リースバックとは、ご自宅を売却して現金化、売却後も賃貸として住み続けることができるサービスのこと
※出典:国土交通省
リースバックでの売却後は、第三者から家を借りることになりますが、売却時にまとまったお金を手にすることができるため、生活拠点を変えたくない、今の家を手放したくないという人にオススメです。
リースバックで物件を購入してくれる第三者は、リースバック事業を行っている不動産会社(※以下、リースバック業者)です。
リースバック業者により売却額やその後の賃料等の条件が異なり、リースバックを成功させるためには、業者選びが非常に重要です。
こんな悩みをスッキリ解消!
- どんなリースバック業者があるのか知りたい
- リースバック業者を選ぶ際の注意点やポイントを知りたい
- リースバック以外の選択肢があるのか知りたい
そこで今回の記事では、リースバック業者を選ぶポイントや信頼できるおすすめのリースバック業者を紹介します。
リースバック業者を選ぶ6つの比較ポイント
リースバックは業者によって提示条件が異なるため、必ず各リースバック業者を比較して検討することが失敗しないためのコツです。
国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブック」に記載のトラブル事例の1つに下記が書かれています。
CASE4.当初思っていた話と実際の賃貸借条件が違い、住み続けられない!
リースバック契約は、お金が入ってきたあとも変わらず住み続けられると聞いて契約をした。賃貸借契約の期間満了が近づいてきたため、事業者にさらに住み続けたい旨を申し出たところ、契約は定期借家契約であり、再契約することを拒絶されたため、退去しなければいけなくなった。
リースバックは複雑な要件になっているところも多く、下記6つを選ぶ上でポイントしてください。
リースバック業者の比較ポイント
- 対応条件・エリア
- 経営が安定しているか
- 買取価格
- 家賃
- 付帯条件
比較ポイント1.対応条件・エリア
まず大前提としてリースバックしたい家・マンションやエリアが対応している業者を選ぶ必要があります。
リースバック業者の多くが、都心部や政令指定都市などしか対応していないことが多々あります。
また、条件も戸建てが対応していないことが多く、マンションのみの業者もあります。
比較ポイント2.経営が安定しているか
リースバックは買主となるリースバック業者と長期の賃貸借契約を行うことになるため、その間にリースバック業者が倒産するようなリスクは避ける必要があります。
そのため、リースバック業者を選ぶ際は、経営基盤が安定した会社を選ぶのが基本です。
比較ポイント3.買取価格
リースバックを利用する多くの人は、老後資金、相続対策、ローン返済等のまとまった資金を必要としている方が多いです。
リースバックでの買取価格が高いほど、多くの資金が得られるため、買取価格が高いことが重要なポイントです。
また、そもそもリースバックの買取は、通常売却よりも割安になります。
通常売却を検討していない人は必ず通常売却で査定を取るようにしてください。
通常売却で査定を取るには不動産一括査定が便利です。
詳細は「リースバック前に通常売却を検討する」で解説しています。
比較ポイント4.家賃
リースバックは、売却後も今の家やマンションに住み続けることになるため、「家賃の安さ」も重要なポイントです。
リースバックでは、買取価格も高くなるほど家賃が高くなる傾向にあります。
そのため、家賃が安いうえで、買取価格も高い会社は良い条件のリースバック業者といえます。
同じ買取価格なら家賃の安い会社を選び、また、同じ家賃なら買取価格が高い会社を選ぶのが基本です。
比較ポイント5.付帯条件
リースバックでは、「敷金や礼金はなし」「保証人は必要なし」等の付帯条件を各業者が加えています。
付帯条件の重要性は低いですが、買取価格や家賃が同じ条件であれば、付帯条件が良いリースバックの方が選ぶ価値はあります。
まずは買取価格と家賃でリースバック業者を絞ったら、最終的に細かい付帯条件を確認した上でリースバック業者を決定することがポイントです。
リースバックを複数業者で比較検討する
国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブック」の業者選びのポイント2つ目に下記が書かれています。
ポイント2.解約に多額のお金がかかることもあります。きちんと条件・内容を理解するため、契約を急かす営業トークを鵜呑みにせず、落ち着いて、後で家族に相談して決める、と伝えましょう。
事業者によっては、しつこい勧誘をしたり、売却を煽るようなセールスをしたりする場合もありますが、それに合わせることなく、契約意思を決める前に、落ち着いて色々確認してみましょう。リースバックでは、家を売却する「不動産売買契約」を結ぶことになります。宅建業法に基づくクーリング・オフは宅建業者への売却の場合は適用されず、また、違約金が設定されているケースも多々あり、解約に多額のお金がかかることもあります。サインや押印を書類に求められても、安易に応じず、家族・親族等と相談の上で、しっかり契約内容を理解してから対応しましょう。例えばマンションに住んでいる場合、マンションの建て替え計画の事実は管理組合に聞くことで確認できます。また、相場等は複数の事業者に確認することも可能です。その他、契約したら必ず、売買契約書をもらい、契約条件をしっかりと確認できるようにしておくことも重要です。
相場や条件などは、複数業者を比較して失敗しないことが重要なのです。
そこでオススメなのが「家まもルーノ」というサービスです。
家まもルーノを使えば、リースバック対応している業者からまとめて買取価格の査定結果をもらうことができます。
家まもルーノで物件や名前等の情報を入力したら、各リースバック業者への査定依頼や査定価格の集計は「家まもルーノ」が全て取りまとめてくれます。
利用者は「家まもルーノ」からきた査定結果の中から、依頼したい業者を選ぶだけ。
無料で利用できるので、リースバックを検討しているならオススメしたいサービスです。
次にリースバックサービスを提供している大手の不動産会社をお伝えします。
信頼・安心できる大手リースバック業者12選
経営基盤も安定した信頼できる12社のリースバック業者を紹介します。
会社名 | 上場の有無 | 対応エリア | 戸建て対応 | マンション対応 |
---|---|---|---|---|
一建設株式会社 | 東証プライム上場 (3268) | 全国 | ○ | ○ |
株式会社And Doホールディングス | 東証プライム上場 (3457) | 全国 | ○ | ○ |
株式会社センチュリー21・ジャパン | 東証スタンダード (8898) | 全国 | ○ | ○ |
大成有楽不動産販売株式会社 | 未上場 | 首都圏・関西 | ○ | ○ |
明和地所株式会社 | 東証プライム上場 (8869) | 首都圏・札幌市内 | ○ | ○ |
SBIスマイル株式会社 | 未上場 ※東証プライム上場 (8473)であるSBIホールディングス株式会社のグループ会社 |
全国の主要都市 | ○ | ○ |
株式会社セゾンファンデックス | 未上場 ※東証プライム上場(8253)である株式会社クレディセゾンのグループ会社 |
全国 | ○ | ○ |
セキスイハイム不動産株式会社 | 未上場 ※東証プライム上場 (4204)である積水化学工業株式会社のグループ会社 |
関東・関西・中部 | ○ | ○ |
株式会社インテリックス | 東証プライム上場 (8940) | 都市圏 | ○ | ○ |
穴吹興産株式会社 | 東証スタンダード(8928) | 関東 関西 名古屋 広島・岡山 四国 福岡 |
○ | |
スター・マイカ株式会社 | 未上場 ※東証プライム上場 (2975)であるスター・マイカ・ホールディングス株式会社のグループ会社 |
関東 関西 札幌 仙台 名古屋 福岡などの政令指定都市 |
○ | |
株式会社大京穴吹不動産 | 非上場 ※親会社の株式会社大京がオリックス株式会社のTOBにより2018年12月に上場廃止 |
営業エリア内 | ○ |
一建設「リースバックプラス」
一建設(はじめけんせつ)は、
一建設のリースバックの特徴は以下の通りです。
一建設のリースバックの特徴
- 原則、取扱不可の物件はなし。事業用建物や倉庫、旧耐震マンションなども可能
- 対象エリアは全国
- 査定額が低くても対象となる
- 成人以上であれば年齢制限なし
- 普通借家契約と定期借家契約が選べる
- 保証人は不要
- 1年目の賃料がゼロ円になる定期プランあり
- 最短即日で現金化可能
- 売却価格と同額で買戻しができる
- 東証JASDAQ(スタンダード)上場 (3268)
一建設の「リースバックプラス+」は2020年4⽉1⽇より開始されたサービスで、充実したサービスを提供しています。
一建設では下記2つのプランを用意しています。
- 標準プラン:短期的に買い戻しの予定が無いご家族や、ずっと同じ住環境をご希望のご家族に適したプラン
- 定期プラン:早期に買い戻すご予定の方や、とにかく賃料を抑えたい方、一時的な資金調達などに適したプラン
- 買戻プラン:売却価格と同額で買い戻せるため、将来また住みたいと思っている方におすすめのプラン
標準プランや定期プランは敷金預入家賃減額制度があり、最大50%の賃料が減額されます。
また、定期プラン限定にはなりますが、「退去時キャッシュバック制度」「最大1年間賃料0円」があり、還元される仕組みを取り入れています。
他社の付帯条件に不満を持っている方にオススメのリースバックです。
And Doホールディングス「ハウス・リースバック」
ハウスドゥはリースバックを世の中に普及させたパイオニア的存在の不動産会社です。
リースバックの他、底地(借地権が設定されている土地のこと)の買取等のユニークなサービスを展開しており、急成長を遂げた会社です。
全国にハウスドゥのフランチャイズ店を展開しており、2020年10月末時点でフランチャイズ店舗が全国に659店舗あります。(※オープン準備中含む)
ハウスドゥのリースバックの特徴は以下の通りです。
ハウス・リースバックの特徴
- 対象物件は一戸建て・マンション・店舗・事務所
- 全国の物件が対応可能
- 年齢制限なし(成人以上)
- 評価額が低くても購入可能
- 売買代金の一部を賃料に充当可能
- 賃貸借期間は自由
- 再購入期限の制限なし
- 高齢者には無料の安心コールサービス付き
- 保証人は不要
- 最短5日で決済可能
- 東証プライム上場 (3457)
ハウスドゥのリースバックは、全国の一戸建てとマンションと事務所・店舗が対象となるため、利用できる物件の範囲はとても広いです。
買取金額が低くても利用できますし、賃貸借期間や再購入期限も自由になるのが特徴ですので、他のリースバック業者で断られた物件もハウスドゥならリースバックしてくれる可能性は高いです。
センチュリー21・ジャパン「売っても住めるんだワン!!」
株式会社センチュリー21・ジャパンは、全国の不動産会社がFC加盟しているセンチュリー21を運営している企業で、JASDAQスタンダードにも上場しています。
センチュリー21のリースバック「売っても住めるんだワン」の特徴は以下の通りです。
株式会社センチュリー21・ジャパンのリースバックの特徴
- 対象物件は戸建て・マンション
- 対象エリアは全国
- 年齢制限はなし
- 定期借家契約は2年毎に更新
- 賃貸再契約時に再契約手数料として家賃1ヵ月分、契約後1年ごとに保証会社宛の保証料を負担
- 株式会社インテリックスと提携している
- JASDAQスタンダード上場 (8898)
定期借家契約とは、契約で定めた期間の満了により、更新されることなく確定的に契約が終了する契約のこと。普通借家と定期借家の違いはこちらの記事で詳しく解説しています。
センチュリー21のリースバックでの買取は、提携企業である株式会社インテリックスが行います。
株式会社インテリックスのリースバックについては後ほど紹介します。
大成有楽不動産販売株式会社「リースバックサービス」
大成有楽不動産販売は、マンション売却を得意とする大成有楽不動産グループの不動産会社です。
大成有楽不動産は未上場企業ですが、グループ会社である大成建設は東証プライム上場企業です。
大成有楽不動産販売の特徴は以下の通りです。
大成有楽不動産販売のリースバックの特徴
- 対象物件はマンション(40㎡以上)
- 対象エリアは首都圏及び大阪府周辺における大成有楽不動産販売の営業センターがある地域
- 昭和56年6月1日以降の建築確認を取得した新耐震基準のマンションに限る。
- 賃貸借契約は2年以内の定期借家契約
- 一定の入居審査あり
大成有楽不動産販売のリースバックの特徴としては、新耐震基準のマンションに限られるという点です。
賃貸借期間の2年以内の定期借家契約であるため、他のリースバック業者と比べても条件は厳しいです。
明和地所「明和地所のリースバック」
明和地所は1986年(昭和61年)に横浜で創業された不動産会社で東証プライム上場もしています。明和地所は、クリオ(CLiO)のブランド名でマンションを展開しています。
明和地所の特徴は以下の通りです。
明和地所のリースバックの特徴
- 対象は居住用不動産のみ
- 対象エリアは首都圏と札幌市内
- 賃貸借契約は2年以内の定期借家契約
- 連帯保証人は不要
- 東証プライム上場 (8869)
明和地所のリースバックには他業者と大きく異なる特徴はありませんが、賃貸借期間が2年以内の定期借家契約であるため、付帯条件が厳しい印象はあります。
SBIスマイル「ずっと住まいる」
SBIスマイルは、東証プライム上場企業であるSBIホールディングス株式会社のグループ会社です。
SBIスマイルの特徴は以下の通りです。
SBIスマイルのリースバックの特徴
- 対象物件はマンションと戸建て
- 対象エリアは全国の主要都市
- 年齢制限なし
- 賃貸借契約期間は3~10年
- マンションは普通借家契約、戸建ては定期借家契約
- 敷金・礼金なし
- 家賃保証初年度保証料が必要(家賃の0.5ヶ月分)
- 東証プライム上場 (8473)であるSBIホールディングス株式会社のグループ会社
SBIスマイルのリースバックは、賃貸借契約期間が3~10年であるため、自由度は少し低いです。
マンションは普通借家契約、戸建ては定期借家契約ですので、マンションの方が安心して利用できるといえます。
セゾンファンデックス「セゾンのリースバック」
セゾンファンデックスは、セゾングループのリースバック業者で、親会社のクレディセゾンは東証プライム上場企業です。
セゾンファンデックスの特徴は以下の通りです。
セゾンファンデックスのリースバックの特徴
- 住宅の他、オフィスビルや事務所・店舗・工場なども対象となる
- 対象エリアは全国
- 年齢制限なし
- 保証人は不要
- セコムやALSOK、象印のセキュリティや見守りサービス付き
- 最短2週間で決済可能
セゾンファンデックスのリースバックは、店舗等の事業用不動産も対象となっている点が特徴です。
家やマンション以外の不動産でリースバックを考えている人にとってはオススメのリースバック業者です。
セキスイハイム不動産「自宅買取リースバックシステム」
セキスイハイム不動産とは、積水化学工業グループの不動産会社です。
セキスイハイムは積水化学工業住宅カンパニーのブランド名称であり、大手ハウスメーカーの1社でもあります。積水化学工業は東証プライム上場企業となっています。
セキスイハイム不動産の特徴は以下の通りです。
セキスイハイム不動産のリースバックの特徴
- 対象はセキスイハイムの建物に限る
- 対象エリアは関東・中部・関西
- 査定金額の提示には1週間程度の時間がかかる
- 最短20日で現金化可能
セキスイハイム不動産のリースバックは、対象がセキスイハイムの建物に限られています。
セキスイハイムで家を建てた方ならリースバック相談してみるのをオススメします。
インテリックス「リースバック あんばい」
インテリックスは主に不動産売買や賃貸業等の事業で全国展開している企業であり、東証プライム上場企業でもあります。
インテリックスの特徴は以下の通りです。
インテリックスのリースバックの特徴
- 対象は戸建、区分マンション、自宅兼店舗、一棟ビル等
- 支店を中心とした都市圏(東京・札幌・仙台・さいたま大宮・横浜・名古屋・大阪・京都・広島・福岡)及びこれに隣接する地域
- 法人でも利用可能
- 年齢制限なし
- 保証人は不要
- 2年間の定期借家契約(※再契約の回数に制限なし)
- センチュリー21と提携している
- 東証プライム上場 (8940)
インテリックスのリースバックは、法人でも利用できる点が特長です。
また、センチュリー21とも提携しているため、センチュリー21経由でもインテリックスのリースバックを申し込むことができます。
穴吹興産「あなぶきのリースバック」
あなぶき興産は、1964年に創業で歴史のある不動産会社です。本社は香川県高松市にあります。
創業当初は地域密着で香川県を中心に不動産業をしていましたが、今では北は関東から南は九州まで幅広くしております。
あなぶき興産は、グループ会社が25もあり、不動産業以外にも参入しています。
あなぶきのリースバックの特徴は以下の通りです。
あなぶきのリースバックの特徴
- 対象物件は築10年以上経過しているマンション(40㎡~)
- 対象エリアは関東(東京・神奈川・埼玉・千葉)、関西エリア(大阪・京都・兵庫)、名古屋、広島・岡山、四国、福岡
- 高齢者でも利用可能
- 東証スタンダード上場
あなぶき興産のリースバックは下記2つの特徴があります。
- 基本的にはずっと住める(普通賃貸借契約)
- 家賃が安い
多くのリースバック業者は、賃貸の契約が「定期賃貸借契約」であることが多いです。
定期賃貸借契約とは賃貸借期間を定められている契約。
つまりリースバックをしても数年間しか結局住めないということが多々あります。
一方で、あなぶきのリースバックは、「普通賃貸借契約」となるため、通常の賃貸と同じになります。
普通賃貸借契約とは賃貸借期間に定めはあるものの、貸主借主ともに解約意思の通知がない場合においては更新され続けていく契約。
つまりあなぶきのリースバックの場合は、基本的に家賃さえ支払っておけば住み続けられるということです。
さらに、あなぶきのリースバックは他リースバック業者に比べて、家賃設定が低めのことが多く長く住む人にとってはメリットが大きいです。
あなぶき興産は、将来的にリフォームして再販するのを得意としているため、あまり家賃設定を高くしなくても収益が出る仕組みを取り入れています。
スター・マイカ「マンションリースバック」
スター・マイカは、賃貸されている分譲マンションの買取や、リースバック等の事業を軸に成長してきた会社です。
親会社であるスター・マイカ・ホールディングス株式会社が東証プライム上場しており、経営基盤は安定しています。
スター・マイカのリースバックの特徴は以下の通りです。
スター・マイカのリースバックの特徴
- 対象物件は分譲マンション(30㎡~)
- 対象エリアは関東エリア(東京、神奈川、埼玉、千葉)・関西エリア(大阪、京都、兵庫)札幌、仙台、名古屋、福岡等の地方政令都市
- 柔軟に設定できる賃貸借期間
- 高齢者でも利用可能(ALSOKのみまもりサポート付)
- 最短一週間で決済可能
- 東証プライム上場 (2975)であるスター・マイカ・ホールディングス株式会社のグループ会社
スター・マイカは、元々マンションの買取に強みを持っている会社ですので、マンションでリースバックを検討している方は特にオススメです。
高い買取価格が期待できることから、自宅がマンションの場合は一度相談してみましょう。
大京穴吹不動産「売っても住まいる」
大京穴吹不動産はライオンズマンションシリーズで知られている東証プライム上場企業の大京グループの不動産会社になります。
大京穴吹不動産の特徴は以下の通りです。
大京穴吹不動産のリースバックの特徴
- 対象はマンション
- 対象エリアは大京穴吹不動産の営業エリア内
- 敷金は家賃の3ヶ月分
- 賃貸借契約は定期借家契約で、最長5年
- 年齢制限なし、ただし75歳以上の方は家賃が一括払い
大京穴吹不動産のリースバックは、定期借家契約で、契約期間も1年、2年、5年で賃料の支払い方法も、75歳以上の方は一括払いとなっています。
大京穴吹不動産のリースバックは、条件としては厳しいので、付帯条件を他社と十分に比較した上で決める必要があります。
リースバック前に通常売却を検討する
リースバックを選択する場合には、事前に単純売却も併せて検討することをオススメします。
理由としては、売却額に関しては一般的にリースバックよりも単純売却の方が高いからです。
国土交通省「住宅のリースバックに関するガイドブック」のポイント4つ目に下記が書かれています。
ポイント4.提示されている売却価格について、複数の事業者に意見を聞いてみましょう。
不動産には、地域や築年数等に左右される「相場」があります。売却価格を提示された場合、この相場から大きく外れていないか、事業者にその価格の根拠や相場について意見を聞いてみましょう。通常の売却を選んで、自宅の引渡し時期を一定期間待つことを契約条件にすることもできるため、他の宅建業者からも、相場に関する意見を聞き、売却価格が納得できる価格かどうかを検討してみることが重要です。
また、近年では空き家も増加傾向にあることから、安い家賃の物件も探せば見つかる可能性が高いです。
築年数の古い物件や、面積が小さい物件を選べば、生活コストを抑えることは可能です。
そのため、「高く売りたい」「家賃を抑えたい」等の希望が強ければ、今の家を手放して単純に売却してしまう方が良いケースが多いです。
リースバックは、「今の家に強いこだわりのある人」に向いているため、特に今の家にこだわりが無ければ単純売却をオススメします。
単純売却で少しでも高く売るためには、不動産一括査定サイトを利用するのが効果的です。
不動産一括査定とはインターネット上であなたが売りたいと思っている不動産情報・個人情報を入力すると、複数の不動産会社が自動的に見つかり一度に査定依頼できるサービス
複数の不動産会社から査定額を提示してもらうことができ、だいたいの相場観を掴むことができます。一括査定の流れとしては下記の通り。
不動産一括査定のオススメは「すまいValue」「SUUMO」「HOME4U」
不動産一括査定サイトは似たようなサイトが多くかなり乱立しています。
その中でも信頼性や実績から下記4つをオススメしています。
上記を見ると超大手だけに依頼ができる「すまいValue」だけで良いように思えます。
ただし、不動産売却を成功させるなら大手だけではダメ。不動産会社には得意・不得意があるためです。
だから下記のように複数の不動産一括査定サイトを併用して大手・中堅・中小にも依頼できるようにするのが成功の秘訣です。
売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能
紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。
また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額を送付してください」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。
どの不動産一括査定が「机上査定」「メール要望」が可能かの早見表は下記の通りです。
不動産一括査定サイト名 | 机上査定が対応 | メール要望 |
---|---|---|
すまいValue | ○ | ○ |
SUUMO | ○ | ○ |
HOME4U | ○ | ○ |
イエウール | × | × |
SRE不動産(※旧ソニー不動産) | × | ○ |
不動産一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく解説しています。
まずはどこか1-2社の査定依頼でOKという方は、下記の大手2社がオススメです。
評判がいい不動産仲介会社のおすすめランキングについては下記記事をご確認ください。
まとめ
リースバックは買取額や家賃等の条件を必ず比較して選ぶことがポイントです。
具体的には家賃の支払額が安いのに買取価格が高い会社が良いリースバックの条件となります。
リースバックを選択する際は、必ず通常の不動産売却も併せて検討してみることをオススメします。
売却とリースバックの両方を比較して、自分にとって最も良い条件で不動産を売却しましょう。