家を売却を検討したい、でもいくらぐらいで売れるのか検討も付かない人が大半です。
ただし、不動産会社にお願いすると、具体的な売買の話になり、気軽にお願いできないのもよく分かります。
実はネットが普及してから、家の売却相場を簡単に知る方法が出てきています。
そこで、今回の記事では家を売却する際の「相場のオススメの調べ方」にフォーカスしてお伝えします。
この記事を読むことで、あなたが家の売却相場を簡単に調べられるようになるを約束します。
家の売却相場の直近の傾向
まず最初に家の売却相場がどのようにできているのかについてお伝えします。
これを知っておくとより理解が深まるでしょう。
国土交通省にて不動産価格指数が掲載されております。2010年の価格を100としたときの価格推移は下記のようになりました。
戸建もマンションも価格は上昇基調にあり、売主にとっては売却しやすい状況が続いています。
特に、中古マンション価格が顕著に伸びています。
それではあなたの家の価格はいくらくらいなのでしょうか。
次に気になる家の売却相場を調べるオススメのサイトについてご紹介していきます。
家の売却相場を調べるオススメ4サイト
売却したい自分の家の価格をピンポイントで調べるには、匿名査定サイトが便利です。
匿名査定サイトには下記4つがあります。
- HowMA(ハウマ)
- HOME’Sプライスマップ
- IESHIL(イエシル)
- ウチノカチ(※姉妹サイトトチノカチは土地価格)
中でもオススメサイトは「HomMA」
「HowMA(ハウマ)」や「HOME’Sプライスマップ」は全国対応しており、マンションも戸建も査定額を出すことが可能です。
対して「IESHIL(イエシル)」は都心部の一部のマンションのみが対応しています。
さらに「HOME’Sプライスマップ」では査定額が○○万円~○○万円と幅で表示されますが、「HowMA(ハウマ)」ではピンポイントで価格が表示されます。
「HowMA(ハウマ)」は不動産価格のビッグデータを有しており、豊富なデータから査定額を出しているため、価格の精度はそこそこ高いです。
どれも気軽に調べられるので、特に絞る必要はありませんが、HowMaをまずは利用してみることをオススメしています。
HowMAについては下記記事で詳しく解説しています。
また、ウチノカチは国土交通省の取引データを参考にしているため、より実需に近いデータとなっています。
過去の推移を載せており、国土交通省のページで見に行くよりも分かりやすくまとめられています。
家の売却相場サイトを使うときの注意点
家を売却する初期段階では、匿名査定サイトを使って売却額を事前に把握しておくことが良いでしょう。
売却予想額が分かっていれば、その後の資金計画も立てやすくなります。
ただし、匿名査定サイトは、あくまで所在や面積、築年数と言った外部情報のみによる査定となります。
内部の破損や損傷と言ったマイナス要因は加味されていない点が注意点です。
また、やっぱり精度も期待できないのが正直なところ。
やはり売るのを少しでも検討しているなら不動産会社への査定依頼が必須になります。
後ほど紹介する不動産一括査定を使えば、メールで査定額をもらえることも可能なので、そこまでハードルは高くないです。
家を高く売るための秘訣と注意点
プロは家を高く売るために何を工夫している?
プロである不動産会社も不動産を売却する時があります。
プロはどのように不動産を売却するのでしょうか。
答えはプロの不動産会社が不動産を売却する時は、基本的には入札を行います。
購入希望者を数社集めて指名競争入札で行うのが一般的。
そして今では一般人でも入札と近しいことが可能になりました。
プロは買主に競争原理を働かせている
不動産会社は不動産を売却する際、入札形式にして「買主に競争原理を働かせる」ことにこだわります。
その理由は買主に価格競争をさせると、不動産が高く売れるから。
また一度に決着がつくため、早く売れます。
プロの間では、不動産の売却は入札形式を取ることが基本中の基本なのです。
一方で、同じ不動産の売却でも、個人の方が住宅を売るときは入札は行いません。
理由としては、多くの売主が不動産会社による専任媒介によって、1社の不動産がポロポロと買主を連れてくるような売却形式を取っているため。
専任媒介とは、その不動産会社のみとして仲介ができなくなる契約
専任媒介にしてしまうとなかなか高く売れません。
不動産を高く早く売るためには、一般媒介×複数社の契約にしてたくさんの購入希望者を集める必要があるのです。
プロと同じように不動産を売る方法「一括査定を利用する」
入札形式に近い売却手法を取るためには、複数の不動産会社と一般媒介契約をして、一気に売却活動を行うというやり方があります。
これは昔からオススメのやり方なのですが、現実的には個人レベルで複数の不動産会社に依頼することは非常に手間だったため、実践する人は極めて少ない手法と言わざるを得ませんでした。
ところが、今では複数の不動産会社に一気にコンタクトを取れる便利なサイトが存在。
それが一括査定サイトです。
不動産一括査定とはインターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報・個人情報を入力すると、複数の不動産会社が自動的に見つかり一度に査定依頼できるサービス
複数の不動産会社から査定額を提示してもらうことができ、だいたいの相場観を掴むことができます。一括査定の流れとしては下記の通り。
一括査定サイトで複数の不動産会社にコンタクト
一括査定サイトを利用すれば、6社程度の不動産会社と一度にコンタクトを取ることが可能。
全社に一般媒介を依頼すれば、6倍のスピードで購入希望者を集められます。
例えば、A社から「2,000万円で買いたいお客様が現れました。」と言われても、「実はB社に2,050万円で買うってお客様がいるって言われているんだよね。
あと50万円上乗せしてくれたら、その人に売りますよ。」という会話が可能になります。
不動産の場合、金額が大きいため、競争原理が働くことで、数百万円の上乗せが可能になります。
一括査定のオススメは「すまいValue」「SUUMO」「HOME4U」
不動産一括査定サイトは似たようなサイトが多くかなり乱立しています。
その中でも信頼性や実績から下記4つをオススメしています。
上記を見ると超大手だけに依頼ができる「すまいValue」だけで良いように思えます。
ただし、不動産売却を成功させるなら大手だけではダメ。不動産会社には得意・不得意があるためです。
だから下記のように複数の不動産一括査定サイトを併用して大手・中堅・中小にも依頼できるようにするのが成功の秘訣です。
売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能
紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。
また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額を送付してください」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。
どの不動産一括査定が「机上査定」「メール要望」が可能かの早見表は下記の通りです。
不動産一括査定サイト名 | 机上査定が対応 | メール要望 |
---|---|---|
すまいValue | ○ | ○ |
SUUMO | ○ | ○ |
HOME4U | ○ | ○ |
イエウール | × | × |
SRE不動産(※旧ソニー不動産) | × | ○ |
不動産一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく解説しています。
まずはどこか1-2社の査定依頼でOKという方は、下記の大手2社がオススメです。
評判がいい不動産仲介会社のおすすめランキングについては下記記事をご確認ください。
まとめ
一括査定サイトを使うと、今まで個人の方がやろうとしても難しかった「複数の不動産会社と一度に一般媒介契約を締結する売り方」ができるようになります。
不動産を売却する際は、一括査定サイトを有効に活用するのが良いでしょう。