ぶっちゃけ高く売れるのは?不動産の「買取・仲介」の違いと選択基準のすべて

更新日:

仲介買取専門家が教える!不動産の「買取」と「仲介」判断基準

「不動産の買取ってどういう仕組み?」

「不動産買取と仲介ってどっちがいいの?」

「買取のデメリットは何があるの?」

不動産買取とは一言でいうと「不動産会社があなたの物件を買い取る」こと

車やブランドバッグに買取店があることをイメージするとわかりやすいですよね。

一方、不動産売却では、「仲介」と呼ばれる売り方が一般的なんです。

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
えーっ、じゃあ買取と仲介どっち選んだらいいんですか?
それぞれのデメリット・メリットを比較して選択するのが大切じゃぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生

今回の記事では、不動産買取・仲介どちらを選ぶべきか、具体的にどのように進めるべきかについて専門家が分かりやすく解説していきます。

最後まで読んでもらえれば、あなたにぴったりの方法でスムーズに売却を進められると思いますよ。

ではまいりましょう!

すぐにわかる!仲介・買取の判断チェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべきかチェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべき?チェックシート

株式会社グロープロフィット 代表取締役 竹内英二

【執筆・監修】不動産鑑定士・不動産コンサルティングマスター

株式会社グロープロフィット 代表取締役

竹内英二

日本土地建物株式会社にて、不動産鑑定や開発用地の仕入れ担当を11年間に渡り従事。オフィスビル・賃貸マンション等の開発も行っていたことから、土地活用・不動産投資の分野に強い。

資格不動産鑑定士・中小企業鑑定士・宅地建物取引士・不動産コンサルティングマスター・賃貸不動産経営管理士・不動産キャリアパーソン資格

1.不動産売却の「買取」と「仲介」の違い

冒頭でお伝えした通り、不動産を売却するときには、買取・仲介の2つの方法があります。

もっとも大きな違いは、あなたの不動産を誰に売るのか(買主は誰か)という点。

  • 不動産買取:買主は不動産会社
  • 不動産仲介:買主は個人
ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
なるほど!買主の視点で見ると確かに分かりやすいですね!

本記事では、メインテーマである「買取」を基準に説明していきます。

買取は「即時買取」「買取保証」の2種類ある

さらに、実は買取にも「即時買取」と「買取保証」の2種類あります。

  • 即時買取:不動産会社が即時で買い取ってくれる方法
  • 買取保証:ある一定の期間を設けて売れなければ買取会社が買取という方法

買取保証は、期間中に普通の売却活動(仲介)を行えますので、即時買取に比べて少し高く売れる可能性が出てきます。

どちらにしても最終的には、不動産会社が買い取ることには変わりありません。

  • 即時買取:不動産会社が即時で買い取ってくれるが、買取価格が安くなる
  • 買取保証:ある一定の期間を設けて売却活動を行う分、即時買取よりも買取価格が高くなる
不動産売却の買取保証とは?通常の買取との違いとメリット・デメリット
不動産売却の買取保証とは?通常の買取との違いとメリット・デメリット

不動産の売却を検討されている方は、「買取保証」という言葉を聞いたこともある方も多いともいます。 買取保証とは、不動産会社 ...

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2.不動産買取の6つのメリットと3つのデメリット

続いて不動産買取のメリット・デメリットを紹介します。

下記のメリット・デメリットを比較すれば「買取」があなたのケースに合っているかどうか分かりますよ。

メリット

  1. 短期間で売却でき、早期の現金化が望める
  2. 瑕疵担保責任が免除される
  3. 資金計画が立てやすい
  4. 買主探しの内覧が不要
  5. 会社の仲間や近隣の人に知られることなく売却できる
  6. 仲介手数料がかからない

デメリット

  1. 市場の相場価格よりも買取価格が安くなる
  2. 買取できる不動産会社が少ない
  3. 物件条件によって仲介に比べてさらに安くなる

特にデメリットについては、一番気になるところだと思いますので、少し深堀りして説明していきますね。

デメリット(1)市場の相場価格よりも買取価格が安くなる

pexels-photo-187041

「買取」の売却額は「仲介」と比較して安くなります。

これが買取における一番大きなデメリットです。

仲介であれば、買主自身が住むために購入することが大半。そのため購入後にリフォームを行うかどうかは、その買主次第です。

一方で「買取」の場合、あなたから買い取った物件をリノベーションやリフォームをして付加価値をつけてから再販します

つまり、物件を再販した際に売れると踏んだ価格から

  • リフォーム費用
  • 粗利益
  • 業者が金融機関から融資を受けた場合の事務手数料
  • 売主からもらえなかった仲介手数料分の金額(人件費)

と言った費用を差し引いて、買取価格を算出しています。

不動産買取金額は仲介の時と比べて70~80%が相場

買取金額は、おおよその相場として不動産仲介の70%~80%程度です。

仮に売却価格が2,000万だとすると、買取価格は1,400万~1,600万ぐらいが相場。

「いや、そんな金額差だったら買取は嫌だよ…」と感じる場合、仲介にするか、後に説明する「不動産一括査定サービス」を使いましょう。

デメリットの回避方法:不動産一括査定サービスを使うと回避できる

ただし、今では不動産一括査定サービスを利用することで、疑似オークションのような形式を組むことができます。

不動産一括査定サービスを利用するのとしないのでは、ざっくり下記ほどの差があります。

  • 不動産一括査定を利用した:仲介に比べて売却金額90%~95%
  • 不動産一括査定を利用しない:仲介に比べて売却金額70%~80%

買取の一番のデメリットである「売却金額が安くなる」というのを少し回避できるわけですね。

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
なるほど!このサービスは気になりますね!
ただ、それでも仲介より売却金額が高くなるわけではない点に注意しておこう。
フクロウ先生
フクロウ先生

詳細についてはこの記事の後半で解説しています。

デメリット(2)買取できる不動産会社が少ない

不動産買取は、不動産会社が直接現金で買い取ります。

つまりある程度のキャッシュが潤っている会社でないと「買取」ができません。

端的に言うと、そこそこの規模の不動産会社でないと買取自体ができないということ。

一般財団法人 不動産適正取引推進機構の「平成 30 年度末 宅建業者と宅地建物取引士の統計について」によると、不動産業者は全国に124,451あると書かれています。(※平成30年3月末)

この中でも不動産買取ができる業者は、数百程度と言われていることを考えるといかに少ないかが分かるでしょう。

つまり不動産買取をしてもらいたいと思っても、買取をしてもらえる業者を探すのに苦労するということです。

デメリット(3)物件条件によって仲介に比べてさらに安くなる

買取では、仲介と比較して基本的に売却価格が低くなるというお話をしました。

さらに下記条件での物件の買取は、「仲介」と比較して売却価格がさらに低くなる傾向にあります。

  • 新築
  • 築年数の浅いマンション・一戸建て
  • 敷地の分割ができない土地

先ほどお伝えした通り「物件を安く購入してリフォームして再販する」これが不動産会社の利益の出し方です。

新築や築年数の浅い物件はリフォーム要素が少ないため、「仲介」を活用した方が高く売却できる可能性が上がるのです。

その他に、敷地の分割ができない土地は、分譲地エリア内で法規制や近隣との取り決めがあるなど条件が厳しく、不動産会社側から断られる場合があります。

ひよこ生徒 困り
ひよこ生徒
ここだけ読むと、買取はやめた方がいいような気が…
もちろん、不動産買取にもメリットはあるぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生

メリット(1)即買取が可能なので短期間で売却でき、早期の現金化が望める

仲介の場合は買主を探すところから始めます。

アットホームの調査によると、マンションは6ヶ月、一戸建ては11ヶ月掛かると書かれています。

  • マンション:平均6ヶ月
  • 一戸建て:平均11ヶ月

※出典:アットホーム「中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査」より

対して「買取」の場合は、不動産会社が基本的に即決してくれます。

多くのケースは最短で1日、長くても1ヶ月以内で売却金額を現金化してくれます。

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
なるほど!あまり時間をかけたくない人には良さそうですね!

メリット(2)瑕疵担保責任が免除される

不動産を売買する場合には「瑕疵担保責任」というルールが課せられます。

瑕疵担保責任とは、物件売却後から1年以内に欠陥が見つかった場合、売主がその欠陥を修復しなければならないという責任

買取では不動産会社を売却することで、この責任を業者が負ってくれるのです。

「買取」にすることで、瑕疵担保責任をめぐる面倒なトラブルに発展するリスクを回避できるので安心です。

また、欠陥が見つかった場合の修復にかかる費用が100万を超えることもざらにあります。

買取ではそれを負わずに済むため、売却物件に自信がない場合は買取が大きなメリットを持ちます。

不動産を売却するなら知っておきたい瑕疵担保責任の内容と注意点

売主なら知っておきたい知識の一つに瑕疵担保責任というものがあります。 まず、瑕疵とは「カシ」と読みます。「カ」は「ヒマ」 ...

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メリット(3)資金計画が立てやすい

もしあなたが新しい物件を購入したいと考えていたり、事業資金に回したいと考えている場合、売却価格があらかじめ分かっていると資金計画が立てやすいですよね。

ここで注意すべきは、「不動産売却は基本的に住宅ローンの完済が前提となること」ということ。

「仲介」を選択した場合、不動産会社に査定額を提示してもらい売り出し価格を決めます。

ただし、だいたいの場合は、値下げ交渉を受けて査定額よりも安い価格で売ることになります。

住宅ローン残債の方が売却額よりも多ければ、あなた自身でその差額分を補填する必要があるわけです。

一方「買取」では不動産会社が提示した査定額=買取額となります。

つまり、早い段階で住宅ローン残債が残りそうかどうかが判断できるのじゃ。
フクロウ先生
フクロウ先生

メリット(4)買主探しの内覧が不要

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あなたもアパートやマンションを借りる際に内覧をした経験があると思います。

これと同じように、「仲介」の場合も内覧してから購入するケースが一般的。

不動産は一生に一度の買い物と言われる高額な支出。内覧をせずに購入する人はほとんどいません。

この理由から買主との契約が成立するまでの間、多くの購入検討者が内覧しに来るのです。

ひよこ生徒 困り
ひよこ生徒
おもてなしを準備したり、清掃に気を使ったり、結構な負担ですよね…

一方、「買取」の場合は不動産会社が一度内覧するだけなので、内覧によるストレス負担が少なくなります。

最初に説明した早期の現金化を望む人の場合、こう言った内覧に付き合う手間を掛けられないケースが多いため、不動産買取を選ぶ方が多いんですよね。

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
内覧一回で済むのは楽ちんですね!
ただし、不動産会社に対しても内覧に手を抜くと、やはり売却額に影響するんじゃ。キレイに越したことはないぞ。
フクロウ先生
フクロウ先生

メリット(5)会社の仲間や近隣の人に知られることなく売却できる

「仲介」を選ぶ場合、宅建業法上REINS(不動産業者間の物件検索サイト)に掲載しなければいけないこともあり、外部に情報が出やすくなります。

また、その不動産業者のホームページや店頭に情報が掲載。

会社の仲間や近隣の人が知られる可能性が高くなります。

場合によっては、今住んでいる地域の新聞の折り込みやポスティングによる投函も行われる場合があります。

対して、買取の場合は「あなたと不動産会社」のやり取りになるので、周りに知られることがほぼないでしょう。

メリット(6)仲介手数料がかからない

「仲介」の場合は契約成立後、パートナーの不動産会社に物件価格に応じた仲介手数料(成約価格×3%+6万円)を支払う必要があります。

しかし「買取」の場合は仲介が入らないので、仲介手数料はかかりません。

例えば、3,000万円の土地・建物を売却した場合、仲介手数料の上限額は「96万円(税別)」となります。

仲介手数料については、下記記事に詳しく解説しています。

不動産売却で掛かる費用や手数料の相場と注意点をシンプルに解説

不動産を売却するにあたっては、あらかじめ物件価格の相場と、諸費用の相場を知っておくと、資金繰り計画を立てやすくなります。 ...

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どうでしょうか?買取・仲介どちらにするか見当がつきましたか?

まだちょっと難しい場合、判断の目安となる考え方をお伝えしますね。

3.不動産の売却は「買取」「仲介」どちらにするかの判断基準

「買取か仲介にするか、まだ決めかねてる…」という方に「買取」と「仲介」を選ぶ判断基準をお伝えします。

下記のチェックシートを使うことで、自分がどちらに向いているか分かるぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生

買取か仲介にするのか判断基準チェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべきかチェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべき?チェックシート

特に下記のような悩みがある場合は選ぶべき方法は明確です。

  • 資金不足で困っている(時間に余裕があり高く売りたい):仲介を選ぶべき
  • 早く処分したい:買取を選ぶべき

時間的に余裕がある&少しでも高く売りたい人は「仲介」を選択

まず上であげた「時間を掛けてでも高く売りたい人」は「仲介」を選ぶべきです。

買取で複数の不動産業者から見積もりをとって、一番高い業者に売ったとしても、仲介で売却する金額には及びません。

お伝えした通り、買取の場合は、普通に売却すると仲介の70~80%程度になってしまうのです。

また、紹介した 「 すまいValue 」「 HOME4U などの一括査定を利用した場合でも、うまくいったケースで仲介に対して売却金額は90~95%ぐらいになってしまいます。

近所に知られたくない&早く現金化したい人は「買取」を選択

近所に知られたくなかったり、少しでも早く現金化したい人は買取を選んでください。

買取は、不動産会社が直接買取をするので、内覧やチラシ等を配布する必要がなく近所に知られることもありません。

また、不動産会社からOKの返事がもらえれば、即日現金化ができます。

ただし、お伝えしたように不動産を買取できる業者がそもそも少ないため、探すのに一苦労します。

紹介した 「 すまいValue 」「 HOME4U などの一括査定を使えば、買取できる不動産会社をすぐ探すことができます。

買取でも仲介でも不動産一括査定は欠かせない

仲介でも買取でも、まずは不動産会社に相談することになります。

ここでポイントとなるのが、信頼できる不動産会社をしっかり探すこと

不動産売却の成功のカギは、「買取」でも「仲介」でも信頼できる不動産会社を見つけられるかにかかっています。

その時もやはり活躍するのが「不動産一括査定サービス」です。

一括査定とはインターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報・個人情報を入力すると、複数の不動産会社が自動的に見つかり一度に査定依頼できるサービス

一括査定サービスの仕組み

一括査定サービスの仕組み

複数の不動産会社から査定額を提示してもらうことができ、だいたいの相場観を掴むことができます。一括査定の流れとしては下記の通り。

一括査定の流れ

一括査定の流れ

不動産一括査定のオススメは 「すまいValue」「HOME4U」

不動産一括査定は筆者が知っているだけでも30はあります。

その中でも

の4つを特にオススメしています。

筆者も不動産一括査定(「 すまいValue 」「 HOME4U 」「 イエウール 」)を利用しました。

下記は「 すまいValue 」を利用して「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所ハウスネット」より、査定結果をもらった写真。

とても分厚い査定書を見ながら、3社ともに丁寧に説明をしていただきました。

不動産査定書を3社より入手

不動産査定書を3社より入手

下記表が「不動産売買の仲介件数が多い不動産会社」が「どこの不動産一括査定に参加しているのか」を調査した結果です。

少し細かいので、流し読みする程度でOKじゃぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生
一括査定×不動産会社のマッチング表

一括査定×不動産会社のマッチング表

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
こう見ると、上4つがずば抜けているんですね!
正確にはセンチュリー21はフランチャイズ経営なので、「三井不動産」「住友不動産」「東急リバブル」の3強じゃよ!
フクロウ先生
フクロウ先生

不動産売買は超大手に偏っている

「三井不動産リアリティネットワーク」「住友不動産販売」「東急リバブル」が超大手と言われる不動産会社です。

超大手不動産会社3社で不動産仲介の約30%のシェアを持っています。つまり、不動産売買した人の中で3人に1人は、「三井不動産リアリティネットワーク」「住友不動産販売」「東急リバブル」のどこかに仲介を依頼していることになります。

それだけ日本の不動産売買は、超大手不動産会社に偏っているということ。

超大手不動産会社は販売活動に強く、豊富な買主を持っており、売りやすいとも言えます。

そしてこの3社に唯一依頼できるのが「 すまいValue 」です。なので「すまいValue」は外せません。

超大手不動産会社だけではなく大手・中堅・地域密着の会社とも比較する

ただ、超大手だけで満足してはダメ。不動産業界は特殊な縄張りなどもあり、A地域はX不動産が強い、B地域はY不動産が強いということが存在します。

また、超大手になるほど両手仲介の比率が高まります。

両手仲介とは、1社の不動産会社が売主と買主の両方の仲介を行うこと。買主と売主から手数料をもらえるため、利益相反の関係になる。アメリカは両手仲介は禁止されています。

売却を成功するためにも超大手不動産会社と併せて大手・中堅や地域密着の不動産会社も比較することをオススメします。

その場合は下記のような使い分けがいいでしょう。

不動産一括査定の賢い使い方

不動産一括査定の賢い使い方

不動産一括査定の賢い使い方

売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能

紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。

また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額提示を希望」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。

ご要望・ご質問の欄にメールでの査定額を希望

ひよこ生徒 困り
ひよこ生徒
どの一括査定なら「机上査定」「メール要望」が使えるんですか?
下記に比較してまとめてみたぞ!
フクロウ先生
フクロウ先生
一括査定机上査定備考欄
すまいValue
HOME4U
イエウール  
SRE不動産(※旧ソニー不動産)

4.不動産買取の流れと必要書類

不動産買取の流れは、大きく下記3つに分けられます。

  1. 不動産会社を探す
  2. 不動産買取金額を提示してもらう
  3. 契約締結

買取では、まず買取を行っている不動産会社を探すことから始まります。

買取は仲介とは異なり、不動産という高額商品を在庫として抱えるビジネスのため、ある程度大きな不動産会社でないとできません。

銀行が信用力のある不動産会社にしか融資してくれないためです。

街中の小さな不動産会社など、全ての不動産会社が買取をできる訳ではないので注意してください。

紹介した 「 すまいValue 」「 HOME4U などの一括査定を使えば、買取できる不動産会社をすぐ探すことができます。

不動産買取で準備しておく書類

必要書類は「不動産に関する書類」と「本人確認書類」の2種類です。

不動産の売買で必要な書類一式

不動産買取で必要な書類は下記の通り。

不動産に関わる必要書類

【マンションの場合】

  1. 権利書(登記済証)
    登記所から発行される書面です。法務局で再発行手続きはできないので注意してください。
  2. 売買契約書
    不動産購入の際に交わされた契約書です。必須ではないですがあると印象が良いです。
  3. 耐震診断報告書
    築年数が古く、新しい耐震基準導入前に建築された不動産には書類の提出を求められることもあります。不動産契約書と一緒に渡されることが多いです。
  4. 固定資産税納付書/固定資産税評価証明書
    市区町村の役所、出張所で取得できます。
  5. 管理規約書/使用細則
    不動産契約書と一緒に交付されます。

【戸建て・土地の場合】

  1. 権利書(登記済証)
    登記所から発行される書面です。法務局で再発行手続きはできないので注意してください。
  2. 売買契約書
    不動産購入の際に交わされた契約書です。必須ではないですがあると印象が良いです。
  3. 耐震診断報告書
    築年数が古く、新しい耐震基準導入前に建築された不動産には書類の提出を求められることもあります。不動産契約書と一緒に渡されることが多いです。
  4. 固定資産税納付書/固定資産税評価証明書
    市区町村の役所、出張所で取得できます。
  5. 建築確認通知書/検査済書
    施工者あるいは設計者が審査機関から受け取り、引渡時に建築主に渡されています。なので手元にない場合は、ディベロッパーや住宅メーカーに問い合わせてみましょう。
  6. 建築設計図/工事記録書
    原則として、現地で行われる検査によって適合が確認された後、検査済証が発行されています。
本人確認書類(マンション・戸建て・土地で共通)
  1. 身分証明書
    運転免許証やパスポートのことです。
  2. 印鑑証明書
    各市区町村の役所や証明書発行センターで取得できます。(住基カードがあれば、コンビニなどでも取得可能)
  3. ローン残高証明書
    ローンを組んだ銀行で簡単にもらえます。
  4. 住民票
    市区町村の役所で取得できます。役所以外にも、行政サービスコーナー、市民センター、出張所などお近くで請求できる場合もありますので確認してみて下さい。
  5. 銀行口座書類
  6. 実印

その他、不動産買取の交渉時にあった方がいい書類

買取交渉時に準備しておくべきものは「複数社の買取見積もり額」と「評価内容」です。

この2つを手元に用意しておき、物件の評価額を下げる営業トークに備えましょう。

商談が始まったら、この営業マンにあなたの物件が「何の影響を受けて金額が下がっているか」これを項目ごとに順位付け、あるいはパーセンテージで出してもらうようにしましょう。

<例1>
1位:築年数
相場から〇〇円下がる。

2位:立地条件
相場から〇〇円下がる。

3位:内装状態
相場から〇〇円下がる。

<例2>
築年数(40%)
立地条件(20%)
内装状態(10%)など…..。

この評価額の内訳を知っているだけで、営業トークの見極めが出来ますよね。

5.不動産会社が信頼できるか見極める3つのポイント

「買取」でも「仲介」どちらであっても「どの不動産買取業者に依頼するか」は選ばなければいけません。

ここで紹介する良い不動産買取会社の見極め方を押さえておきましょう。

  1. 打ち合わせで、要望や理由を聞いてくれるか
  2. 仲介や買取の実績を保有しているか
  3. 具体的な価格条件を説明してくれるか

ポイント1.打ち合わせで、要望や理由を聞いてくれるか

基本的には、問い合わせた後に不動産業者の営業マンが自宅まで来てくれます。

営業マンは大きく3つのパターンに分けられます。

  1. 状況を理解した上で、あなたの意見や要望を真剣に汲み取ろうとしてくれる
  2. 褒めるだけ褒めて、表面だけの言葉で実際は損をさせようとしている
  3. 話を全く聞いている様子もなく、淡々と交渉を行う

私の経験上、1のパターンの営業マンに当てはまるのは「事業所での最終決定権を持つ人間」だけです。

なぜかと言うと誰かに雇われている以上は、原則その人に従わなければいけないから。

このような不動産会社では、第三者の上司が「お前は利益を上げてないんだから相性の良い客ぐらい、相場から数百万位値下げして契約して来い!」と言ってとにかく叩いている…といった実情があります。

そうなると、スタッフ一個人ではどうしようもなく、2のパターンや3のパターンに陥ってしまうのです。

一方、不動産会社のプロである経営者や大手不動産会社の部長クラスになれば、口コミの重要性を理解しているのに加えて「意思決定権者」であるため、状況に合わせてあなたのニーズをしっかり聞き、受け止めてくれます。

また相場をかけ離れた無理難題の要望に対しては、厳しい理由を説明した上で一番近い条件や代案を提案してくれます。

来てくれた営業マンがどの程度の立場の人かをまず確認しましょう。

担当者が決定権者にならない場合の対策、その営業マンに「決定権者の同席」を要求することです。

ポイント2.仲介や買取の実績を保有しているか

次に大事なことは、しっかりと仲介・買取実績を積み上げてきたかを確認すること。

高額買取をしてくれる不動産会社は間違いなく口コミが広がりますし、高額買取をしても手早く物件をさばける能力があるため、売上も一定以上出せるようになっています。

その結果、良質な買取実績が蓄積されます。

気になった業者に何件か声をかけたら、今までの買取実績を聞いてみることがポイントです。

ひよこ生徒 解決
ひよこ生徒
ちなみに、歴史のある不動産業者はどう見極めるんですか?
見極めるためには、免許権者の免許番号(更新回数)を確認することが有効じゃぞ。
フクロウ先生
フクロウ先生

宅建業者は免許を受けると免許番号が交付され、営業所内に掲げられている宅地建物取引業者票に記載することが条件になります。

また、通常は名刺等にも免許番号が書いてあるはずです。例えば不動産会社には下記のような番号があります。

  • 東京都知事(8)第0001号
  • 国土交通大臣(1)第0001号

このカッコ内の数字が更新回数になるのでチェックしてみましょう。

ポイント3.具体的な価格条件を説明してくれるか

不動産会社を見極めるポイント3つめは、物件の価格根拠となる条件を理解しているかです。

例えば、同じマンションでも1階と20階では値段が違います。

また同じエリアの同じ間取りでも、日当たりや内装状況によってガラッと金額が変わります。

だからこそ、こう言った条件をきめ細かく把握しているかが重要なんですね。

  • 「なぜ、この金額なのかを具体的に説明でき、その金額より高くするためにはこの条件が必要だった」などと具体的に話せるか
  • 「近くに学校やコンビニがあったり、数年後に大型デパートが建設される」といった、周辺環境からも説明できるか

このように説明できる営業マンや不動産会社はしっかりと調査をしていると言えるでしょう。

その地域にどれだけ精通しているかでも知識量が変わるので、場合によっては地域の不動産業者の方が有利に働くこともあります。

不動産の場合は、特定の地域に強いなどがよくあるぞ!だから複数社に相談するのが大事なわけじゃな。
フクロウ先生
フクロウ先生
改めて、オススメの不動産一括査定サイトは「すまいValue」「HOME4U」じゃ!
フクロウ先生
フクロウ先生

大事なポイントまとめ

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

不動産を買取か仲介にすべきか、買取の流れはどうなのか、あなたの売却活動のお役に立ててもらえれば幸いです。

さて、記事の大事なポイントをもう一度挙げておきますね。

不動産買取のメリット・デメリット

買取のメリット

  1. 短期間で売却でき、早期の現金化が望める
  2. 瑕疵担保責任が免除される
  3. 資金計画が立てやすい
  4. 買主探しの内覧が不要
  5. 会社の仲間や近隣の人に知られることなく売却できる
  6. 仲介手数料がかからない

買取のデメリット

  1. 市場の相場価格よりも買取価格が安くなる
  2. 物件条件によって仲介に比べてさらに安くなる

買取か仲介にするのかの判断基準チェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべきかチェックシート

不動産「買取」「仲介」どちらにするべき?チェックシート

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