不動産売却 不動産査定

不動産査定は無料・有料のどっちにするべき?オススメの査定方法は?

投稿日:2016年7月20日 更新日:

不動産売却の準備段階において、売値の目安を決めるため不動産査定を行います。

初めて不動産を売却する人の中には

  • 不動産査定は不動産鑑定士などの専門家に頼まなくていい?
  • 査定には「有料」と「無料」があるけど、どっちにするべきなの?
  • 無料査定の場合の注意点とオススメ方法を知りたい

と思っている方も多いことでしょう。

先に結論からお伝えすると、ほとんどの方は無料の不動産査定で十分です。

ただし、無料の査定にもいくつか落とし穴があり、多くの人ははまってしまいます。

そこで、今回の記事では

  1. そもそもあなたにとっても本当に必要な査定は「有料」なのか「無料」なのか
  2. その中でもオススメの査定方法はなにか
  3. 無料査定する前の心構えはなにか

これら3点を中心にお話していきます。

少し難しく感じるかもしれませんが、内容はとてもシンプルですので、ぜひ気楽に読み進めてくださいね。

1.不動産査定の無料と有料の違い

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まずは本題である不動産査定の有料と無料の決定的な違いについてお伝えしていきます。

大前提として不動産会社が行う不動産査定は基本的には無料です。

一方で、頼む人は少ないですが、有料で不動産の査定を行う場合もあります。

有料の不動産査定と無料の不動産査定を比較することで、「無料査定」の本質が見えてきます。

そのため、まず初めに有料の不動産査定について深堀りしてみていきたいと思います。

1-1.不動産鑑定士による不動査定は有料

日本には不動産の値付けを職業としている人がいます。

それは不動産鑑定士と呼ばれる国家資格を持つ人たちです。

不動産鑑定士は、「不動産鑑定」や「不動産査定」を行うことで収入を得ています。

そのため不動産鑑定士に依頼する不動産査定は「有料」となります。

不動産鑑定制度は昭和39年に「不動産の鑑定評価に関する法律」という法律が公布され、制度化されました。

日本に不動産鑑定制度が創設されて以来、今年で52年を迎えます。

実はこのような不動産鑑定制度は世界各国に存在し、日本もアメリカなどの鑑定評価基準を参考にしてこの制度を導入しました。

有料の不動産査定の中でも不動産鑑定士が行うものは、不動産鑑定評価基準に則って行う評価を「不動産鑑定」といい、その不動産鑑定の簡易版を「不動産査定」と呼んでおり、いずれも有料です。

現在では、「不動産査定」は不動産会社が過去の取引実績を参考に算出するのが一般的になっており、無料で対応してもらえます。

  • 不動産鑑定(有料):不動産鑑定評価基準に則って行う評価
  • 不動産査定(無料):過去の取引実績と景況をもとに算出した評価

ここで少し疑問に思うのではないでしょうか?

無料で不動産査定をしてもらえるこの時代に、わざわざ有料でお願いする意味は何でしょうか?

有料の不動産査定が使われる3つのシーン

では、どのような時に、わざわざ有料の不動産鑑定を行うのでしょうか。

主に下記3つの場合は、不動産鑑定士に不動産査定を依頼します。

  1. 関係会社間の不動産取引のとき
  2. 遺産相続で揉めたとき
  3. 賃料や立退料で揉めたとき
ケース1.関係会社間の不動産取引のとき

不動産を関係会社間で取引する時に鑑定評価書を取得することがあります。

何故かというと、関係会社間取引で、親会社の不動産を安く子会社に売りつければ、損失を発生させて意図的に法人税を安くすることも考えられます。

しかしながら、このような不動産売買による脱税行為は認められないため、関係会社間取引であっても適正価格で売買をしなければなりません。

そこで登場するのが第三者の専門家による鑑定評価書です。

鑑定評価書によって適正価格はいくらなのかを示します。

関係会社間取引であっても、不動産鑑定評価書に基づく価格で取引をしていれば、適正な価格の取引として税務署も認めてくれます。

このような取引を行う場合は、事前に鑑定評価書を取得し、その価格で売買を行うことになります。

ケース2.遺産相続で揉めたとき

また他にも鑑定評価書は裁判資料などにも用いられます。

相続の遺産分割で揉めた時など、適正な不動産価値を出すために鑑定評価書を取得する場合もあります。

ケース3.賃料や立退料で揉めたとき

他にも賃料や立退料で揉めた時、裁判資料として鑑定評価書を取得することもあります。

このように有料の不動産鑑定は、裁判所や税務署に対する証拠資料としての性格を持ちます。

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1-2.無料の不動産査定の意味

Question

一方で、不動産会社が行う無料査定は、意味合いが異なります。

不動産会社の不動産査定は営業の一環です。

最終的には仲介手数料(紹介料)の取得を目的としていますので、どの不動産会社も無料で行います。

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無料査定は、一般の業種で言う見積りに相当すると考えれば納得できるのではないでしょうか。

見積書を作成するのにお金を取る会社はありません。

無料で査定ができる理由は後々の営業売上のため

ではなぜ不動産査定が無料で出来るのでしょうか?

それは不動産会社の売主に対する営業スタイルが「これ買いませんか?」ではなく、「それ売りませんか?」だからです。

通常、営業というのはモノを「買ってください」ですが、不動産会社の場合「売らせてください」という営業になります。

そのため、「当社で売ったらいくらで売れますよ」とアピールするのが不動産会社の無料査定になります。

通常の業種であれば、「当社で仕事したらいくらになりますよ」と見積を出す場面が、不動産会社の場合、無料査定を出すことになるのです。

したがって、不動産会社の行う無料査定は営業的側面を含むものなのです。

1-3.【まとめ】無料査定と有料査定の違い

大企業などは大きな不動産を保有していますので、売却前に不動産鑑定士による有料の不動産査定を取得することもあります。

不動産の無料査定と有料査定の比較をまとめると、以下のようになります。

項目 無料査定 有料査定
査定する人 不動産会社 不動産鑑定士
特徴 営業的側面が強い 証拠資料の側面が強い
査定額の目線 実際の価格よりやや高め 実際の価格よりやや低め
実際の売却価格 査定額より低くなるケースが多い 査定額よりも高くなるケースが多い

無料査定は不動産会社が媒介契約を取るために行うものであるため、査定価格は高くなりがちです。

ただし、ここで注意しなければいけないのが、安易に高い査定額の不動産会社に飛びつかないことです。

ここは非常に重要な点になりますので、のちほど詳細と対処法をお伝えします。

一方、有料査定は証拠資料の側面が強いため、保守的な価格となります。

価格の専門家である不動産鑑定士の査定額を信じた人が、実際、その価格で売れなくて不測の損害を被っては困るからです。

そのため不動産鑑定士による有料査定は、実際の売却価格よりも安くなるケースが多いです。

  • 無料の査定:査定額が高くなりがち
  • 有料の査定:査定額が低くなりがち

無料査定と有料査定では制度や目的が異なるため、どちらが正しいとか、精度が高いというものではありません。

どちらもドンピシャの価格を付けるのは難しく、無料査定も有料査定も一つの予想に過ぎないということです。

そのため査定を依頼する人は、実際に売れる価格と査定額は違うということを認識しておかなければなりません。

1-4.個人の不動産売却であれば「無料査定」でOK

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査定に関しては、次のような結論になります。

個人の居住用財産を売却する場合は「無料の不動産査定で十分」

不動産会社にとってみれば、見込客(将来の売り上げになるお客さん)が増えることなので、無料査定は喜んでやってくれます。

不動産会社の無料査定は、裁判所や税務署に提出する証拠資料にはなりません。

営業的側面が強い無料査定は公的機関が認める証拠資料としては馴染まないからです。

ここまで不動産査定の有料と無料の違いについてみてきました。

次に多くのが方が対象である「不動産査定を無料で実施してもらう前の心構え」について紹介します。

不動産売却が成功する上で非常に大事なことですので、必ず読んでください。

2.不動産査定を無料で実施してもらう前の3つの心構え

まずは結論からお伝えします。

無料査定を行う前の心構えとしては、以下の3つです。

  • 査定額≠売却額ではないことを認識する
  • 高い査定額を出すことは目的としない
  • しつこい営業電話が掛かってくる可能性あり

2-1.査定額≠売却額ではないことを認識する

1つ目は、査定額イコール売却額ではないと認識することです。

無料査定による査定額は仲介の契約を取るための営業的側面の強い価格であり、査定額での売却を約束するものではありません。

典型的な悪徳業者は高い査定額を出して専任媒介契約を取り、ろくに売却活動をしないまま、最後に誰でも売れる水準まで値下げを強要して仲介手数料を受領します。

これは典型的な手口でよくニュースでも取り上げられています。

ニュース例:知らなきゃ損するマンション仲介業者が使う騙しの手口 売主焦らせ安値で再販業者に

もちろんあなた自身で悪徳業者かどうかを目利きできるのが一番ですが、ほとんどの方は難しいです。

ただし、安心してください。

後ほどお伝えする方法を用いれば、0にすることはできませんが、これらのリスクを最小限に抑えることは可能です。

2-2.高い査定額を出すことは目的としない

2つ目は、高い査定額を出すことを目的としないことです。

査定を取り出すと、なぜか多くの人がこのワナにはまります。

目的は高い査定額を出すことではなく、高く売却することのはずです。

しかしながら査定を取り出すと、もっと高い査定を出す会社は無いかと探し回る人がいます。

査定はほどほどにして、早く売却活動に入り、高く売るにはどうしたら良いかを考えましょう。

2-3.しつこい営業電話が掛かってくる可能性あり

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3つ目は、営業電話がかかってくるので準備しておくことです。

査定は不動産会社にとっては営業活動の一環です。

そのため無料査定をお願いする、さらにはあなたの売却予定の不動産が魅力的であればあるほど、営業マンから何度も電話が掛かってきます。

売却を迷っている段階では、訪問査定ではなく机上査定をお願いするようにしましょう。

後ほど紹介する不動産一括査定サイトを使えば、訪問査定か机上査定かを選択することができます。

2-4.3つの心構えから分かる対処法まとめ

ここまで見て気付いた方もいるかもしれませんが、結局は「信頼できる不動産会社に当たるかどうか、探せるのかどうか」で不動産売却が成功するか否かが決まります。

ただし、人生で不動産の売却を頻繁に行うものでもないため、不動産会社をそもそも知らない人がほとんどでしょう。

でも安心してください。これから紹介する方法であれば、リスクを最小限に減らすことができます。

3.信頼できる不動産会社を探すオススメの方法

不動産を売却うえで大事なことは、いかにして「信頼できる不動産会社を探せるか」です。

不動産会社によって、買い主に対してアピールする広告手法も違えば、説明の仕方も違います。

また、どうしても得意としている不動産、苦手としている不動産、この地域は得意ではないなど、会社によってまちまちです。

では、あなたが売却予定の不動産が得意な不動産会社を探そうとしても、正直なところそう簡単に見つけることができません。

1社1社回っていては、時間ばかりが過ぎてしまいます。

そこで筆者がオススメしているのが不動産一括査定サービスです。

不動産一括査定サービスとは?

インターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報と個人情報を入力すると、その情報を元に査定先、売却先の不動産会社が自動的に抽出されて、複数の不動産会社に一度に査定依頼が行えるサービスです。

ひよこ生徒
えぇぇ!!!こんな便利なサービスがあるんですね!

不動産一括査定のオススメはHOME4U

不動産売却の一括査定サイトはいくつかありますが、複数の不動産会社がきちんと比較できる7つのサイトを徹底比較しました。

先に結論を伝えると運営している会社がNTTグループのHOME4Uをオススメしています。

NTTグループ運営の安心感はもちろん、利用者数500万人、2001年から運営と実績No.1の一括査定です。

また、提携している不動産会社もNTTならではの厳重な審査を行っています。

とにかく安心できる大手の不動産会社のみでOKという方はすまいValueでもいいでしょう。

すまいValueは、国内大手不動産会社6社(三井のリハウス/三菱地所ハウスネット/住友不動産販売/東急リバブル/野村の仲介/小田急不動産)に査定依頼ができる唯一の一括査定サイトです。

不動産売却を成功させるカギが「信頼できる不動産会社」を見つけられるかです。

まずは、HOME4Uで信頼できる不動産会社に査定依頼を実施。次に依頼できる不動産会社が少ないor今一であれば、最大10社に唯一依頼ができる(他サイトは最大6社)リガイドも同時に利用することをオススメします。

下記が主流なサイト一覧と各サイトの特徴です。

※入力項目に「延床面積」と「土地面積」があります。延床面積の目安として、「4人家族/一戸建て/4LDK」で40坪(130㎡)が平均です。

サイト名 提携不動産会社 対応地域 利用者数 運用歴 強み 弱み
HOME4U 550社 全国 500万人
※2016/12時点
2001年~ 利用者実績、運営歴ともにNo.1
・NTTグループ運営だから安心!
提携している不動産提携不動産会社が少なめ
すまいValue 6社(超大手会社のみ) 全国
※一部の地域を除く
非公開 2015年~ 超大手の不動産会社のみで安心
・国内の3大大手の「三井不動産」「住友不動産」「東急リバブル」が比較できる唯一の一括査定
地元密着の不動産会社は探せられない
ソニー不動産 未公開 東京・神奈川・千葉・埼玉のみ 非公開 2014年~ 国内唯一のエージェント制を導入で売手に特化 一都三県のみしか対応できない
リガイド 550社 全国 非公開 2006年~ 一度の申し込みで最大10社を比較できる唯一のサイト
・旧SBIグループが運営、厳選に不動産会社をチェックしている
提携不動産会社が少なめ
イエイ 1,000社 全国 300万人
※2016/02時点
2007年~ 悪徳な不動産会社を徹底的に排除している
・サポート体制が充実
お役立ち情報が少ない
スマイスター 1,000社 全国 350万人
※2015/12時点
2006年~ ・売却だけではなく、賃貸した場合の査定も可能 運営会社が広告会社
イエウール 1,400社 全国 450万人
※2015/03時点
2013年~ ・比較できる不動産会社がNo.1
・利用者数が多い安心の実績
運営歴が浅い
【一番のオススメ】一括査定の利用者数、運営歴No.1「HOME4U」
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スマイスターは売却のみではなく、賃貸した場合の査定も行えますので、まだ売却しようかどうか迷っている方には大変オススメです。

下記が実際に筆者がスマイスターで申込をした画面です。

「売却査定」と「賃料査定」が出ていることが分かると思います。

スマイスターの不動産会社選択画面

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不動産一括査定についてさらに詳細が知りたい方は下記記事をご確認ください。

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4.まとめ

いかがでしたか?不動産査定を無料で行う方法とその注意点て見てきました。

無料査定の謎が解けたでしょうか。

心の準備ができたら不動産一括査定を利用して、信頼できる不動産会社を探してみましょう。

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