【チェックリスト付】中古一軒家を購入するときの内覧準備と20チェックポイント

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一軒家の中古物件を購入するには、購入前にしっかりと物件をチェックすることが重要です。

気になる物件を事前に見せてもらうことを「内覧」と呼びます。 

内覧は目的意識をもってしっかりと準備していかないと、「ふら~」っと行って終わってしまいます。 

こんな悩みをスッキリ解消!

  • 中古の一軒家ってどんなところをチェックすれば良いのだろうか
  • 中古の一軒家の内覧で準備すべきものは何?
  • 安心して中古の一軒家を買うにはどうしたら良いの?

そこで今回の記事では「中古の一軒家」にフォーカスしてお伝えいたします。

この記事を読むことであなたは中古の一軒家を購入する際の内覧の準備やチェックポイントについて知ることができます。

株式会社グロープロフィット 代表取締役 竹内英二

【執筆・監修】不動産鑑定士・不動産コンサルティングマスター

株式会社グロープロフィット 代表取締役

竹内英二

日本土地建物株式会社にて、不動産鑑定や開発用地の仕入れ担当を11年間に渡り従事。オフィスビル・賃貸マンション等の開発も行っていたことから、土地活用・不動産投資の分野に強い。

資格不動産鑑定士・中小企業鑑定士・宅地建物取引士・不動産コンサルティングマスター・賃貸不動産経営管理士・不動産キャリアパーソン資格

1.内覧に行く前にしておく2つのこと

内覧に行く前はしっかりと事前準備し、目的意識を持つことが重要です。

確認1.大型家具の寸法を測っておく

主な準備内容としては、家の中にある大型家具の寸法を測っておくようにしてください。

今の家には、搬入する際に苦労した幅の広い家具が1~2個はあるはずです。 

幅の広い家具以外にも、背の高い家具も要注意です。

幅が狭くても背が高過ぎて引越し先に入らない家具もあります。 

組み立て式でないものや背の高い家具に関しては、事前に寸法を測り、内覧時に入るかどうかを確認しましょう。 

確認2.家のコンセントの数を確認しておく

また、今の家のコンセントの数も確認しておきます。

購入する家が、今の家のコンセントと同じ数を持っていれば特に問題ありません。 

コンセントで特に注意をしたいのが、今の家でタコ足配線をたくさん使っている部屋です。

例えば今のリビングにコンセントが3つあって、既にタコ足配線を使っている場合があります。

そのような場合、引越し先のリビングにコンセントが2つしかないと、タコ足配線を多用することになるため、注意が必要です。 

タコ足配線を多用し過ぎると、ブレーカーが落ちる、または火災となる原因になります。 

今の環境をそのまま再現する必要はありませんが、現状でコンセントを多用している家の方は、内覧時にコンセントの数には注意するようにして下さい。

以上、ここまで内覧前の事前準備について見てきました。

内覧では忘れずに持っていきたいものがあります。

そこで次に内覧時に持っていくものについてご紹介します。

2.内覧当日に持っていく8つの道具

内覧時に持っていくものは以下のものがあります。 

  1. メジャー
  2. 筆記用具
  3. 画版
  4. デジカメまたはスマホのカメラ
  5. 方位磁石
  6. 間取り図
  7. 周辺地図
  8. チェックシート

メジャーは必須です。

特に、建具などの幅はきちんと図るようにして下さい。

また、階段に手すりがある場合、手すりの出っ張りを加味すると、その幅が扉の幅よりも狭い場合があります。 

このような場合、家具が扉を通過できたとしても、階段を登れないということもあります。

物件を良く見て狭そうだと感じた部分は、必ず図っておくようにしましょう。

写真についても、売主の了承を得た上で、できるだけ撮っておくことをオススメします。

また、間取り図は必ず持っていくようにして下さい。

計測した寸法やコンセントの位置は、間取り図にそのままどんどん書き込んでいきます。

気付いた部分があれば、間取り図に直接メモするようにして下さい。 

メモは画板のような板を持っていくと、書き込みやすいです。 

物件の周辺図について持っていくようにして下さい。

売主から聞いた生活利便施設を地図に書き込んでおくと便利です。

チェックシートについては、次章でサンプルを紹介します。

以上、ここまで内覧時に持っていくものについて見てきました。

では、内覧ではどのような部分をチェックすれば良いのでしょうか。

次に内覧時のチェック箇所についてご紹介します。

3.【チェックリスト付き】内覧時にチェックする外部6つ・内部8つ

内覧時は、一軒家の外部と内部の両方をしっかりと見るように指定下さい。

外部と内部のチェックポイントは以下の通りです。 

外部のチェックリスト

  1. 外壁のひび割れ、汚れなどの有無
  2. 給湯器等の設置または交換時期を確認
  3. 基礎のひび割れの有無
  4. 鉄部の錆や腐食、防水塗装面の損傷の有無
  5. 雨どいの損傷の有無
  6. 屋根からの雨漏りの有無

内部のチェックリスト

  1. 床板のたわみ、床鳴り等の有無
  2. 建具に不具合の有無
  3. 建具の寸法
  4. コンセントの位置や数、壁面の寸法の確認
  5. 窓などの開口部からの雨漏りの有無
  6. 浴室やトイレの汚れ、カビの有無
  7. キッチンの汚れ具合、換気扇の不具合の有無
  8. 土台の腐食の有無 

内覧で気付いた不具合は、その後、価格交渉でも使えます。

ただし、あまり重箱の隅をつつくような価格交渉はかえって逆効果です。

売主が他の買主へ売却してしまう可能性もあります。

不動産会社から買う場合を除き、売主はプロの販売会社ではなく、あなたと同じ一般の個人です。

価格交渉をする場合には、大きな必要修繕箇所に関して、売主側で修繕をしてから引渡すように打診することが第一歩です。

そこで、売主側が修繕を嫌がった段階で、値下げ交渉をするのがスムーズです。

売主もいきなり値引き交渉をされると、強い拒否反応を示しますが、修繕の交渉なら、「やっぱりしないといけないのかな~、でもお金出したくないな~」という反応になります。 

もし売主が修繕を嫌がったなら「では修繕する代わりに値引きしてください」と言った方が、売主も要求を飲み込みやすいです。 

内覧でチェックした内容を上手く活用するようにしましょう。 

参考までに、内覧時に持参するチェックシートを以下に示します。

自分で使いやすいようにアレンジしておくと良いでしょう。

こちらにPDFも用意しておりますので、ぜひダウンロードし印刷して持参しましょう。

No.チェック項目有無備考欄
1外壁のひび割れ、汚れなどの有無  
2給湯器等の設置  
3給湯器の換時期を確認  
4基礎のひび割れの有無  
5鉄部の錆や腐食の有無  
6防水塗装面の損傷の有無  
7雨どいの損傷の有無  
8屋根からの雨漏りの有無  
9床板のたわみ、床鳴り等の有無  
10建具に不具合の有無  
11建具の寸法  
12天井の高さ  
13コンセントの位置  
14コンセントの数  
15壁面の寸法の確認  
16窓などの開口部からの雨漏りの有無  
17浴室やトイレの汚れ、カビの有無  
18キッチンの汚れ具合  
19換気扇の不具合の有無  
20土台の腐食の有無  

以上、ここまで内覧時のチェック箇所について見てきました。

内覧時では、売主との会話も重要です。

そこで次に内覧時に売主に聞くべきことについて確認します。

4.内覧時に売主に聞くべき「周辺環境」

不動産の購入は、単純に家を買うだけではありません。

家を買うということは、「周辺の環境を買う」ということでもあります。 

そのため、売主にはぜひ今まで住んでいたことで得た地域の生の情報を聞き出すようにしましょう。

主婦の方であれば、食品スーパーの情報等は気になると思います。

お肉や魚がおいしいお店といった情報は、住んでいる人にしか分かりません。

周辺にいくつかスーパーがある場合、どこがオススメか聞いておくことをオススメします。

周辺の病院や診療所についても確認しておくと良いです。

評判のいいお医者さんは地元の人しか知りません。

「耳鼻科ならあそこ」「歯医者ならちょっと遠いけどここが良い」等々の情報をもらえると良いでしょう。

売主のお子さんが自分の子供より少し年上の場合、塾の情報も聞いておくのが良いです。

特に中学生の通う塾は、地元の評判がとても大切になります。

中間テストや期末テストに対応してくれる塾や、頭の良い子が通っている塾など、自分の関心のあることを聞いておきましょう。

このような地域の生の情報は、不動産会社はそこまで詳しく把握していません。

地域の生の情報は売主に聞くのが一番です。 

内覧では周辺環境をしっかりと確認しておくことが重要です。

以上、ここまで内覧時に売主に聞くべきことについて見てきました。

内覧は家に帰るまでが内覧です。

そこで次に内覧帰りに確認したいことについて解説します。 

5.内覧帰りに教えてもらった「スーパー」に寄るのが大事

内覧を終えたら、売主に教えてもらった食品スーパーに立ち寄って帰ります。

本来なら、病院や塾等も見て帰りたいですが、そこまですると大変なため病院や塾については省いて構いません。 

需要なのは、ほぼ毎日通うであろう食品スーパーです。

物件からスーパーまでの距離や、肉や魚と言った品質が大切となる食材等についても確認しておきます。

試しに買って帰るのが良いでしょう。

また駅までの道も確認しておいた方が良いです。

薄暗い場所の有無や、子供が危険な目に遭うような場所が無いか等、周辺環境もしっかりと確認するようにして下さい。

一軒家の購入では、物件そのものがあまり気に入らなくても、周辺環境が気に入って物件を購入する人はたくさんいます。

それだけ周辺環境はとても重要な要素です。

周辺環境も買うつもりで、ウロウロ見るようにしましょう。

以上、ここまで内覧帰りに確認したいことについて見てきました。

最後に確認したいことにインスペクションがあります。

そこで次にンスペクションの有無について紹介します。 

6.知っておきたい「インスペクション」の有無

インスペクションとは、建物状況調査のこと

住宅の基礎や外壁等のひび割れ、雨漏りなど構造上の安全性や日常生活への支障があると考えられる劣化や性能低下の有無について、建物の専門家が目視や計測によって調査を行います。 

インスペクションはプロによる調査であるため、インスペクションに合格している一軒家であれば、とりあえず安心です。

インスペクションは、売主が任意に実施します。

内覧の際には、インスペクションを実施しているか、さらにインスペクションに合格しているか確認するようにして下さい。 

またインスペクションに合格していると、建物が「既存住宅売買瑕疵担保保険(以下、「瑕疵担保保険」)」に加入できます。 

瑕疵担保保険とインスペクションについては、以下の記事に詳しく記載しています。

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瑕疵担保保険に加入している物件は、不動産取得税や登録免許税、住宅ローン減税において軽減を受けることができます。

買主にとってはお得な話ですので、確認するようにしましょう。

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利用も無料でできますので、ぜひ注文住宅を考えている人は利用することをオススメします。

7.まとめ

中古の一軒家を購入するための内覧の準備やチェックポイントを解説してきました。

一軒家の購入は数千万円もする大きな買い物です。

しっかりと準備し、後悔のない買い物をするようにしましょう。

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