最近はサラリーマンも副業が認められる会社も増え、色々な副業が話題になっています。既に土地を持って空き地状態にしている方は「土地活用での副業」を考えたことはありませんか?また、庭やその一部を土地活用することで、利益をあげる方法はあるでしょうか。
あくまで「サラリーマン」という本業を持った上で、手間もコストも最小限に抑えられる「副業」としての土地活用ってどんなものがあるのでしょう?
こんな悩みをスッキリ解消!
- 副業でできる土地活用なんてそもそもあるの?
- 本業を疎かにしない程度に手間をかけずに土地活用したい
- あくまで副業なので、コストを最小限に抑えられる土地活用を知りたい
この記事では、副業で土地活用する前に、絶対に知っておくべき必須情報を紹介していきます。
この記事を読むことによって、副業と相性のいい活用方法がわかりますよ!
「副業」と相性が良い土地活用の条件とは?
利用されていない土地に何らかの方法で収益を生み出させることを「土地活用」と言います。
代表的なものには駐車場経営・アパート経営・コンビニ経営など色々ありますが、時代によって流行り廃りがあったり、土地活用や定番のものまで種類は様々。
立地や土地の広さなど様々な条件で「その土地に最適な土地活用」は異なるため、「土地があればどんな土地活用でも良い」という訳にはいかないのが土地活用の難しさです。
サラリーマンが副業で土地活用をする際の注意点とは
中には土地活用を「本業」として本格的に行い、土地活用の収益だけで生活している人もいますが、最初から成功している人ばかりではありません。
上で述べたように土地活用も難しいので、サラリーマンが譲渡や相続で土地をもらった場合、いきなり本業化を狙って土地活用することは非常にリスクが高いのです。
サラリーマンが副業として土地活用をする際は、以下の2つの条件を満たした方法でなければいけません。
副業に向いている土地活用の2つの条件
- 片手間で運用できる(自分は何もしなくていい)
- 初期費用が低額または無料である
サラリーマンという「本業」があるわけですから、片手間であるべきなのは当たり前で、欲を言えば「自分は何もしていないのに勝手にお金が振り込まれていく方法」がベストです。
また初期費用が低額であることも重要です。ローンを組むなど生活基盤を揺るがすような事は絶対に避けるべきです。
まずは貯金の中から使ってもかまわない余剰資金でチャレンジすること、可能ならば1円も使わない方法を探すことをオススメします。
実際に「サラリーマンの副業」に向いた土地活用とは?
筆者としては、副業としての土地活用として下記の4つをオススメしたいと思います。
副業にオススメの土地活用3つ
- 初期活用ゼロも可能な「借地」
- 暫定利用としての月極駐車場経営
- 人通りの多い立地での自動販売機設置
4つそれぞれのメリット・デメリットや注意点を細かく見ていきたいと思います。
初期費用ゼロも可能な「借地」
使わない土地を第3者に貸して、毎月の賃料を得るのが「借地」としての土地活用です。
借地のメリット・デメリットは下記のとおりです。
借地のメリット
- 初期費用が抑えられる
- 運用の手間が抑えられる
借地のデメリット
- 途中で違う土地活用に変えづらい
借地の一番の特徴であり、メリットはコスト面も手間の面でも負担が少ないという点です。
持っている土地を誰かに貸すだけで全てが完結するため、大掛かりな工事などの必要もなく、初期費用を最小限に抑えることが出来ます。
自力で借り主を見つけた場合には初期費用ゼロで行うことも可能です。
一度貸してしまえば、自分は何もしなくても毎月お金が入金されてきます。
自分がすべきことは、毎月の家賃がちゃんと振り込みされているか確認するぐらいで運用の手間も少ない土地活用と言えます。
手軽な借地ですが、ひとつだけ問題があるのを忘れてはなりません。
借地として貸し出した後、借主側が何らかの建物を建築したのであれば、最大で100年は借地契約を解除することができないのです。
土地を貸した後に、違った土地活用にチャレンジしてみたいと気持ちが変わっても身動きが取れなくなってしまいます。
もし直近で借地以外の活用方法を検討しているのであれば、建物を建てるつもりのない相手に貸すべきでしょう。
空き土地や庭などを整地!暫定利用としての月極駐車場経営
土地を整地した後、コンクリートで加工するだけで駐車場として貸し出すことができる「月極駐車場」は、副業におすすめの土地活用の一つです。空き土地や庭などを整地して駐車場として貸し出す方法は、サラリーマンでも無理なく取り組める副業の一つでしょう。
月極駐車場経営のメリット・デメリットは下記のとおりです。
月極駐車場経営のメリット
- 空いた土地を駐車場に変えるのは簡単
- 初期費用が抑えられる
月極駐車場経営のデメリット
- 複数契約のため個人で管理をすると面倒
駐車場経営の一番のメリットは、開始までの手間もコストも他の土地活用に比べて抑えられる点です。
土地を整地した後コンクリートで加工して駐車スペースを貸し出す「月極駐車場」は、手間も少なく、「将来的には建物を建てる可能性もあるがとりあえず暫定的に土地運用したい」という方にもおすすめです。
月極駐車場は運営開始までの工事が少額で済むのも魅力で高くても100〜200万円、安い場合だと数十万円ですむ場合がほとんど。
土地の凹凸が少なければ少ないほど工事費用も安くなり、この金額であればローンを使わず自己資金だけで行える人も多いはずです。
また駐車場は一度貸してしまえば、毎月の賃料が振り込まれてくるだけなので、片手間で行なえます。
一方、駐車以上という性質上入金先(契約者)が複数になるのが一般的。
複数台の契約になると、賃料を期日までに入金できない人が出てくる可能性もありますが、本業を持っている場合はその管理や賃料の取り立てはとても面倒です。
その場合、毎月数千円~数万円の管理料を払って(台数などにより異なる)不動産会社に任せることをおすすめします。
それにより、毎月煩わされることもなく自分の手は完全に離れた副業となります。
同じ「駐車場経営」としてコインパーキング経営もありますが、コインパーキングは設置のコストが高いため、集客に力を入れなくてはならず副業にはあまり向いていません。
「副業で駐車場経営」と考えたら、まずは月極駐車場経営を検討しましょう。
駐車場経営の詳しい記事はこちら「空き地や更地の土地活用!持っている土地で駐車場経営を成功させるには」
人通りの多い立地での自動販売機設置
空き土地や道路に面した庭の端に「自動販売機」を設置するのも、立派な土地活用です。
方法には二種類ありますが、手間や収益に大きな差が出てきますので注意してください。
自動販売機設置のメリット
- 飲料メーカーに土地を貸すだけ
- 自動販売機の設置や日々の補充も不要
自動販売機設置のデメリット
- 収益が低く赤字になるケースも
自動販売機の設置は「大手メーカーにスペースを貸すだけ」で、設置の費用も負担してくれる上に飲み物の補充もしてくれます。
しかし肝心の収益は、自販機の売り上げの10〜20%をもらえる程度なので月数千円だったり、電気代を差し引くと赤字になることもあるので注意が必要です。
自動販売機を自分で仕入れる場合は、飲料メーカーに全てお任せするより収益が上がります。具体的な数字でいうと、以下のイメージです。
- カンの場合、卸問屋で40~70円で仕入れて100~120円で販売
- ペットボトルの場合、卸問屋で50~80円で仕入れて、120~150円で販売
しかし、自分で自販機を購入する場合は数十万円規模の初期費用が発生しますし、何より飲料を補充したり掃除したりと、とても片手間で行えません。
また1本あたりの収益は大きくなりますが、うまく経営できなければ大赤字を抱えてしまうリスクもあります。
赤字になるかどうかは自動販売機の場合は、人通りの多い場所かという立地条件に大きく影響されます。
人通りの多い立地で、飲料メーカーに全てお任せて、黒字に出来そうであれば、副業としてはチャレンジする価値はあるでしょう。
自分に合った「土地活用の副業スタイル」を見つけるには?
いくつかの例をご紹介しましたが、不動産投資・土地活用と一言で言っても多くの方法があり、あなたの求めている収益性や土地や地域性にあった投資・土地活用方法をしっかり選ぶ必要があります。
しかもあくまで副業のため「極力手間とコストがかからず収益が得られる方法」となると、なかなか個人で見つけるのは難しいですよね。
そんなときに便利になるのが不動産投資・土地活用の一括資料請求です。まずは資料請求をしてみましょう。借地や駐車場プランもありますし、考えてもいないプランの提案があるかもしれませんよ。
まとめ
副業で土地活用する際に事前に知っておくべき必須知識を紹介してきましたが、いかがだったでしょうか?
片手間で実行することが可能で、初期投資が低額になる活用方法について理解いただけたと思います。
もし副業で土地活用するなら、今回紹介した知識をぜひ参考にしてみてください。