マンションナビは、マンションだけに特化した一括査定サービスです。
不動産一括査定とは、売却を検討している不動産の情報を入力するだけで、複数の不動産会社から不動産の売却価格の査定を出してもらうことができるサービスのこと
こんな悩みをスッキリ解消!
- マンションナビの特徴は何があるの?信頼性は?
- マンションナビの利用者の評判や口コミは大丈夫?
- マンションナビを使うべきなの?
他の一括査定サービスは、マンションの他、戸建てや土地、収益物件、田・畑、工場、オフィス等の査定を可能としており、どちらかというと査定できる不動産の種類を広げる方向にあります。
一方、マンションナビはマンションだけにターゲットを絞っています。
今回の記事では、マンションナビの特徴や利用者の評判や口コミを紹介しています。
マンションナビの最大の特徴は「仲介」「買取」「賃料査定」ができること
マンションナビは、仲介の査定だけでなく、買取と賃料査定も同時に可能。
買取とは転売を目的とした不動産会社の仕入れのための売却
不動産会社は利益を乗せて転売するため、仲介の価格の80%程度の価格で購入します。
つまり、買取による売却か価格は仲介の80%程度となることが一般的。
仲介の査定額は、売却予想価格に過ぎませんが、買取価格は査定額を提示した不動産会社が実際に買い取ってくれる価格となります。
そのため、一括査定サービスのようなサイトを利用し、高く買い取ってくれる不動産会社を探すことは非常に有益です。
買取の査定をできる一括査定サービスは少ないので、買取を検討したい人は「マンションナビ」も利用することがぜひオススメです。
買取は、高い査定価格を出してくれる不動産会社を見つけることが一番高く売却できる方法。
マンションナビを含めてできるだけ多くの一括査定サービスを利用した方がお得です。
買取については下記記事でさらに詳しく解説しています。
マンションナビの基本情報
サービス開始時期 | 2011年8月 |
---|---|
利用者数 | 360万人 |
対象エリア | 全国 |
提携会社数 | 900社以上 |
同時依頼数 | 9社(売買6社+賃貸3社) |
運営会社 | マンションリサーチ株式会社 |
賃料査定ができる珍しいサイト
また、貸した場合いくらで貸せるかという賃料査定も可能。
これは他の一括査定サイトには最大の特徴です。
売却するか、賃貸するか迷っている人であれば、マンションナビを使うと一度に価格も賃料も知ることが可能。
もし、築年数が古く安いマンションを売る場合、「貸したから売る」という方法も検討に値します。
例えば価格が1,000万円を下回るような物件の場合、そのまま売却してもなかなか売れません。
一方で、賃貸に出して売ると、高利回り物件に変わることが多く、逆に人気が出てきます。
駅から徒歩7分圏内にあるような物件で、価格が1,000万円(東京23区であれば2,000万円)を下回るようなマンションは、貸してから売るという選択肢がアリです。
駅から徒歩7分圏内にあるような価格の低い物件は、貸しても特に値段は下がりません。
価格は上がりもしませんが、人気が出るため早く売れるようになります。
築年数が30年以上のマンションで、売却しにくい古い物件は、一度賃貸を検討してみるのも良いでしょう。
マンションナビでは、仲介と買取、賃貸の3つを一度に比較することができるため、売却をあらゆる角度から検証することが可能。
仲介と買取、賃貸の3つを同時に査定できる一括査定サービスは他にありません。
マンションナビの運営者は大丈夫?
サイト名 | マンションナビ |
---|---|
運営会社 | マンションリサーチ株式会社 |
資本金 | 90,000,000円 |
取引銀行 | みずほ銀行 浜松町支店 / 三菱UFJ銀行 新橋支店 / 西武信用金庫 飯田橋支店 |
所在地 | 東京都千代田区九段北1丁目2番11号 エイム東京九段ビル3階 |
代表取締役社長 | 山田 敏碁 |
電話番号 | 03-5275-0045 |
マンションナビの運営会社はマンションリサーチ株式会社という会社。
2011年に創業しており、順調に業績を伸ばしています。
代表者自身が不動産業界出身なので一定の信頼感がおけます。
一括査定サイトの中には、不動産のことを全く知らない「IT企業」が運営しているものも多いです。
IT企業が運営している一括査定サービスの中には不動産業界を本当によく分かっているのかなと思うようなサイトもあり、それらの一括査定サービスに比べれば、遥かに信頼性が置けるサイトといえます。
一括査定サービスは、登録企業の質の高さが命。
不動産業界に明るいマンションリサーチであれば、実力のある登録企業をしっかりと見極めることができます。
マンションナビは、運営会社に安心感がありますのでオススメできます。
マンションナビ利用者の口コミ・評判
マンションナビについては、情報の出所が明確な口コミ情報がありませんでした。
いい加減なことを書いても仕方ないので、出所が明らかでない口コミ情報は載せないことにします。
一方で、マンションナビの公式サイトには、利用者の声が掲載。
ここでは、マンションナビの公式サイトより、利用者の声を抜粋して紹介したいと思います。
不動産会社探しツールとして利用
子どもが産まれ、ライフスタイルが変わり、駅から遠いことがネックになり売却検討。一括査定は時間が短縮できて効率が良く、このマンションに興味ある、または売ろうとしてくれる会社を探しやすい。1~2日ですばやく連絡がきたので助かりました。不動産屋さんがどこにあり、どこがいいのか全くわからない状態だったので、不動産屋さんからアプローチしてくれるのは助かります。マンションナビさんからフォローのメールが来たのも心強かったです。(神奈川在住 A様(30代))
※出典:マンションナビ公式HPより
Aさんは、不動産会社探しのツールとして一括査定サービスを利用されたようです。
一括査定サービスの利用方法としては、このように不動産会社を探すために使うのが一番オススメ。
査定といっても、結局は売却予想価格に過ぎないので、そこを一生懸命比較しても意味がありません。
意味があるのは「不動産会社の比較」ですので、査定価格だけでなく不動産会社の熱心さやサービス、専門性等を比較できるのが一括査定サービスのメリットです。
マンションナビでは、最大9社に査定依頼できますので、不動産会社同士を十便に比較検討することができます。
マンションの売却をどこに依頼して良いのか分からない場合には、マンションナビを利用するのが良いでしょう。
店舗に行かず自宅で不動産売却の話を進めることができた
両親が車椅子を使った生活をしているため、不動産会社まで出向かなくても、たくさんの資料の中から売却に必要な情報を得ることができた点がとても助かりました。
気になる不動産会社にひとつひとつ資料請求をしたり、店舗まで相談に出掛けたりする必要がなかったので、その分時間的な余裕も生まれ、転居作業がはかどりました。
※出典:マンションナビ公式HPより
この口コミを書いた方は、家庭の事情で店舗に足を運ぶのが難しい状況から一括査定サービスを利用されたようです。
一括査定サービスを使えば、わざわざ店舗まで足を運ばずに複数の不動産会社に見積もりを依頼することができるので、仕事などで忙しい方にはオススメです。
客観的な売却金額を知れた
引越のため、現在のマンションを売却することを検討。
1度に5社の不動産会社から査定をもらえて、客観的に売却金額を知ることができて良かったです。実際に不動産会社を一社、二社と回るのは大変で、多くの査定や資料を貰えるのがよい。各社の規模や実績も確認できるので安心できました。(千葉県在住 O様(60代))
※出典:マンションナビ公式HPより
Oさんは、「実際に不動産会社を一社、二社と回るのは大変」と書いていますが、その通りだと思います。
複数の不動産会社から査定を取る場合、グルグルと足で回って不動産会社に依頼するのは大変。
一括査定サービスは、その手間を大幅に削減してくれるサービスです。
少なくとも2社以上の査定価格を比較したいと思っている人であれば、一括査定サービスを利用すべきといえます。
また、Oさんが「客観的に売却金額を知ることができて良かった」と書いているように、複数の不動産会社から査定額を取得すると、自分のマンション価格を客観視できます。
客観視するには、査定価格が多ければ多いほど、客観的になることが可能。
通常、一般的な一括査定サービスは査定依頼できる不動産会社が最大6社ですが、マンションナビは最大9社まで査定できます。
より多くの情報を効率的に集めることができるという点に、他の一括査定サービスを比較して優位性があります。
例えば、相続したマンションを売却するようなケースがあります。
相続したマンションは、相続人の共有状態となっています。
共有物件の売却では売却することに対して共有者全員の同意が必要です。
全員の同意を得るには、査定価格が多い方が客観的になるため、スムーズに同意を得やすくなります。
そのため、相続したマンションを売却するようなケースでもマンションナビはオススメです。
共有名義の不動産売却については下記記事で詳しく解説しています。
マンションナビで一括査定するときの注意点
マンションナビを利用する際は、価格比較ではなく不動産会社選びのツールとして利用するのが注意点。
査定価格とは、あくまでも売却予想価格に過ぎませんので、その高さを一生懸命比較しても意味がありません。
買取価格は予想価格ではなく、実際に買い取ってくれる確定的な価格のため、一生懸命比較することに意味があります。
仲介でマンションを売却する場合、一括査定サービスでは売却予想価格の比較をしているということ。
予想価格は悪い方にも良い方にも外れますので、そこを真剣に比較する必要はないです。
むしろ、営業マンの話を聞き「良い不動産会社かどうか」を比較することに意味があります。
営業マンの感じが良ければ、買主に与える感じも良くなりますので、高くスムーズに売却できる確率が高まります。
マンションナビは、9社も比較できますので、良い不動産会社が見つかりやすいです。
査定価格に一喜一憂するのではなく、不動産会社探しのツールとして使うようにしてください。
マンションナビ以外のオススメ一括査定サイト
不動産一括査定サイトは似たようなサイトが多くかなり乱立しています。
その中でも信頼性や実績から下記4つをオススメしています。
筆者は何度も不動産一括査定を利用しています。
下記は「すまいValue」を利用して「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所の住まいリレー」より、査定結果をもらった写真です。
下記表が「不動産売買の仲介件数が多い不動産会社」が「どこの不動産一括査定に参加しているのか」を調査した結果です。
少し細かいので、流し読みする程度で大丈夫です。
これを見ると、上位4社がずば抜けているのが分かると思います。
正確にはセンチュリー21はフランチャイズ経営なので、「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」の3強ということです。
不動産売買は超大手に偏っている
「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」が超大手と言われる不動産会社です。
超大手不動産会社3社で不動産仲介の約30%のシェアを持っています。つまり、不動産売買した人の中で3人に1人は、「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」のどこかに仲介を依頼していることになります。
それだけ日本の不動産売買は、超大手不動産会社に偏っているということ。
超大手不動産会社は販売活動に強く、豊富な買主を持っており、売りやすいとも言えます。
そしてこの3社に唯一依頼できるのが「すまいValue」です。なので「すまいValue」は外せません。
超大手不動産会社だけではなく大手・中堅・地域密着の会社とも比較する
ただ、超大手だけで満足してはダメ。不動産業界は特殊な縄張りなどもあり、A地域はX不動産が強い、B地域はY不動産が強いということが存在します。
また、超大手になるほど両手仲介の比率が高まります。
両手仲介とは、1社の不動産会社が売主と買主の両方の仲介を行うこと。買主と売主から手数料をもらえるため、利益相反の関係になる。アメリカは両手仲介は禁止されています。
売却を成功するためにも超大手不動産会社と併せて大手・中堅や地域密着の不動産会社も比較することをオススメします。
その場合は下記のような使い分けがいいでしょう。
売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能
紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。
また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額を送付してください」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。
どの不動産一括査定が「机上査定」「メール要望」が可能かの早見表は下記の通りです。
不動産一括査定サイト名 | 机上査定が対応 | メール要望 |
---|---|---|
すまいValue | ○ | ○ |
SUUMO | ○ | ○ |
HOME4U | ○ | ○ |
イエウール | × | × |
SRE不動産(※旧ソニー不動産) | × | ○ |
不動産一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく解説しています。
まずはどこか1-2社の査定依頼でOKという方は、下記の大手2社がオススメです。
評判がいい不動産仲介会社のおすすめランキングについては下記記事をご確認ください。
マンションナビの簡易相場の信頼性
マンションナビには、マンション名を入力するだけで相場価格をチェックできる機能があります。
※出典:マンションナビ公式HPより
あまりにも簡単で便利なため、利用する人も多いのですが、逆にその精度はどうなのか不安に思っている人も多いようです。
相場の精度はそこそこ
結論からすると、相場の精度については「そこそこ」といった感じ。
下記は東京都の南青山にあるマンションをチェックした時です。
※出典:マンションナビ公式HPより
マンションナビの相場チェックでは、マンション名だけを入力して価格が「○○万円~○○万円」という幅でポンと出てきます。
表示される幅が結構広いので、信憑性を疑問視する人も多いのだと思います。
マンションを査定するには、本来であれば「面積」や「バルコニーの方位」「階数」といった情報が必要。
最初に登場する「○○万円~○○万円」という幅の価格は、2DK~4LDK、南向きから北向き、1階~最上階等、あらゆるタイプのマンションを含んだ価格となります。
そのため、相場チェック機能を利用する場合には、幅で表示される価格帯の中で、条件が悪ければ下の方、条件が良ければ上の方の価格を自分で取捨選択する必要があります。
マンションナビの相場チェック機能は、以前はかなり高い価格の印象がありました。
しかしながら、最近は改善傾向が見られ、実勢価格に近くなってきています。
相場チェック機能を利用するのであれば、相場の中でとりあえず下の方の価格を見ておけば安全。
きちんとした価格を知りたい場合には、一括査定サービスを申込み、査定を受けるようにしましょう。
まとめ
マンションナビについて解説してきました。
マンションナビはマンションに特化した一括査定サービス。
買取や賃貸も含めて多面的に比較検討ができますので、マンション売却をする人は是非利用してみましょう。