私が接していた役員や部長といった、出世している人は仕事のできる人たちばかりでした。それは私の会社に限らず多くの会社でも変わらないと思います。
彼らを観察していると、共通点が多いことに驚かされます。仕事している人であれば、下記のような悩みをお持ちの方も多いのではないでしょうか。
- 仕事ができる人ってどうしてあんなにもできるんだろう
- 何で成果が出るような仕事が回ってこないんだ
- どのようにしたら仕事ができて評価されるんだろう
- どうすれば幸せなビジネスライフを送られるんだろう
実は筆者自身も上記のような悩みがあり、なかなか思うような結果が出ないのが何年も続きました。その際に悩み悩んで考え付いた結論が、仕事ができる人の真似です。
たまたま筆者の知人に大手企業の役員200人ほどを秘書していた人がいたので、役員=評価されている人・仕事ができる人の特徴を徹底的にヒアリングを行いました。
その中で共通して出てきた習慣・共通点が50個ありましたので、全てお伝えします。
とにかく今仕事で困っている人は、1個でも2個でも良いので、少しずつ真似をしてみてください。きっと仕事で評価されるようになります。
とにかく素直
たとえ部下から間違いを指摘されても、相手が正しいと判断すれば素直に意見を聞き入れます。変なプライドがありません。立場の上下に関係なく、自分にない意見は積極的に吸収しようとし、とくに専門分野ではないことは素直に聞き入れ、実践します。
そのとき、言い訳や口答えをすることはありません。さらにその素直さが、人からの信頼を引き寄せ、ますます仕事ができる人になっていくのです。
将来のビジョンがはっきりしている
仕事ができる人は、ただなんとなく日々の業務をこなしているのではありません。明確なビジョンを持っています。それは自分が将来的にこういう仕事をしたいといった話から、組織がこういう方向で動いてくれたら理想だといった話まででてきます。
目的地が決まっているから、今自分がすべきことは何なのか、どうやって部下に指示出しをすれば適切かが見えてくるそうです。仕事ができる人は、常に先を見据えています。
人に仕事を任せられる
全部自分でやったほうが早く片付くからという理由で、仕事をひとりで抱え込んでしまうと、納期に間に合わなかったり、後々組織に迷惑がかかることがあります。仕事ができる人は、周囲に仕事を振るのもうまいのです。
「この仕事はAさんが得意、こっちの仕事はBさんがやりたがっていたから任せよう」など、人の素質や意欲を見ながら仕事を依頼します。そのため依頼された側も、期待に応えようとして組織一丸となって仕事がうまくいくようになるのです。
時間は必ず守る
待ち合わせの時間、締め切り、両方において仕事ができる人は時間を守ります。外回りの営業に出ていて、ホワイトボードに書いていた帰社時間に遅れそうな場合でも電話一本いれて「打ち合わせが長引いたので、30分ほど遅れます」と報告をしてきます。
30分くらい大丈夫だろうとは思っていないのです。待ち合わせや締め切りも、相手の立場が上か下かに関わらず、一度約束した時間は必ず守り、遅れそうなときは理由とどれくらい遅れそうなのかを明確に報告します。
残業をしない
意外かもしれませんが、仕事ができる人ほど残業をしません。勤務時間中、集中して仕事を片付けているためです。時間管理がしっかりできている証拠です。
また、部下は上司よりも先には帰りづらいもの。そのため、できる上司は率先して早く帰り、部下にもあまり残業しないよう声かけをしてから退社します。
誰に対しても同じ態度
上司でも部下でも、利害関係のない社外の人に対しても、仕事ができる人は誰に対しても同じ態度です。上司だからこびへつらう、部下だから失礼なことをズバスバ言うということはありません。
相手が会社内の清掃員であっても、ひとりの人間として礼儀正しく振舞います。
メールの返信が早い
仕事ができる人はメールを開いたら、すぐ返事を出します。後で出そうと思っても、忘れてしまうことがあるからです。内容は長々と書く必要はなく、短くてもかまいません。
短文でも反応があると、メールを出した相手も安心し、「あの人はなんでも行動が早い」と好印象を持つのです。メールの返信が遅い人は、それだけでマイナスの印象を持たれるので要注意です。
自分が悪くなくても頭を下げる
自分に非がなく、先方が間違っている場合、あるいは部下がミスをして先方に迷惑をかけた場合など、自分が悪くなくても頭を下げることができます。
先方が間違っていても、誤解させてしまうような言動を行ったことに対して詫びるのです。部下がミスしたときも、部下の責任にせず、監督不行き届きだったことに対して、臆することなく頭を下げます。
トラブルに強い
トラブルが起きて、周りの人たちが意気消沈していたり、焦っていても、仕事ができる人は「面白くなってきた!」と言って、周囲を励まします。そうすれば場の空気が和み、メンバー全員で解決策を話し合おうという雰囲気になります。
結果、冷静に物事を考えられ、“雨降って地固まる“の言葉通り、状況をプラスに転換していきます。メンバー同士の結束も高めていくことができるのです。
いつも上機嫌
仕事ができる人は、いつ話しかけても上機嫌です。そのため周囲も相談しやすいし、顔色を窺ったりしなくてすみます。少し話しづらい相談でも気軽にできるため、周囲から尊敬されます。
仕事をしていれば辛いこと、苦しいことはたくさんありますが、それを態度に表さないのです。忙しいからといって、相手をないがしろに扱うこともありません。
清潔感がある
内面だけではなく、社会人として服装にも気を配っています。自分をアピールしたり、おしゃれに徹するのではなく、清潔感のある服装を心がけます。
ワイシャツにはきちんとアイロンがかかっているか、首の後ろは汚れていないか、スーツはよれよれになっていないか、などです。不潔な恰好をしていれば、相手に不快感を抱かせてしまいます。仕事ができる人は、そういった些細なことまで気を配ります。
自慢話をしない
仕事ができる人は、過去の栄光をだらだらと話すことはしません。何かうまくいった案件があっても、「運よくうまくいっただけ」とか「周りの人たちがフォローしてくれたおかげ」と言って爽やかに笑います。
反対に、仕事ができない人ほど「自分は一生懸命やっている」「頑張って仕事している」という話を熱心にしたがります。しかし、聞いているほうはウンザリ。一生懸命やっているかは、周りが判断することです。
オンオフの切り替えがはっきりしている
仕事とプライベートの切り替えがはっきりしていることも特徴的です。仕事中は仕事に集中し、プライベートでは自分の趣味に全力で取り組みます。仕事のことを休日にだらだら考え続けるのではなく、趣味に没頭する傾向があります。
そのため話を聞いていると、仕事ができる人は多趣味です。人によって内容は違いますが、ゴルフ、釣り、写真、陶芸品づくりなど。話題も豊富なので、話を聞いているこちら側が楽しいくらいです。
積極的に人と絡む
仕事ができる人は社交的な人が多いのですが、積極的に人と絡もうとします。年齢や立場が異なっても、同じ仕事をしていくメンバーです。人間関係がぎこちなければ、いい仕事ができず、いい結果も残せないと考えています。
そのため、向こうから話しかけてくるのを待つのではなく、自分から声をかけていきます。仕事を始める前に、コミュニケーションが円滑にとれる間柄になっていれば、相談もしやすいためチームの生産性もあがると考えているのです。
問題点を徹底的に分析する
何かうまくいかないことがあったとき、今回は偶然タイミングが悪かっただけ、相手が悪かっただけなど、あいまいな考え方はしません。なぜうまくいかなかったのかを徹底的に分析するクセが身についています。
そこで分析した結果を踏まえて、次の対策を考えたり、方向性を修正したりすることを怠りません。また、部下にも一緒に考えさせたり、意見交換したりして、考えをシェアする概念を持っています。
打ち合わせや会議は簡潔に終わらせる
長時間続く打ち合わせや会議は、非生産的だと心得ています。時間を拘束されるわけですから、必要最小限の内容で終わらせようとします。
もし打ち合わせの最中で答えの出ない問いに直面したら、その場で時間をとって考えるのではなく、「この件については、各自下調べをして、次回意見を持ち寄ることにしよう」などと提案します。打ち合わせや会議は開始時間と終了時間をはっきり決めて、中身の濃い話し合いができるよう調整しているのです。
結果がすべてと考える
自分自身がどのように工夫し、頑張ったかよりも、どんな結果を残せたかを重視しています。いい意味で自分に厳しいのです。頑張ったかどうかは組織にとってはあまり関係がなく、結果がどうだったかが重要だと心得ています。仕事は基本的にみんな頑張ってやっています。その中で自分がどれだけ貢献できたかがすべてなのです。
一方で他人に対しては優しく、結果とともに頑張りも見ている傾向があります。その中で部下に対しては頑張りを評価しつつ、結果を残す大事さも説いてくれます。
ネガティブな発言をしない
例えば、「もう辞めたい」「疲れた」といったネガティブな発言はみんなの前ではしません。心の中では思っているのかもしれませんが、周囲には言わないのです。ネガティブな発言をすれば、その場の空気が重くなる、周囲に心配をかけてしまうと考えているのかもしれません。
一方で誰かが「もう辞めたい」と発言したときは「俺もお前ぐらいのときは辞めたいと思っていた、でも…」といったん相手に同調した後、解決策や励ましの言葉を言ったりしているのです。
誰に対しても謙虚
仕事ができる人は、自身の立場に関係なく謙虚です。誰に対しても優しく、腰が低いのが特徴です。年下だから、立場が下だからといって、タメ口で話す、威張るといったことはありません。自分の意見を押し通すこともなく、相手の意見を最後まできちんと聞きます。
何かをしてもらったら「ありがとう」ときちんと口にできる人が多いです。これらは常識から考えると当たり前のことですが、立場が上になるほど謙虚さを忘れがちになります。しかし部下たちは、そういった当たり前のことを見ているのです。
専門分野についてはプライドを持っている
普段は謙虚で優しくても、自分の専門分野についてはプライドを持っています。その仕事でお金をいただいている以上、いい仕事をしたいと思っているのでしょう。妥協しないところは徹底的に妥協しません。
プライドが高い人というと一般的には敬遠されるでしょう。しかし、仕事ができる人はプライドを持っているからといって他者を見下したりはしません。自分の専門分野に磨きをかけていくためにプライドを持って仕事をしているのです。
ここぞというとき手書きのメッセージを送る
ビジネス上のやり取りは基本的に電子メールを使いますが、ここぞというときは、はがきや手紙などで手書きのメッセージを送ります。大きな会食やゴルフ接待の翌日などにこの手法を使います。
それも数日後に送るのではなく、翌日には書いて郵送するというスピードの速さです。秘書がいても、秘書に代筆させることなく自分の手で自分の言葉をつづります。
机の上や引き出しの中が整理整頓されている
机の上や引き出しの中が書類や物であふれかえることなく、きれいに整理整頓されているのが特徴的です。書類の束も、乱雑に机の中に押し込むのではなくファイリングして見やすくしています。
そのため、話の途中で「そう言えば、あの書類に書いてあったな」ということがあれば、さっと机の中からファイルを取り出し、該当のページを開いて滞りなく説明を続けます。その行動に無駄がなく、いつもスマートな対応をしています。
優先順位をつけるクセが身についている
仕事をするときは優先順位をきちんと決めてから取り掛かっています。自分の得意なものからやったり、依頼された順に取り掛かったりするのではなく、急ぎか急ぎでないかを確認してから始めています。
急に新しい仕事が入っても、その都度優先順位を決めて柔軟に対処していくクセが普段から身についているので、慌てることがありません。この習慣がクセづいているおかげで、優先順位を決めるスピードも速いのです。
できないことははっきり言う
できないことを依頼されたとき、はっきり「できません」と言います。頼まれたから何でもやるという姿勢ではないんです。専門外のことややることに意味を感じられない仕事、クライアント先から無理難題を押し付けられたとき、ゴマすりをすることなくきっぱりと断ります。
「少しお時間をください」と言うことも基本的にありません。相手に期待させてしまったり、時間を浪費したりしてしまうからです。
ハキハキしゃべる
仕事ができる人に共通しているのは、声が大きくハキハキしゃべることです。同じ内容の事柄を話していても、ぼそぼそしゃべる人とは印象が違います。元気よくしゃべるだけで聞いている側は気持ちがいいですし、聞き取りやすいのです。
とくに大きな会議室で発言するときは、声が小さいと聞こえづらく、周りに迷惑をかけてしまうこともあります。対して、大きな声で発言できる人はそれだけでプラスの評価になります。
周囲に気を配れる
自分の仕事をしっかりこなしていながら、周囲に対しても気を配っています。同僚や部下の仕事の進み具合などを把握しており、滞っていたりトラブルを抱えているようであれば、自分から声をかけに行きます。
仕事以外にも、元気がなさそうな場合にも、何かあったのか一言かけられる余裕を持っています。
率先して飲み会の幹事を引き受ける
飲み会の幹事となるとスケジュール調整から会費の徴収、司会進行など、やらなくてはいけないことが増えるので、敬遠する人もいるでしょう。しかし仕事のできる人はあえて飲み会の幹事を引き受けます。
単純に楽しいからやっている人もいますが、司会進行や段取りをする練習にもなり、仕事上関わることがなかった人とも話すチャンスが与えられます。ここからさらに人脈を築いていったりするのです。
体調管理ができる
体調が悪いときはきっぱり休みをとり、体調管理に気を配っています。熱があるのに出社するなどはしません。体調を崩すと仕事が溜まっていくことが気になりますが、無理に出社してもいい仕事はできず、周囲にも迷惑をかけます。
潔く休みをとって体調を整えることを優先し、万全の状態で職場に復帰したほうが最終的にいい仕事ができると分かっているのです。
ストレス解消法をもっている
仕事をしていると、どんな人でもストレスをためてしまうと思います。仕事ができる人はストレスの発散が上手で、これといった発散方法を持っています。人によって異なりますが、ひとりで飲みに行く、カラオケに行く、ゴルフに行く、バッティングセンターに行くなどです。
何かしら趣味を兼ねたストレス発散方法で、無趣味という人はいません。土日で趣味を楽しみ、ストレスを発散させているので、月曜の朝からはつらつとしています。
会社内に敵をつくらない
仕事ができて、出世していくためには社内に敵がいないことも重要です、仕事ができると同時に出世している人は、あまり敵を作るようなことはしません。
基本的に誠実で素直、謙虚な態度でいるので、悪い評価を流す人も周囲につくりません。社内の人間とはうまくやっていきたいと考えている人が多く、意見が合わないからといって喧嘩を仕掛けるような人もいません。
現実的な選択ができる
仕事をしていると理想と現実とのギャップを感じることが多々あります。理想ではこうしたいけれど、現実的には無理だという場合、現実的な選択をします。
理想だけでは戦っていけないことを知っているのです。多少泥臭い選択肢をとらなければいけなかったとしても、落胆することなく、実際に起きている問題解決のための手段を選びます。
自己啓発に努める
仕事に関する本を読んだり、スキルアップのための資格を取得するなど、自己啓発に努める傾向があります。
専門分野以外にも時間の管理術や効果的な仕事の取り組み方などが書かれている本を読んだりと、ビジネス全般に関する勉強もしています。また自己啓発にかかるお金や時間は積極的に使い、自己投資を怠らないのも特徴です。
様々なところにアンテナを張っている
例えば話題のニュースや経済の動きをチェックしている、有名なビジネス書を読んでいるなど、仕事のできる人は様々なところにアンテナを張っています。そのため話題も豊富で自然と物知りです。
女性社員やパートさんとも積極的に話すので、おいしい料理が食べられるお店や最近の保育園事情などもさりげなく情報を仕入れています。興味のある分野が幅広く、そんなことまで知っているのかとこちらが驚かされるくらいです。
失敗しても隠さない
失敗した、ミスをしたなど、些細なことでも隠さず報告します。恥ずかしさから「このくらいなら言わなくても平気」と思いがちですが、報告が遅れれば遅れただけ状況がひどくなり、解決できなくなる場合があります。
仕事ができる人はこの事実が分かっているので、失敗を隠しません。隠してもいずればれるだけだとも思っているのでしょう。そして失敗してしまった部分はきちんと反省し、次に何ができるかを建設的に考えています。
相手目線で物事を考える
相手がどうすれば納得してくれるか、満足してくれるかといった相手目線で仕事をする姿勢を持っています。自分がいかに楽をするか、得をするかなどは考えていません。ビジネスは相手を助けたり、相手の役に立つからこそ成り立つものです。
とくに人を動かしたいときほど、相手目線に立つことで、どうすれば動いてくれるのかが分かるようになり、最終的にスムーズに仕事ができるようになるのです。
地味な事務作業も楽しみながらやる
地味な事務作業でも大事な仕事のうちのひとつです。必要な作業と判断すれば、嫌々やるのではなく楽しみながら取り組みます。
もともとは自分の仕事ではなかったとしても、人手が足りないなどの理由があれば、率先して手を差し伸べます。仕事に大きい小さいも関係なく、どうせその仕事をしなくてはいけないのであれば、どうすれば楽しく効率的にできるかを考えながらやっているのです。
いつもメモを取る
会議に出席するときや上司に呼び出されたとき、必ずメモとペンを持参します。どんなに賢い人でも忘れてしまうことはあるからです。
何か重要なことを言われ、メモを取っていなかったばっかりに後から「何でしたっけ?」なんて言うのはカッコ悪いですし、上司にも迷惑をかけます。自分の記憶力を過信せずに、メモとペンは必須を心がけている人が多いです。
相手を信頼する
とくに社内の上司や部下を基本的に信頼しています。相手を信頼するということは、自分を信頼してもらうことにつながります。上司を信頼していれば、もっと大きな仕事を任そう、もっとためになることを教えてあげようとしてくれます。
対して部下を信頼していれば、思う存分自分のしたいように生き生きと働いてくれますし、何かあればすぐに報告してくれるようになります。相手を信頼することで、全員が気持ちよく働くことができ、チーム全体の生産性も上がります。
「忙しい」と言わない
仕事ができる人はあまり「忙しい」と言いません。「忙しい」と言っても忙しくなくなるわけではありませんし、そんなことを言っていたら、相談や質問、報告をしたいと思っている部下や同僚たちが気を使って、後にしようと思ってしまいます。
イライラした態度で「忙しい」と言えば、職場の雰囲気も悪くしてしまいます。自分だけが忙しいわけではなく、みんな一生懸命働いていて忙しい。それが分かっているからこそ、あえて口にしないのです。
将来を見通せる力がある
ひとつの事象から、この先どういったことが起こるか予測する能力が高いのが特徴です。社内で新しいルールが適用されたら「それはこういう問題を引き起こすかもしれない」など、先を読んだ発言ができます。
常日頃から、この先はどうなるのかを予想しながら仕事をしているので、自然とそういう力が養われていっているのです。さらに将来に対しての見通しはひとつだけとは言わず、何パターンも予測している傾向にあります。
感情的にならない
仕事の場面で意見の食い違いが生じても、感情的に発言したり、あからさまに怒った態度は見せません。あくまで理性的に、順序立てて物事を説明します。相手が感情をあらわにしてきたからといってこちらも感情的になっていては、収拾がつかなくなってしまいます。
悔しくてもぐっと我慢して、問題解決に努めます。基本的にキレるということはなく、いつも冷静に対処するのが特徴です。
記憶力がある
取引先の顔と名前を覚えるのがとにかく早いです。仕事は対人関係が重要になってきます。いくら秘書がいるからといって、「あの人は誰だっけ?」と確認するような人はいません。
はじめて会って名刺交換をした当日か翌日には、名刺の裏に話した内容や特徴などを書き込んでいて、次回会う前に見返しているようです。そのため、再会したときも会話がスムーズで友好的な態度で接することができ、相手が感動を覚えるほどです。仕事ができる人ほど、人のつながりを大事にしています。
説明が分かりやすい
仕事ができる人の説明はいつも分かりやすいものです。仕事を振るときは相手が理解しているかが大事になってきます。そのため、簡単な言葉を選んで説明します。話しながら、相手が理解しているかどうかを確認しているのだと思います。
こちら側が納得していないようだったら、言い換えて説明するなどの配慮をしてくれます。また、パーティーなど公でのスピーチも簡潔で分かりやすい人が多いです。決してだらだらとしゃべり続けるということはありません。
積極的に有給休暇をとる
有給休暇はできたら取りたいと考えているのではなく、意識して積極的に取得しています。仕事とプライベートは別と考え、休みの日はしっかりと休むというスタンスです。しっかり休めば、また仕事に対する活力を養えると考えているようです。
また、部下たちにも積極的に休みを取るよう促し、全員が平等に取れるよう配慮しています。
時間配分を決めて仕事をする
仕事に取り掛かるとき、どのくらいの時間をかけて終わらせるか事前にスケジュールを決めて取り組んでいる人が多いです。とくに締め切りのある仕事の場合、時間以内に終わるかどうかがカギとなってきます。
丁寧に仕上げたとしても、時間をかけてやっているようでは非効率的です。予想以上に時間がかかりそうだと思えば、人に仕事を振ったり、手伝ってもらいながら組織全体に迷惑をかけないよう配慮しています。
朝に強い
仕事ができる人は、朝早めに出社する傾向があります。朝早い時間帯は人が少なく、業務に集中できるため、雑務を終わらせるのにぴったりだそうです。また、頭もさえて良いアイディアが浮かびやすいのだとか。早寝早起きという健康的な習慣が身についている人が多く、始業時間ギリギリに駆け込むような人はいません。
朝早く出社する代わりに、夕方は早めに退社するなどして、メリハリをつけています。
自分の意見をはっきり言える
仕事において自分が考えていることや意見は、はっきりと伝えます。相手が上司であっても部下であってもです。知らないこと、分からないことは堂々と質問し、その場で理解を深めます。
打ち合わせや会議などでは積極的に発言し、後で「自分はこうだと思ったんだけど」なんてこっそり言うことはありません。その場で完結させることで、時間の無駄を省くことにつながると感じているようです。
感謝の心を忘れない
仕事がうまくいっているときも、そうでないときも、常に周囲に対して感謝の心を忘れません。そして、機会があれば、その感謝の気持ちを言葉で表現しています。
「○○さんのおかげで、このときはうまくいったよ」という素敵な一言がさらっと言えるのです。立場が上になっても、人に対して感謝の気持ちを忘れず行動しているのです。
完璧を求めていない
いい仕事をしようと心がけていても、決して完璧は求めていません。完璧を求めてしまえば、限られた時間の中で仕事を終わらせることができないためです。
ある一定程度できたらよしとし、至らなかった点は次回の仕事で挽回するよう努めています。目指すレベルはそもそも高いのですが、完璧にこだわらないことも仕事をうまく回していくためのコツのようです。
まず行動に移す
仕事ができる人は行動が早いことも特徴です。考えてばかりで行動しないのでは、そのやり方でうまくいくかどうかも分かりません。
人からアドバイスなどをもらえば、その情報を仕事に取り入れてみる、おすすめの本を紹介されたら読んでみるなど、まず行動に移しています。
【補足】本をよく読んでいる
当たり前のことですので、書くかどうか迷いましたが・・・
やはり仕事ができる人は本をよく読んでいます。
考えてみればわかりますが、本はたった1,000円足らずで「成功者のノウハウがギッシリ詰まったお宝」といっても過言ではありません。
私も本を狂ったように読み漁ってから、とても仕事が順調になりました。
どの社会人にもオススメできる本は下記記事で紹介しておりますので、ぜひともご確認ください。
また、成功するかいなかの分かれ目が、組織を作るマネジメント力です。
このマネジメントができる人は、順調に成果を出してグングン成長していくでしょう。
下記にまとめておりますので、ぜひご確認ください。
まとめ
50個の仕事ができる人の習慣・共通項はいかがでしたか?社会人として当たり前の項目もあれば、はじめて知った項目もあったのではないでしょうか。
社会人として当たり前の項目でも、きちんとできている人は意外と少ないものです。
今一度自分の行動を振り返り、すぐ実践することができそうな項目は取り入れてみてください。
そうすれば黙っていても、周囲からは仕事ができる人だと評価されます。