太陽光発電の設置費用ってどれくらい?相場やパネルの必要枚数を解説

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東日本大震災以降、エネルギー転換の観点から、太陽光発電への関心が高まっています。

土地活用としての太陽光発電事業は完全に下火ですが、現在注目されているのが、家庭用の太陽光発電です。

太陽光発電を導入しようと考えている人の中には、

  • 太陽光発電を始めてみたいけど、設置の相場ってどのくらいなの?
  • 発電した電力は、電力会社に買い取ってもらえるからお得なんじゃないの?
  • 高い初期投資になりそうだけど、太陽光発電にどんな可能性があるの?

等々のことを思っている人も多いと思います。

そこでこの記事では、個人住宅向けの「太陽光発電の設置費用」にフォーカスしてお伝えします。

この記事を読むことであなたは、太陽光発電の設置費用の相場やパネルの必要枚数、太陽光発電の今後の可能性について知ることができます。

1.太陽光発電の設置費用の相場

家庭用の太陽光発電機の相場は、1kWあたり40~50万円

総額は設置枚数にもよりますが、一般家庭だと概ね150~200万円程度が目安です。

設置費用はパネルの枚数を増やすと増えますが、パネル以外にも設置架台やパワーコンディショナー、発電モニター等の周辺工事費用が発生します。

これらの周辺工事費用が80万円程度です。

概ね150~200万円程度の相場は、周辺工事費用にパネル費用を合算したものとなります。

パネルも1枚当たりの発電容量を増やしたりすると、単価が上がる仕組みです。

太陽光発電は、電力小売自由化により家庭で発電して余った電気を売れるようになりました。

太陽光発電は、以前より更地に太陽光パネルを敷き詰めて発電する太陽光発電事業がありましたが、買取価格が下がってしまったことにより、土地活用としての太陽光発電は現在では下火

一方で、家庭用太陽光発電は、自宅で使う分の電力を発電できるため、電気代を節約できるというメリットがあります。

また、余った電力を販売して「小遣い稼ぎ」ができるということから、興味を持つ人が増えています。

屋根の上に太陽光パネルをつけるだけで、年間10万円程度のお小遣い稼ぎをすることが可能です。

電気代が毎月1万円程度の電気代がかかるとすると、年間12万円の電気代も浮きます。

余剰金10万円と合算すると年間22万円程度のお金を生み出すことになります。

年間22万円を生み出すと仮定すると、太陽光発電の設置費用は、概ね7~9年で回収できると考えて良いでしょう。

以上、ここまで設置費用の相場について見てきました。

では、家庭で設置する場合、どのくらいのパネルと設置場所が必要なのでしょうか。

そこで次に、家庭で必要となる設置枚数と広さについて解説いたします。

2.家庭で必要となる設置枚数と広さ

一般のファミリー世帯における電力使用量は、年間5,500kwh程度です。

これを補う太陽光パネルは5kwのパネルで20枚程度が必要と言われています。

太陽光発電は、発電量が天候や日照時間、温度等に左右されます。

夏場は日照時間が長くても、パネル温度が上昇してしまうため、発電量が下がります。

これらの不安定な発電状況を加味した上で、概ね5kwのパネルで20枚程度が目安ということです。

太陽光パネルの面積は、1枚あたり約1.5㎡となります。

20枚敷き詰めるとなると、30㎡程度の面積が必要です。

30㎡程度以上敷き詰めると、電力会社に売電できる余剰金が発生することになります。

設置費用の相場としては、5kwの太陽光パネル20枚程度で200万円程度が一般的です。

以上、ここまで家庭で必要となる設置枚数と広さについて見てきました。

では、発電した電力は、いくらくらいで買い取ってもらえるのでしょうか。

そこで次に、買取価格について解説いたします。

3.2019年11月現在の電力買取価格と推移

電力の買取価格は、2019年は1kwhあたり24円(出力制御対応機器設置義務ありの場合は26円)となっています。

買取期間は10年間の固定です。

買取価格の過去の推移を見ると、下表のとおりとなります。

年度住宅用
2009年以前系統電力と同程度(約24円)で電力会社が自主買取
2009年(平成21年)48円・10年間
(11月より実施)
2010年(平成22年)48円・10年間
2011年(平成23年)42円・10年間
2012年(平成24年)42円・10年間
2013年(平成25年)38円・10年間
2014年(平成26年)37円・10年間
2015年(平成27年)33円(出力抑制なし)
35円(出力抑制あり)
10年間
2016年(平成28年)31円(出力抑制なし)
33円(出力抑制あり)
10年間
2017年(平成29年)28円(出力抑制なし)
30円(出力抑制あり)
10年間
2018年(平成30年)26円(出力抑制なし)
28円(出力抑制あり)
10年間
2018年(平成31年)24円(出力抑制なし)
26円(出力抑制あり)
10年間

北海道電力、東北電力、北陸電力、中国電力、四国電力、九州電力、沖縄電力の供給区域において、出力制御対応機器の設置が義務付けられます。

買取価格は2009年がピークの48円でしたが、今では半額の24円まで下がっています。

買取価格は、太陽光パネルの設置費用が概ね10年間で回収できる程度の金額で決まっています。

太陽光パネル設置費用は年々安くなっていますので、買取価格もそれに連動して安くなっています。

ここ数年、一律に2円程度下がっていますので、来年もさらに下がることが予想されます。

太陽光パネルは、買取期間が終わってしまうと、キャッシュを生み出すことができません。

その後は、自宅の電気代がずっと無料となっていくという点にメリットがあります。

買取価格は年々下がっているため、太陽光パネルの設置にはメリットを感じない人も多いです。

しかしながら、住宅用の太陽光発電の場合、将来の電気代を10年間かけてタダで手に入れているようなものであるため、合理的と考えることもできます。

一方で、土地活用で更地に太陽光春電パネルを設置する発電事業は、買取期間終了後のメリットが基本的にありません。

10年間の中で確実に回収し、10年後の取り壊し費用まで回収しないと旨味が出てこないことになります。

住宅用の太陽光発電には、将来の自分たちの電気代をタダにできるというメリットがあるため、土地活用で行う太陽光発電とは意味合いが全く異なります。

住宅用太陽光パネルは投資というよりも節約

住宅用太陽光パネルは、投資という意味合いは低く、どちらかというと節約になります。

今のうちなら200万円程度のお金を用意できるが、将来、年金暮らしになったときに少しでも節約したい人にはオススメです。

将来的にも今の家に住み続けるのであれば、住宅用の太陽光パネルを設置する意義は十分にあると言えるでしょう。

以上、ここまで買取価格について見てきました。

では、太陽光発電をお得に設置する方法はないのでしょうか。

そこで次に、太陽光発電の補助金について解説いたします。

4.太陽光発電の補助金は「ない」に等しい

太陽光発電の補助金は、国が統一的に行っている補助金はありません。

市区町村レベルで行っていますが、補助金を出している自治体は全国でも数えるほどしかないのが実態です。

補助金を実施している市町村は、「東京都足立区」や「東京都板橋区」、「鹿児島市」くらいです。

一番大きなところでは、足立区は「太陽電池モジュール、架台、接続箱、パワーコンディショナー、配線器具の購入、取付け工事並びに施工に関する費用」の3分の1を補助する補助金となっています。

以上、ここまで太陽光発電の補助金について見てきました。

では、太陽光発電にはどのような可能性があるのでしょうか。

そこで次に、今後の太陽光発電事業の可能性について解説いたします。

5.今後の太陽光発電事業の可能性

太陽光発電事業には、大きく分けて「土地活用で行う発電」と「住宅の屋根で行う発電」の2種類があります。

このうち、「土地活用で行う発電」に関しては買取価格が投資採算ラインである30円台後半を下回ってしまったため、完全に儲からない事業となっています。

そのため、土地活用としての太陽光発電は、やるべきではありません。

一方で、「住宅の屋根で行う発電」は、買取期間が終わっても、太陽光パネルが自宅の電気代を浮かせるために利用できるため、意味があります。

太陽光発電の今後の方向性としては、市場の中心が事業者向けよりも個人住宅向けにシフトしていくものと思われます。

すると、個人住宅向けの方が太陽光パネルは売れるようになっていくため、個人住宅向け太陽光パネルは、今後も技術革新が進んでいくことが予想されます。

個人住宅向けであれば、太陽光パネルも少しずつ安くなり、また、新しいシステムが登場することも期待できます。

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以上、ここまで今後の太陽光発電事業の可能性について見てきました。

では、太陽光発電事業の中でも注目すべきものは何でしょうか。

そこで次に、注目される太陽光発電給湯併用システムについて解説いたします。

6.注目される太陽光発電給湯併用システム

住宅用の太陽光発電は、単純なパネルではなく、給湯を併用した太陽光発電給湯併用システムが注目されています。

昔、住宅の屋根の上に銀色のパネルを設置した「太陽熱温水器」が記憶にある人も多いと思います。

今、注目されている太陽光発電給湯暖房併用システムは、簡単に言うと「太陽熱温水器」と「太陽光発電パネル」を一体化したシステムです。

つまり、お湯も電気も太陽光で作ってしまうシステムになります。

太陽光パネルは、パネルの表面温度が20~25℃のときに発電量が最大となります。

しかしながら、夏場はパネルの温度が50~70℃に達してしまうため、日照時間が長いのに発電効率が落ちてしまうという問題がありました。

熱いパネルに水を循環させることで、パネルの温度を下げ、しかもパネルで水を温めてお湯も作ってしまおうという一石二鳥のシステムが太陽光発電給湯併用システムになります。

太陽光発電給湯併用システムは、お湯もでき、なおかつ、発電効率も上がるため夏場は特に有効です。

夏場はクーラーで電気を多く使うため、かなり合理的なシステムになります。

太陽光発電給湯併用システムは、まだ普及段階ですが、これから導入するのであれば給湯も併用したタイプも検討してみても良いかもしれません。

まとめ

以上、ここまで、太陽光発電の設置費用の相場やパネルの必要枚数、太陽光発電の可能性について見てきました。

太陽光発電は、代替エネルギーとして注目されているだけでなく、応用技術も次々と開発されています。

技術は常に進歩していますので、新しいシステムも検討してみましょう。

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