住みながらリフォームする2つのメリットと3つのデメリット

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そろそろリフォームしようかと考えた際に気になる項目はいろいろありますが、そのうちのひとつが「住みながらリフォームできるのか」という点でしょう。

住宅を丸ごと解体して一から建築していく建て替えとは違って既存の住宅を残しながら進めるのがリフォームですから、仮住まいの手間をかけたくないというケースは多いです。

  • 住みながらリフォームは可能なのだろうか?生活は今まで通りできる?
  • どれぐらいのリフォーム工事であれば、住みながら可能だろうか?
  • 住みながら仮住まいかの判断はどうしたらいいだろうか?

この記事では、工事中の生活はどういったものなのか、メリットとデメリットはそれぞれどうなのかについて紹介し、住みながらリフォームするかどうかの判断ポイントや注意点についてお伝えします。

1.仮住まいか住みながら進めるか…リフォーム工事中の生活はこうなる

リフォームの範囲や内容にもよって工事期間は異なりますが、いずれにせよ工事中はいつもとは違う生活を余儀なくされます。

前面道路から工事場所まで資材を運ぶ経路には傷や汚れを防ぐための養生シートが張られます。

室内のリフォームであれば営業担当者や職人が家の外と中を何度も行き来しますし、外まわりのリフォームであれば工事箇所を中心に足場が組まれシートが吊られます。

移動や掃除がしにくくなる

一時的と分かっていても、工事中の音やほこりが発生し、移動や掃除がしにくくなります。

特に解体作業の段階では大きな音や振動が発生します。

リフォーム工事が大がかりであるほど職人の数も増えるため、工事中は知らない人が数多く家を出入りします。

キッチンや浴室をリフォームする場合は、撤去して新しい設備機器が設置されるまでの数日間、一時的に調理や入浴ができなくなると考えておきましょう。

普段の生活と状況が異なりストレスがたまりやすい

普段の生活とは大きく違う状況が続くため、ストレスは少なからずたまります。

赤ちゃんやお年寄り、体調が悪い家族がいるなら、リフォーム工事中にどの部屋で過ごすのかを事前に話し合っておく必要があるでしょう。

以上が住みながらリフォーム工事をしたときの生活イメージです。

では、もう少し具体的に住みながらリフォームをするときのメリットとデメリットを見ていきましょう。

2.住みながらリフォームする2つのメリットと3つのデメリット

リフォーム工事中の生活は普段とは異なるわけですが、それでも住みながらリフォームしたいという人は少なくありません。

先に2つのメリットと3つのデメリットをお伝えします。

2つのメリット

  1. 仮住まいにかかる引っ越しの労力や費用がなくなる
  2. 工事中の状況がリアルタイムで確認できる

3つのデメリット

  1. 音や振動、ほこりの影響を受ける
  2. 知らない人が出入りするため、気になってしまう
  3. リフォーム工事期間が長引きやすい

では、これらのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。

住みながらリフォームをするメリットは2つ

メリット1.仮住まいにかかる引っ越しの労力や費用がなくなる

住みながらリフォームするメリットは、仮住まいをしないので引越しにかかる労力と費用がかからないことです。

夫婦共働きで毎日忙しくしていれば引越し準備をするだけでも大きな負担になりますし、仮住まい先が家の近くのエリアで運よく見つかるかは分かりません。

もし仮住まい先が少し離れたエリアにしかない場合、子供が保育園や幼稚園に通っているなら送迎の手間が大きくなり、小学生以上なら通学にも支障が出るかもしれません。

社会人の家族にとっては、勤務先へ通う所要時間が伸びると毎日大変でしょう。

こうした負担がないというのはメリットとして大きいです。

メリット2.工事中の状況がリアルタイムでわかる

リフォーム中の家にそのまま住んでいれば、工事中の状況がすぐ確認できるというメリットもあります。

依頼したとおりに工事が進んでいるのかは気になるものです。

音やほこり、人の出入りなどが気になる以上に工事の進捗状況を常に確認できるというのは安心感があるでしょう。

親切なリフォーム業者なら、今どの段階の工事をしているのか説明してくれることもあります。

自宅の工事を見られる機会はそうありませんから、うれしいメリットと言えます。

住みながらリフォームをする3つのデメリット

デメリット1.音や振動、ほこりの影響を受ける

住みながらリフォームすることのデメリットは、工事中に発生する音や振動、ほこりの影響を受けてしまうことです。

外まわりや外構の工事ならまだ距離があるのでこれらの影響は小さいですが、室内のリフォーム工事だと別の部屋に移動していても気になって落ち着かないのはある程度覚悟しておかなければいけません。

デメリット2.知らない人が出入りするため、気になってしまう

職人やメーカー担当者など知らない人が工事中頻繁に出入りする点もデメリットと言えます。

最近は職人へお茶や菓子を出すことを遠慮するリフォーム業者がほとんどですから、こうした気遣いは必須ではありませんが、知らない人が何度も家を出入りするとどうしても気になるものです。

リフォーム工事の範囲や項目が多いほど長期間多くの業者が出入りするようになるので、人によりますが大きなストレスになる可能性はあります。

デメリット3.リフォーム工事期間が長引きやすい

さらに、住みながらリフォームするとなるとどうしても施主の生活を優先せざるを得ないため、リフォーム工事の期間が長引きやすくなります。

たとえばクロスやフローリングの張り替えをする際には室内にある家具類はすべて撤去しますから、撤去作業にかかる時間だけリフォーム工事に割ける時間が短くなってしまいます。

仮住まいをしていれば誰も住んでいない状態になるので一日の作業量が増え、同じ工事内容でも工事期間が短縮しやすくなります。

職人の人工代は現場に入った日数で計上されることが多いため、工事期間が伸びれば費用も高くなると考えておきましょう。

以上、ここまでが住みながらリフォームをするメリットとデメリットです。

再度まとめておきます。

2つのメリット

  1. 仮住まいにかかる引っ越しの労力や費用がなくなる
  2. 工事中の状況がリアルタイムで確認できる

3つのデメリット

  1. 音や振動、ほこりの影響を受ける
  2. 知らない人が出入りするため、気になってしまう
  3. リフォーム工事期間が長引きやすい

ただ、上記を見ても正直なところ、住みながらにするのか仮住まいにするのか判断するのが難しいのではないでしょうか?

そこで次章では、住みながらリフォームするのか、仮住まいでリフォームするのかの判断ポイントをお伝えします。

3.住みながら?仮住まい?どちらにするかを判断するためのケース

明らかに半日から一日で終わる小規模な工事を行う場合や、逆に数ヶ月かけてフルリフォームする場合は住みながらリフォームを進められるかどうかの判断がつきやすいです。

しかし仮住まいをするパターンと住みながら行うパターンのどちらでもいい規模のリフォーム工事だと、どちらを選べばいいのか迷ってしまいます。

ここからは、仮住まいしたほうがいい3つのケースと、住みながら進めたほうがいい2つのケースをお伝えします。

仮住まいがオススメ

  1. 落ち着いて生活したい人
  2. 休日にしっかり休みたい人
  3. リフォーム工事を早く終わらせたい人

住みながらオススメ

  1. 通勤や通学への影響を受けたくない人
  2. これまでと変わらない日常生活を送りたい人

では、それぞれの理由を詳しく見ていきましょう。

仮住まいした方がいい3つのケース

ケース1落ち着いて生活したい人

家族の中で、体調が悪い人や高齢者、赤ちゃんがいるなら仮住まいを検討しましょう。

音や振動が続く生活だとストレスがたまってさらに体調が悪化する可能性がありますし、赤ちゃんがお昼寝するのも難しい状況だからです。

1~2日で終わるリフォームならまだいいですが、一週間以上かかるリフォーム工事なら落ち着いて生活できるよう仮住まいをする方向で考えましょう。

ケース2休日にしっかり休みたい人

家族全員が健康で体力があり、成人している場合でも、リフォーム工事の規模が大きいなら仮住まいがおすすめです。

工事規模が大きいと工事期間は長くなりますから、日曜日は工事が休みになるとしても平日や土曜日は工事日になるケースが少なくありません。

仕事や学校の関係で平日や土曜日が休みだとしたら、せっかくの休みに音や振動が続くわけですからゆったりと休むのは難しいです。

ケース3リフォーム工事を早く終わらせたい人

リフォーム工事をなるべく短期間で終わらせたいという場合も仮住まいがいいでしょう。

先ほども述べたように、施主が生活している空間で工事を進めるとなるとリフォーム業者も気を使うので、一日の作業量を減らして工事期間を長めに設定する可能性が高くなります。

工事期間を一日でも短くして早くリフォーム後の家で暮らしたいなら、費用がかかったとしても仮住まいをすることを検討しましょう。

住みながら進めたほうがいいケース

ケース1通勤や通学への影響を受けたくない人

家族の中に児童や学生、会社員がいるなら、住みながらリフォームする方法がいいでしょう。

自宅に近いエリアに仮住まい先が見つからず離れたエリアに引越すと、短期間とはいえ毎日の通学や塾通い、勉強時間の確保、通勤などに支障が出やすいからです。

保育園や幼稚園の送り迎えがあればそれにかかる時間も増えますし、車で往復しているなら渋滞に巻き込まれる可能性もゼロではありません。

日常生活に支障が出やすいと考えられる場合は、住みながらリフォームを進める方が得策です。

ケース2これまでと変わらない日常生活を送りたい人

リフォーム工事の規模が小さく短期間で終わる予定だったり、水まわりがリフォーム対象になっていないなら、日常生活への支障も小さいと考えられます。

住みながらリフォームする形で特に問題はないでしょう。

以上、ここまでが仮住まいしたほうがいいケースと住みながら進めた方がいいケースです。

再度まとめておきます。

仮住まいがオススメ

  1. 落ち着いて生活したい人
  2. 休日にしっかり休みたい人
  3. リフォーム工事を早く終わらせたい人

住みながらオススメ

  1. 通勤や通学への影響を受けたくない人
  2. これまでと変わらない日常生活を送りたい人

それぞれのケースをチェックし、住みながらリフォームを行うことに決めたら、次章で紹介する住みながらリフォームを行う場合の注意点をさらにチェックしましょう。

4.住みながらリフォームを行う場合の3つの注意点

デメリットを理解した上で住みながらリフォームする方法を選択する場合、覚えておきたい3つの注意点があります。

注意ポイント

  1. 水まわりのリフォームは使えない時期を事前に確認する
  2. 外まわりのリフォームは出入りに注意する
  3. 大型リフォームは天候がいい時期に行う

リフォーム工事中のストレスをできるだけ小さくするためにも、次のような点を注意しておくといいでしょう。

注意点1.水まわりのリフォームは使えない時期を事前に確認する

キッチンや浴室、トイレ、洗面所の設備機器を交換するリフォームの場合、既存の設備機器を撤去して新しい設備機器を設置し給排水の接続が完了するまで使えない時期があります。

もっとも使えない日数が長い可能性が高いのは浴室、その次がキッチンです。

洗面所やトイレはたいていその日中に工事が終わるため、日中使えないことはあっても朝晩は仕様に問題はないでしょう。

設備機器の交換だけなのか、間取り変更による内装工事や電気工事もあるのかによって使えなくなる日数は変わりますので、事前にリフォーム業者に確認しておきましょう。

夏場にシャワーが使えない、冬場にお湯が使えないなど天候が厳しい時に使用中止になると、近所のスパに行ったり洗い物をためて後日処理するなどの工夫が必要になります。

ストレスをできるだけためないよう、事前に確認して準備しておきたいものです。

注意点2.外まわりのリフォームは出入りに注意する

車庫、門扉などに関する外構工事をする際は、敷地内に一時的に段差ができて足元が危険な場所が生じることがあります。

廃材と養生シートを使ってできるだけ段差ができないようリフォーム業者も配慮するでしょうが、普段ない場所に段差があるとつまずく可能性はゼロではありません。

高齢者や小さい子供がいる場合は工事中は迂回するなど、出入り時に注意が必要です。

外壁や屋根・雨どいなどをリフォームする場合は、住宅の周囲に足場が組まれます。

工事位置によっては玄関前やリビングなどの窓の前に設置することもあります。

外壁を塗装し直す際はシートも吊るしますから、出入りや通風、日当たりに影響が出ると覚えておきましょう。

注意点3.大型リフォームは天候がいい時期に行う

リフォーム工事中は、換気を行うためにドアや窓が開けっぱなしになります。

冬場や雨の日は閉めますが、職人の出入りのたびにドアを開け閉めしますから空気の循環は激しいです。

夏や冬の厳しい天候の時期にリフォーム工事をすると、こうした状況でエアコンの効きが悪くなり、日中過ごしにくくなることがあります。

また、梅雨時期は雨の日が多いので、塗装やタイル張り・ブロック塀などしっかり乾燥する工程が必要な工事は滞りやすくなります。

工事期間が予定よりも伸びてしまう可能性があるため、可能な限りこうした時期は避けて、春や秋などおだやかな気温の日が続く時期を選ぶといいでしょう。

まとめ

住みながらのリフォームは工事の内容や期間によってメリットやデメリットの影響の大きさも変わるため、慎重な判断が必要です。

デメリットが気になる場合は解決方法もあわせて検討しておくと、リフォームはよりスムーズに進むのではないでしょうか。

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