家を建てる前に知っておきたい費用と注意点について徹底解説

更新日:

夢のマイホームを建てるのであれば、やっぱり注文住宅に憧れている人も多いのではないでしょうか。

注文住宅は、ゼロから設計するため、自分たちのこだわりを反映できるというメリットがあります。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 家を建てるにはいくらくらいかかるのだろうか
  • 自分の予算でどんな家が建てられるのだろうか
  • 家を建てる際の注意点を知りたい

そこで今回の記事では「家を建てる」ことにフォーカスしてお伝えいたします。

この記事を読むことで、あなたは自分の予算でどのような家を建てることができるのか分かるようになり、また家を建てるにあたっての注意点も知ることができます。

株式会社グロープロフィット 代表取締役 竹内英二

【執筆・監修】不動産鑑定士・不動産コンサルティングマスター

株式会社グロープロフィット 代表取締役

竹内英二

日本土地建物株式会社にて、不動産鑑定や開発用地の仕入れ担当を11年間に渡り従事。オフィスビル・賃貸マンション等の開発も行っていたことから、土地活用・不動産投資の分野に強い。

資格不動産鑑定士・中小企業鑑定士・宅地建物取引士・不動産コンサルティングマスター・賃貸不動産経営管理士・不動産キャリアパーソン資格

1.どんな家を建てられるかを知るベストな方法

注文住宅は、ゼロから設計するため、割り切って安く建てることも可能ですし、こだわって超高級住宅にすることもできます。

予算次第で、どんな家になるか全く異なるということが注文住宅の特徴です。

注文住宅では、土地と建物を別々で購入します。

土地については、エリアによって単価や標準的な広さが異なります。

土地単価が高ければ、30~40坪の敷地が標準のエリアもあり、土地単価が安ければ70~80坪が標準というエリアもあります。

一方で、建物については、全国的に建築費は同じです。

そのため建物の予算が決まっていれば、概ねどのような建物を建てることができるのかをあらかじめ知ることができます。

どのような建物を建てることができるかについては、インターネットで無料カタログを請求するのが便利です。

LIFULL HOME’Sの住宅メーカーカタログ比較サービス 」なら、予算別で注文住宅のカタログを無料で取り寄せることが可能です。

建物の予算が1,000万円しかなくても、1,000万円台での注文住宅のカタログを請求することができます。

注文住宅は設計次第で、金額が大きく異なってしまいます。

そのため、設計に入る前に、ある程度のイメージを持っておくことが重要です。

予算を無視して設計を始めると、後から設計を大幅に見直す必要があり、ガッカリすることになります。

カタログによって、自分の予算であればどのような家を建てることができるのか、あらかじめイメージを持っておきましょう。

以上、ここまでどんな家を建てられるかを知るについて見てきました。

注文住宅は土地から購入して、ゼロから設計するため割高です。

どのような費用がかかるのかについても知っておく必要があります。

そこで次に注文住宅を建てる費用について見ていきます。

2.注文住宅を建てる費用一覧と注意点

注文住宅は、土地と建物を別々に購入することになります。

土地購入と建物購入にかかる費用は、それぞれ以下の通りです。

土地購入にかかる費用

  • 土地価格
  • 仲介手数料
  • 土地の不動産取得税
  • 土地の登録免許税
  • 登記のための司法書士手数料
  • 土地の契約書に貼付する印紙税

住宅購入にかかる費用

  • 請負工事費
  • 設計料
  • 建物および設計料に係る消費税※
  • 建物の不動産取得税
  • 建物の登録免許税
  • 登記のための司法書士手数料
  • 請負契約書に貼付する印紙税
  • 水道利用加入金(自治体による)
    ※消費税は土地に対しては発生しませんが、建物に対しては発生します。

注文住宅は、マンションや建売住宅(最初から建物が建っている新築住宅のこと)と比べると、諸費用が割高になります。

特に費用としては設計料が発生するのが特徴です。

  • マンションや建売住宅は既に建っている家を購入するため設計料は不要
  • 注文住宅では設計から建物を建てる必要があるため、設計士へ支払う設計料が必要

また、新たに水道を引く場合には、自治体によっては水道利用加入金というものを支払う必要があります。

水道利用加入金とは、水道を引くための権利を得るための自治体へ支払うお金です。

諸費用については、マンションや建売住宅であれば、土地建物価格に対して4%程度が目安です。

一方で、注文住宅については、土地建物価格に対して10%程度が目安になります。

諸費用については、基本的に住宅ローンの対象とはなりません。

注文住宅を建てる際には、諸費用分も含めて十分な自己資金を用意しておきましょう。

以上、注文住宅を建てる費用について見てきました。

では、注文住宅を建てる際にはどのような注意点があるのでしょうか。

そこで、最初に親の反対は避けるという注意点について紹介します。

3.家建てる前に確認しておきたい2つのこと

1つ目:必ず親の了解はもらう

家を建てる際、親の反対は絶対に避けるという点が注意点です。

たまに親に相談せずに家を建てる人がいますが、それも絶対に避けるべきです。

家は最低限、親の理解を得てから建てることが鉄則です。

注文住宅では、完成までの間に時間がかかりますが、実はその間に「親の猛反対」が理由でキャンセルをする人が少なくありません。

キャンセルする場合、土地の手付金や建物の契約金等、数百万円のお金を支払わなければならなくなります。

これはとても無駄なことです。

2つ目.できれば親から援助ももらう

むしろ、最近では親の了解を取る以上に、親から頭金を援助してもらうことが一般的になってきました。

親から援助を受けることは恥ずかしいことだという考えもまだまだ多いです。

しかしながら、可能であれば援助は受けるべきです。

現在は、住宅価格は親の世代よりも高くなっていますが、平均年収は親の世代よりも低くなっているような時代です。

親の世代であれば、父親だけの収入で住宅ローンを返すことができましたが、今では共働きでないと、とてもじゃありませんが住宅ローンを返済できません。

近年、女性の社会進出が進んでいますが、裏を返せば共働きでないと、「共働きじゃないとやっていけない」家庭が増えたということでもあります。

親へは了解を取るだけではなく、出来る限り援助をもらって家を建てるようにして下さい。

せっかくの注文住宅ですので、住宅ローンが支払えなくなって競売にかかるようなことは避けたいです。

贈与の非課税制度ができて援助されやすくなっている

尚、国もこのような状況を理解しており、親から住宅資金を援助しやすいように政策を整えています。

親からの住宅資金の援助には、「贈与税の住宅取得等資金の非課税制度」という制度があります。

贈与税の住宅取得等資金の非課税制度とは、平成33年12月31日までに贈与を受けた年の合計所得金額が2,000万円以下である20歳以上の子または孫などが、父母または祖父母などから住宅取得等資金の贈与を受けた場合に所定の額を限度額に贈与税が非課税となる制度

非課税限度額は、下表の通りとなります。

尚、贈与税の住宅取得等資金の非課税制度を受けるためには、住宅の面積が50㎡以上240㎡以下という要件があります。

契約年月質の高い住宅※左記以外の住宅
平成28年1月~平成31年3月1,200万円700万円
平成31年4月~平成32年3月1,200万円700万円
平成32年4月~平成33年3月1,000万円500万円
平成33年4月~平成33年12月800万円300万円

※質の高い住宅とは、省エネルギー性、耐震性、バリアフリー性を備えた良質な住宅のこと

家を建てるのであれば、「贈与税の住宅取得等資金の非課税制度」を上手く活用することが重要です。

親の了解を取った後は、住宅取得資金についても援助してもらいましょう。

以上、ここまで親の反対は絶対に避けるについて見てきました。

注文住宅を建てる際、親の反対以外にも注意点があります。

それは住宅ローンについてです。

そこで次に住宅ローンを組む際の注意点についてご紹介します。

4.住宅ローンを組む際の注意点

気をつけておきたい「つなぎ融資」

注文住宅の場合、住宅ローンに注意が必要です。

注文住宅で家を建てる人は、住宅ローンに関して1つ知っておかなければならない知識があります。

それは「つなぎ融資」です。注文住宅では、土地を購入してからその後に建物を建てます。

建物が竣工するまで、土地の購入費の他、建物工事費の着手金や中間金といった大きなお金が発生します。

実は、建物が竣工するまでに必要なこれらの費用に関しては、住宅ローンを借りることができません。

住宅ローンはあくまでも建物が竣工したときに、はじめて借りることのできるローンです。

つまり、土地の購入代金や、建物工事費の着手金や中間金等のお金に関しては、住宅ローンを組めないということ

つなぎ融資とは

はじめてこのことを聞くと、「えっ、それじゃ家なんて建てられない」と心配になる方も多いと思います。

しかしながら、そのような心配は無用です。

ここで登場するのが「つなぎ融資」です。

つなぎ融資とは、建物の竣工までに必要な土地購入代金や建物の着手金、中間金、設計監理料等のお金を一時的に「つなぎで借りる」融資のこと

注文住宅を借りる人は、竣工までの間、つなぎ融資でお金を借ります。

竣工までは利息を払い、竣工時点で住宅ローンと借換を行います。

住宅ローンは、あくまでも竣工と同時にはじめて借りることがでます。

マンションや建売住宅では、購入時に既に建物が竣工しているため、「つなぎ融資」は登場しません。

つなぎ融資は、未完成の物件を購入する注文住宅ならではの融資です。

銀行側からすると、建物が建つ前の不安定な状態でローンが払えなくなるような事態が発生すると、竣工前は回収しにくいという理由で住宅ローンを貸すことはできないのです。

つなぎ融資のコストは高い

つなぎ融資は住宅ローンに比べると、金利が高い等のデメリットがあります。

金利の他、手数料や保険料もかかります。

つなぎ融資のコスト

  • 金利:2.5~3.5%程度
  • 手数料:3~10万円
  • 保険料:融資額の0.6%程度

建物が竣工するまでの間、半年程度つなぎ融資を借りると、40~50万円余計にかかります。

注文住宅は、つなぎ融資の分だけ、マンションや建売住宅よりも割高になります。

自己資金で土地を購入する等、なるべくつなぎ融資を使わない方が全体のコストを安く抑えることができます。

つなぎ融資については下記記事で詳しく解説しています。

不動産売却のつなぎ融資メリット・デメリットとおすすめ会社

不動産の売却と同時に、買い替えを行う場合、一番心配なのは資金繰りです。先に新居を購入してから、家を売却する場合はつなぎ融 ...

続きを見る

失敗しない注文住宅選びは、多くのカタログを見て学ぶ

注文住宅は設計次第で1,000万円で建てることもできれば、1億円で建てることもできます。

素人のあなたがあれやこれや考えても、想像が出来ないでしょう。

また、住宅メーカーにより外観の違いや得意・不得意もありますので、まずは多くの住宅メーカーからカタログを取り寄せるのがベストです。

1つ1つハウスメーカーに自分の予算やイメージを伝えるのは大変面倒。

ただし、家は何度も買えるものではなく、人生で一発勝負なので、それぐらい時間を掛けるべき・・・

そこで便利なサービスが「LIFULL HOME’Sの住宅メーカーカタログ比較サービス」です。

自分の予算や理想のイメージをネット上で入力すると、条件に合うハウスメーカーから一気にカタログ請求できます。

利用も無料でできますので、ぜひ注文住宅を考えている人は利用することをオススメします。

5.まとめ

以上、家を建てる前に知っておきたい費用と注意点について徹底解説してきました。

注文住宅はマンションや建売住宅よりも割高です。

可能であれば、親からの援助も獲得し、自己資金を十分に確保した上で計画を立てましょう。

売却体験レポート募集中

【不動産売却の教科書】Amazonギフト券1,000円をプレゼント

合わせて読まれている記事

おすすめ記事一覧

54,588view
マンション売却の流れと早く高く売るコツ

一生涯でマンションを売却する機会は、ほとんどありません。 おそらくあなたも今回がはじめてのマンション売却ではないでしょう ...

46,127view
不動産一括査定

不動産一括査定のオススメを先に見たい人はコチラ マンションや一戸建て、土地などの「不動産を売りたい」と考え始めたとき、多 ...

7,145view
一戸建て売却は苦戦しやすい?トラブルなく高額査定してもらう4つのコツ

一戸建て(一軒家)を売却するには、正しい手順があります。 でも、一戸建ての売却をする機会は、人生でそう何度もありませんか ...

1,800view
知らなきゃ損する!土地売却の2つの方法と流れ・高く売るポイント

この記事では、はじめて土地を売る方でも失敗しないように、土地売却の流れ・あらかじめ知っておきたい注意点について分かりやす ...

-家購入

Copyright© 不動産売却の教科書 , 2019 All Rights Reserved.