おうちダイレクトの「セルフ売却」が失敗しやすい理由と問題点や口コミ・評判

おうちダイレクト

家を売ろうとしている人の中には、「 おうちダイレクト 」に興味がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。

おうちダイレクトには、売主が自らインターネット上で不動産を売りに出す「セルフ売却」含めて、いくつかのサービスを提供しています。

こんな悩みをスッキリ解消!

  • おうちダイレクトって、どんなサービスなの?
  • おうちダイレクトで提供されている、セルフ売却って何なの?
  • 結局、セルフ売却とプロに任せた売却、どっちがいいの?

そこでこの記事では、「おうちダイレクト」にフォーカスしてお伝えします。

この記事を読むことであなたは、おうちダイレクトで不動産売却をするときに失敗しやすい理由と、問題点、メリットとデメリットについて知ることができます。

1.おうちダイレクトとは

おうちダイレクトは、Yahoo! JAPANとSRE不動産(旧ソニー不動産)が共同で企画・運営する不動産売買サービスです。

おうちダイレクトでは、売却に特化したサービスを複数運営しています。

サービス開始時期2015年11月
対象エリア全国(※一部地域未対応)
提携不動産会社SRE不動産(旧ソニー不動産)、大京穴吹不動産、大成有楽不動産販売、ロイヤルハウジング、ポラスグループ、東宝ハウスグループ、オークラヤ住宅、CENTURY 21、大阪宅建協会、京急不動産 等
同時依頼数10社
運営会社

ヤフー株式会社SREホールディングス株式会社

おうちダイレクトののサービス

おうちダイレクトでは、「マッチングサービス」「一括査定依頼サービス」の2つのサービスが提供されています。

  • マッチングサービスとは、売主自らがYahoo!不動産や他の不動産ポータルサイトに売りたい不動産の情報を掲載し売却するサービス。「セルフ売却」と呼んでおり、不動産会社を利用せずに売却が可能なサービス
  • 一括査定依頼サービスとは、売主が複数の不動産会社に対して無料で査定の依頼をできるサービス

サービス1.自分で買い手を探す「セルフ売却」

おうちダイレクトの中で最も特徴のあるサービスは「セルフ売却」です。

セルフ売却

セルフ売却

セルフ売却は不動産会社に依頼する売却ではないため、売主には仲介手数料はかかりません。

ただし、売却のサポートには不動産会社が入るため、仲介手数料は買主から受領することになります。

セルフ売却といっても全てを自分で行うのではなく、買主に対してはSRE不動産がコーディネーターとして関わります。

セルフ売却では、まず売主が自分で売出価格を決定します。

通常は、不動産会社の査定によって売出価格を決めますが、自分で自由に売出価格を決めることができるのが特徴です。

仲介手数料を安くして、不動産売却したい方はおうちダイレクトの「セルフ売却」がおススメです。

 

セルフ売却時の売り出し価格を決める際の参考として、ソニーが開発した高精度のシミュレーターでマンション価格を査定することができます。

おうちダイレクトのシミュレーター

おうちダイレクトのシミュレーター

おうちダイレクトでは、シミュレーターの価格を参考にしながら売出価格を決定することも提案しています。

売出価格を決定したら、次は自分で物件PRを作成し、Yahoo!不動産や他の不動産ポータルサイトに物件広告の掲載。

広告掲載を自分で行うのはかなり面倒だと思いますが、ここは自分で行います。

そして、ひたすら買主が現れるのを待つ感じです。

その後、買主が現れたら、SRE不動産のコーディネーターが、見学の調整、案内、契約手続き等を代行してくれます。

SRE不動産は、買主から仲介手数料を取るため、売主は何も支払わずに不動産を売却することが可能

一見すると、新しい売却手法の用ですが、残念ながら買主には仲介手数料が発生してしまいます。

買主は、購入する不動産に加えて、仲介手数料を支払はなければならないため、売主よりも仲介手数料の負担感は大きいはずです。

買主の仲介手数料もゼロであれば画期的な感じはしますが、そこまで新しいサービスではありません。

金銭的には「売主の仲介手数料をゼロとする仲介サービス」と変わりはありませんが、広告掲載など、売主の面倒な手間は増えています。

売却を検討しているが、今すぐではない方は最初にマンション売却のシュミレーションから始めてみましょう。現在のマンション推定価格を知ることができます。

ソニー開発の高精度シミュレーター

売却推定価格を調査

サービス2.プロに依頼できる「一括査定サービス」

一括査定依頼サービスでは、Yahoo!不動産上に必要な情報を登録することで、選択した不動産会社に対して売却査定の依頼ができます。

大手、フランチャイズ系、地元密着など様々な特徴を持った不動産会社に対して一括査定を依頼できるため、多くの査定結果を比較できます。

ヤフーとソニーの共同運営で安心

おうちダイレクトで一括査定を依頼する

 

以上、ここまでおうちダイレクトが提供するサービスの特徴について見てきました。

次におうちダイレクトのメリットとデメリットについて見ていきましょう。

おうちダイレクトのメリットとデメリット

3つのメリット

  1. マンション売却に強い会社に査定を依頼できる
  2. Yahoo!不動産に物件広告を掲載できる
  3. SRE不動産に査定依頼ができる

1つのデメリット

  1. 対応エリアにある物件でないと利用できない

メリット1.マンション売却に強い会社に査定を依頼できる

おうちダイレクトには、ライオンズマンションで知られる大京有楽不動産販売ソニー株式会社やZホールディングス株式会社が共同運営しているSRE不動産など、マンション売買に強い不動産会社が多く参加しています。

セルフ売却でもマンション売却はできますが、不安な方は一括査定サービスを使うことで、マンション売買に強い不動産会社にサポートしてもらいながら売却活動を進めることができます。

ヤフーとソニーの共同運営で安心

おうちダイレクトで一括査定を依頼する

メリット2.Yahoo!不動産に物件広告を掲載できる

おうちダイレクト経由で、不動産会社と仲介契約を結んだ売却物件の広告は、おうちダイレクトおよびYahoo!不動産に無料で広告掲載されます。

おうちダイレクトはヤフー株式会社が運営に携わっている不動産一括査定サイトのため、Yahoo!不動産に物件情報が掲載されることで、より多くの買主候補の目に止まります。

メリット3.SRE不動産に査定依頼ができる

おうちダイレクトは、片手仲介専門のSRE不動産に査定依頼できる唯一の不動産一括査定サイトです。

片手仲介とは、物件の売却依頼を受けた業者とは別の業者が買主を見つけてきた場合、買主を見つけてきた業者は買主に対して仲介業務をおこない、売却依頼を受けた業者は売主に対して仲介業務をおこなうこと

SRE不動産は、基本的に両手仲介を行わないため、売主だけの見方になって動いてくれるのが大きな特徴です。

デメリット1.対応エリアにある物件でないと利用できない

おうちダイレクトは、全国対応していますが、各地域の都市部のみ対応していることが多いため、対応エリア外の物件の売却では利用できません。

実際に、【鹿児島県南九州市】というエリアでおうちダイレクトの査定申し込みをしてみましたが、営業エリア外と表示されました。

代わりにマンションリサーチ株式会社が提供している、Smoola(スモーラ)というマンション一括査定サービスの申し込みページに誘導されます。

おうちダイレクトでエリア対象外になった図

おうちダイレクトでエリア対象外になった例

売却したい物件が地方や郊外にある方は、自分が住んでいるエリアにおうちダイレクトが対応しているか調べておきましょう。

田舎や都市部中心から離れた土地にある不動産を売却したい方は、「 HOME4U 」と「 イエウール 」がおススメです。

上記の不動産一括査定は、「郊外にある不動産売却に強い地元の不動産会社」に査定依頼をできるため、おうちダイレクトでは対応できないエリアもカバーできます。

2.おうちダイレクトのセルフ売却が失敗しやすい理由と3つの問題点

セルフ売却が失敗しやすい理由

セルフ売却では、売出価格をSRE不動産(旧ソニー不動産)が開発した高精度のシミュレーターで査定を行いますが、その推定成約価格が正しいとは限らないという問題点があります。

売出価格の設定は、安過ぎると損をしますし、高過ぎるとなかなか売れないという失敗を招きます。

売出価格をいくらにするかは、売却の成否を決める最重要ポイント。

売出価格が機械任せとなっているのは、リスクが高いです。

査定も人間がある程度のデータに基づいて行っていることであるため、機械にはできない仕事ではありません。

不動産査定もいずれしっかりとAIに取って代わられる仕事と思われますが、まだAI査定はその域に達していないのが現状。

今の技術で不動産査定がなかなかできない理由としては、そもそも不動産査定というのが「適当」もしくは「いい加減」という点があるためです。

悪い意味での「適当」とか「いい加減」ではなく、良い意味で「適当」または「いい加減」という意味です。

人が行う不動産査定では、ある程度相場を知っている人が、物件をパッと見て「感性」で値段を出しています。

直感的に「あっ、この物件は売れそうだな」とか、「この物件は難しいかも」というさじ加減が加わるのが査定であり、今のAI技術だと良い意味での「いい加減さ」が加わりません。

シミュレーターで出す価格は、実態とかけ離れてしまう可能性があり、失敗の原因となるのです。

適正な売出価格の決め方については下記記事で詳しく解説しています。

統計データから分析!不動産売却で適正な売出価格の決め方と注意点
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次にセルフ売却の3つの問題点について見ていきましょう。

セルフ売却の3つの問題点

セルフ売却には以下の3つの問題点があります。

  1. 売主は自分で法律を理解する必要がある
  2. 売主は売れない理由を自分で解決しなければならない
  3. 買主は直接取引にリスクを感じやすい

問題点1.売主は自分で法律を理解する必要がある

セルフ売却では売主は自分で法律を理解する必要があります。

例えば、不動産を売却する時、売主は「契約不適合責任」を負うことになります。

契約不適合責任とは、売主が契約の内容と異なるものを売ったときに売主が負う債務不履行責任

民法では契約の内容とは異なるものが売却されたときは、買主は売主に対して追完請求・代金減額請求・催告解除・無催告解除・損害賠償の5つを請求できることになります。

つまり、売主は、売買契約後に契約と異なる事実が発見されると、契約の内容に適合するように修繕を求められたり、損害賠償を負う責任があります。

内容が重い場合には、契約解除を請求されることもあります。

契約不適合責任は、少し難解なので、個人で売る場合はこの法律の趣旨や内容を十分に理解しておく必要があります。

契約不適合責任についてはこちらの記事もご覧ください。

契約不適合責任とは?特約で免責できる?瑕疵担保責任との改定内容も解説
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問題点2.売主は売れない理由を自分で解決しなければならない

セルフ売却では、もし物件が売れない場合、売れない理由を自分で解決しなければならないという問題点があります。

不動産が売れなくなる理由には、様々なものがありますが、経験が少ないとその理由が分かりません。

売れない理由が分からないと、適切な対策ができなくなります。

相談できる不動産会社もいないため、一人で問題を抱え込んでしまう可能性があります。

問題点3.買主は直接取引にリスクを感じやすい

セルフ売却という言葉を聞くと、直接取引のようなイメージが湧きます。

直接取引だと買主はリスクを感じやすいです。

おうちダイレクトのセルフ売却では、実際にはSRE不動産のコーディネーターが入るため、買主も安心して取引できるものと思われますが、リスキーなイメージが先行してしまうと、買主から敬遠されます。

セルフ売却の安全性が、買主に十分認知されているとは言い難いため、売却が難しくなるという問題点があります。

個人売買については下記記事に詳しく記載しています。

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以上、ここまでセルフ売却の問題点について見てきました。

セルフ売却による失敗を回避したい人は、プロフェッショナル売却をオススメします。

3.不動産一括査定サイトは併用が鉄則

保守的な意見で申し訳ないですが、まだ時代がおうちダイレクトの「セルフ売却」に追いついていない状況です。

筆者としては、まだおうちダイレクトは発展途上であるため、他の不動産一括査定との併用をオススメしています。

一括査定サイトのオススメは 「すまいValue」「HOME4U」

不動産一括査定は筆者が知っているだけでも30はあります。

その中でも

  • 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「 すまいValue
  • 【1都3県・大阪・兵庫・京都・奈良】売主専門の数少ない不動産会社「 SRE不動産(※旧ソニー不動産)
  • NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「 HOME4U
  • 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「 イエウール

の4つを特にオススメしています。

筆者も不動産一括査定(「 すまいValue 」「 HOME4U 」「 イエウール 」)を利用しました。

下記は「 すまいValue 」を利用して「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所ハウスネット」より、査定結果をもらった写真。

とても分厚い査定書を見ながら、3社ともに丁寧に説明をしていただきました。

不動産査定書を3社より入手

不動産査定書を3社より入手

下記表が「不動産売買の仲介件数が多い不動産会社」が「どこの不動産一括査定に参加しているのか」を調査した結果です。

少し細かいので、流し読みする程度でOKじゃぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生
不動産一括査定×不動産会社のマッチング表

不動産一括査定×不動産会社のマッチング表

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
こう見ると、上4つがずば抜けているんですね!
正確にはセンチュリー21はフランチャイズ経営なので、「三井不動産」「住友不動産」「東急リバブル」の3強じゃよ!
フクロウ先生
フクロウ先生

不動産売買は超大手に偏っている

「三井不動産リアリティネットワーク」「住友不動産販売」「東急リバブル」が超大手と言われる不動産会社です。

超大手不動産会社3社で不動産仲介の約30%のシェアを持っています。つまり、不動産売買した人の中で3人に1人は、「三井不動産リアリティネットワーク」「住友不動産販売」「東急リバブル」のどこかに仲介を依頼していることになります。

それだけ日本の不動産売買は、超大手不動産会社に偏っているということ。

超大手不動産会社は販売活動に強く、豊富な買主を持っており、売りやすいとも言えます。

そしてこの3社に唯一依頼できるのが「 すまいValue 」です。なので「すまいValue」は外せません。

超大手不動産会社だけではなく大手・中堅・地域密着の会社とも比較する

ただ、超大手だけで満足してはダメ。不動産業界は特殊な縄張りなどもあり、A地域はX不動産が強い、B地域はY不動産が強いということが存在します。

また、超大手になるほど両手仲介の比率が高まります。

両手仲介とは、1社の不動産会社が売主と買主の両方の仲介を行うこと。買主と売主から手数料をもらえるため、利益相反の関係になる。アメリカは両手仲介は禁止されています。

売却を成功するためにも超大手不動産会社と併せて大手・中堅や地域密着の不動産会社も比較することをオススメします。

その場合は下記のような使い分けがいいでしょう。

不動産一括査定の賢い使い方

不動産一括査定の賢い使い方

不動産一括査定の賢い使い方

売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能

紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。

また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額提示を希望」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。

ご要望・ご質問の欄にメールでの査定額を希望

ひよこ生徒 困り
ひよこ生徒
どの一括査定なら「机上査定」「メール要望」が使えるんですか?
下記に比較してまとめてみたぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生
一括査定机上査定備考欄
すまいValue
HOME4U
イエウール  
SRE不動産(※旧ソニー不動産)

一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく解説しています。

不動産一括査定
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4.おうちダイレクト利用者の評判・口コミ

「おうちダイレクト 口コミ」「おうちダイレクト 評判」で見ると、口コミサイトがいくつかありましたが、情報源がハッキリ書かれていない口コミサイトが多く信用できないところばかりです。

本サイトでは、筆者が1つ1つ情報源を確認して信頼できる口コミのみを抜粋。

その中の1つにTwitterがあります。

Twitterは匿名である分、知っておきたい悪い情報がたくさん書かれているのです。

おうちダイレクトを実際に利用した人の口コミを見てみましょう。

おうちダイレクトで以前購入したマンションの査定価格が上がったという口コミが比較的多くありました。

こちらは、おうちダイレクトの総合的な評価コメントで「1IDで1物件しか登録できない」 「査定額が高すぎる」という内容でした。

一方、不動産通の方からは、おうちダイレクトに下記のような厳しい口コミが出ています。

まとめ

おうちダイレクトで不動産売却をするときに失敗しやすい理由と、問題点について見てきました。

セルフ売却は、仲介手数料を節約できる画期的な仕組のように見えますが、失敗リスクも高いです。

セルフ売却は、時代がまだ追いついていませんので、今売るなら普通に 「 すまいValue 」「 HOME4U などの一括査定を使って売った方が良いでしょう。

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