ ...

ポイント3.引越してから売却する

住宅は住みながら売却するよりも、引越した後、綺麗にした状態で売却した方が有利です。

買い替えの場合、売却を先に行う「売り先行」と購入を先に行う「買い先行」があります。

買い先行では、先に引越をすることができ、物件を綺麗にした状態で購入希望者に内覧をさせることができます。

部屋を空の綺麗な状態にしておくことは、買主の印象を良くすることになり、売却しやすくなります。

高く売るのを選択するのであれば、できるだけ先に引越を行ってから売却するようにしましょう。

尚、居住中のマンションを売却する場合については、下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

605view
マンションの売却は内覧を攻略しよう!準備から当日まで完全ガイド

スムーズなマンション売却のカギを握るのが「内覧」です。 内覧とは、購入希望者が物件を見に来ること ここで気に入ってもらわなければ、いつまでたっても売却できません。 内覧を成功させるためには、もちろん掃 ...

以上、ここまで家を高く売却する方法について見てきました。

オーバーローンの売却では、少しでもお金を確保したいところです。

そこで最後に、オーバーローンの場合に使えるお得な税金の特例についてご紹介します。

5.オーバーローンで売却するときのお得な税制

個人がオーバーローンの居住用財産を売却した場合、確定申告により源泉徴収税の還付を受けることができるお得な税制があります。

その特例は「居住等財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」です。

この特例は、買換えをしなくても、譲渡損失の金額のうち住宅ローンの金額からその譲渡資産の譲渡価額を控除した残額を限度として、給与所得等との損益通算ができます。

控除しきれなかった損失は、翌年以降3年間の繰越ができます。

下図でいうと、青い部分(オーバーローンの部分)を損失として、他の所得とぶつけることができます。

具体的には、確定申告により給与所得とぶつけることで、給与所得で支払っている源泉徴収税を取り戻すことができます。

これを「損益通算」と呼びます。

この特例は、売却する不動産が居住用財産(マイホーム)であることが前提です。

居住用財産とは、以下の要件を満たす不動産になります。

【居住用財産の要件】

  1. 現に居住している家屋やその家屋と共に譲渡する敷地の譲渡の場合
  2. 転居してから3年後の12月31日までに、居住していた家屋やその家屋と共に譲渡するする敷地の譲渡の場合(この間に貸付や事業用に供していても適用となる)
  3.  災害などにより居住していた家屋が滅失した時は、災害のあった日から3年を経過する日の属する年の12月31日までに、その敷地だけ譲渡する場合
  4.  転居後に家屋を取り壊した場合には、転居してから3年後の12月31日までか、取壊し後1年以内か、いずれか早い日までに譲渡する場合(取壊し後にその敷地を貸し付けたり、事業の用に供したりすると適用外となる)

さらに、居住用財産が以下の譲渡の要件を満たす売却であることが必要になります。

【売却の要件】

  1. 譲渡契約締結日の前日において借入金残高があること。
  2. 買い替えは要件ではない。
  3. 個人が平成16年1月1日から平成29年12月31までの間に、その有する家屋又は土地でその年1月1日において所有期間が5年を超える居住用財産で次の(a)から(d)のいずれかに該当するものを譲渡すること。
    • (a)   現に自分が住んでいる住宅
    • (b)   以前に自分が住んでいた住宅で、自分が住まなくなった日から3年後の12月31日までの間に譲渡されるもの
    • (c)    (a)や(b)の住宅及びその敷地
    • (d)   災害によって滅失した(a)の住宅の敷地で、その住宅が滅失しなかったならば、その年の1月1日における所有期間が5年を超えている住宅の敷地
  4. その個人がその譲渡に係る契約を締結した日の前日においてその譲渡資産に係る一定の住宅借入金等の金額を有すること
  5. 繰越控除する核燃分の合計所得金額が3,000万円以下であること。
  6. 譲渡先が、その個人の配偶者その他特別の関係があるものではいこと。

オーバーローンでの売却は、資金的に苦しくなることが多いです。

居住等財産の譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例」は、オーバーローンの売却でも源泉徴収税額を取り戻せるありがたい特例です。

活用することをぜひオススメします。

尚、具体的な計算方法については、下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

1,282view
本当に家売却は可能?売却金額よりもローン残債が多いオーバーローン状態

不動産の売却額よりもローン残債が大きい状態のことをオーバーローンと言います。  査定額を取ってみて、オーバーローンの方は、 オーバーローンでも不動産って売れるの? オーバーローンでの売却の時の注意点っ ...

また買い替えを行う場合、類似の特例があります。

その特例は下記に詳しく記載しています。ぜひご参照ください。

1,971view
居住用財産の買換えに係る譲渡損失の損益通算及び繰越控除の特例について徹底解説

アメリカ人は一生のうち3回は家を買い替えると言われていますが、日本でも住宅を買い替える人が増えてきました。  住宅は価値が落ちやすく、買換えでは損が発生しやいのですが、特例を活用すると、その損によって ...

すまいValue

すまいValue公式サイト
https://sumai-value.jp/

>業界をリードする大手6社だから間違いない!<
>年間利用10万件越え!最大級の一括査定サイト<

6.まとめ

以上、住宅ローンが返済前のマンションや戸建ての売却方法について徹底解説してきました。

住宅ローンが返済中であっても、家を売ることは可能です。

まずは査定を行って資金計画を立てることから始めてみるようにしてください。

スポンサーリンク

スポンサーリンク

おすすめ記事一覧

21,088view

一生涯でマンションを売却する機会は、ほとんどありません。 おそらくあなたも今回がはじめてのマンション売却ではないでしょうか。 何から始めたらいいのか分からず、インターネットでいろいろなサイトを見ている ...

21,427view

マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたとき、多くの人がインターネットで調べます。 そして、いろいろなサイトを見ていると、あなたはあることに気がつくでしょう。 「不動産一括査定 ...

3,000view

土地を売却する機会は、人生でそう何度もない人がほとんどだと思います。 まず、何からはじめていいのか、わからなくて当然です。 でも、土地の取引は大きな金額が動くので、絶対に失敗したくありませんね。 この ...

9,182view

不動産を売却した時、あなたには多額のお金が手に入ります。 お金が手に入れば、残念ながら「税金」というものが掛ります。 不動産は金額が大きいだけに「税金」が気になるのも無理はありません。 実は、不動産売 ...

-不動産売却, 住宅ローン

Copyright© 不動産売却の教科書 , 2018 All Rights Reserved.