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家売却で査定をお願いするときに絶対に知っておくべき全知識

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家の売却を検討中のあなた。現在国土交通省の後押しもあり、中古物件の流通は今大きく注目を集めています。

そこであなたもこの機会に、家の売却と売却に伴う査定方法について学んでみましょう。

自分の家がどのように金額が付くのか、どのような流れで売却まで進むのか知っておくだけで、実際に家を売却しなければいけなくなった時に非常に役立ちます。

まずは、複数の不動産会社に査定の依頼をすることから始めましょう。

そして、その結果を基に「どの業者に任せるのか」を決めることが最も重要になります。

この重要なポイントと売却に伴う査定方法を理解できた時、あなたにとって非常に大きな情報資産になるでしょう。

このページでは家を売ることを前提とした方々に向けて、失敗しない査定手順を説明しています。

まずは、「家を売却するまでの全体的な流れ」を見て全体像を把握してください。

その後に、住み替えなどのあなたが家を売却しようと思った状況に合わせた査定方法をお伝えします。

そしてそれぞれの状況に適した査定方法の、明確な答えを出すためのステップを解説していきますので、ぜひこの通りに実践してみてください。

目次

家の売却の流れと相場を知る方法

家を売却するまでの全体的な流れは7ステップ

家を売却するまでの流れを見て全体像を掴みましょう。

一般的な家の売却の流れは以下のようになります。

家売却の流れ8ステップ

家を売却するときの流れ

  1. 売却準備:家の相場を掴む
  2. 家の査定依頼:信頼できる不動産会社を探す
  3. 媒介契約:不動産会社に仲介を依頼する(※仲介の場合のみ)、家の売値を決める(※仲介の場合のみ)
  4. 販売活動:家を売りに出し、購入者を探す(※仲介の場合のみ)
  5. 売買契約:購入希望者と交渉を行う、所有物件の詳細情報を開示する(※仲介の場合のみ)、売買契約書を締結する
  6. 引渡し:所有していた物件を引き渡す
  7. 確定申告:翌年の3月15日までに行う

これが家の売却の一般的な流れです。多くの人はこの手順に沿って売却前の査定に入り、納得できれば売却に移っています。

持ち家の査定を受けたい人の2つの事例紹介

次にあなたと同じような状況の人が、査定を行うことに伴ってどのような悩みを抱えているのか見てみましょう。

例1)築年数の若い物件の売却

「A氏」 現在新築で家を購入してから、約5年になる自宅を売却したいと考えています。これから本格的に買取と売却の査定に出します。その際の注意すべきポイントはありますか?

また、不動産業者からこのようなことを言われた事があります。「あなたの所有物件のエリアで購入希望の方がいるので連絡が欲しい」と連絡がありました。ここまで上手い話は実際ありますか?

この方は、築年数の若い物件を所有しています。

その際に、査定方法と注意すべきポイントについて気にされています。

この答えは、少し長くなってしまいますので、ここでは割愛して後ほど詳しく解説します。

また、不動産業者からの上手い話に不安を感じているようですが、築5年というのは、不動産業界にとっては魅力的な物件

それは買主側からすると中々出てこない築年数の物件になるので、購入者を探しやすくなります。

この理由から、こう言った問合せがあってもおかしくないのです。

例2)持ち家を貸し出していたが売却を検討中

「B氏」 購入してから約20年経った持ち家を賃貸で貸し出し中です。ローンの残債は約10年です。突然ですが借主から家を気に入り購入したいと、不動産屋を介して連絡がきました。もし購入できなかったら、他の中古物件を購入するので、賃貸契約を解除するとのことです。

もし持ち家を売却しないとしたら家賃収入も無くなり、ローンの残債と私たちが今住んでいる賃貸の家賃支払いと合わせて、家計が苦しくなると思います。この賃貸契約者に売るべきかどうするべきでしょうか?

この方は、貸し出し中の持ち家の売却を検討しています。

ここでのポイントは「購入希望者の抱えている背景」です。

購入希望者側から言えることは、B氏の物件をよほど気に入っているということ。

こういった点を上手く利用することで、あなたも物件価値を高めた状態で売却することも可能です。

なぜ物件価値を高められるか詳しい理由は後述します。

家の相場を検索する

上記から、売却理由には複雑な背景があることが分かったと思います。

さらに、状況に合わせた売却のポイントがあることも理解できたでしょう。

あなたがこの条件にピッタリ当てはまらなくても、「家を売却しなければいけない」「売却を検討しておかなければいけない」という状況になることが今後訪れることだけ覚えておいてください。

この理由から、査定価格の相場だけでも出しておくことが重要です。

そこで、下記サイトの無料相場検索システムを使い、会員登録せずに相場を調べてみましょう。

東急リバブル

このサイトは土地の価格調査に適しています。

筆者がオススメする理由は、大手不動産企業の東急リバブルが売りに出している土地を、あなたの所有している物件エリアで検索することが出来ることです。

この売り出し相場は面積から価格別の分布表が表示される機能が付いているので、あなたの物件と比較するには丁度良いでしょう。

アットホーム

大手物件検索サイトのアットホームです。

国内最大級の不動産情報ネットワークを基にした物件情報データベースを所有しています。

住所・専用面積・築年数の入力が可能で、相場価格情報を出してくれることが特徴です。

この無料相場検索も使ってみることをオススメします。

レインズ

不動産会社が利用できる不動産データベースのことをレインズと呼びます。

実は、このレインズでは過去1年間の家の売却取引情報を公開しているのです。

あなたの物件所在地を検索すると、直近1年の取引情報グラフと追加検索条件が表示されます。

さらに追加検索条件で指定すると、地域や間取りなども絞り込めますので、あなたの物件の条件に近づくように絞り込んでみてください。きっと後々役立ちます。

相場を調べる方法は下記記事でも詳しく解説しています。

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家を査定するための依頼方法の種類とオススメ

上記の流れで基本的な相場観や事例を知れたのではないでしょうか。

この章では、査定を行う場合の事前の準備や具体的な査定の基礎知識についてプロの立場から詳しく解説します。

家の売却方法には「買取」と「仲介」がある

まず最初に考えるべきことは、あなたの家を「誰に売るのか」です。

不動産の売却には大きく分けて2つの方法があります。

それは、「買取」と「仲介」です。

買取の場合は、不動産買取を専門とした企業や不動産会社が、あなたの物件を直接買い取ります。

ここでポイントは、「買取」を選んだ場合には、「仲介」で進めた時の売却価格の70%程度になると言われています。

この買取方法は他にもメリット・デメリットがありますので、買取を検討している方は下記記事を合わせてご覧ください。

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一方仲介では、仲介を専門とした不動産屋に依頼し、あなたの家を欲しがっている買主を探します。

家売却の査定方法にも2つの種類がある

家の売却方法には「買取」と「仲介」があることが理解出来ましたね。

この2つの売却方法は、同じように2つの査定方法を行います。

それが「机上査定」と「訪問査定」の2つです。

一般的に査定を受ける場合には、机上査定→訪問査定の順序で受けていきます。

そこで、この2つの査定によってどのように査定額が決まるのか確認しておきましょう。

机上査定とは簡易的な査定

机上査定とは、不動産業者があなたの家を見ずに価格を算出する簡易的な査定すること

不動産屋にわざわざ行かなくても、必要な情報さえ伝えればメールなどで査定を受けることもできます。

後ほど紹介する不動産一括査定サービスもこの机上査定は可能。

メリットは時間が掛からないこと、デメリットは訪問査定に比べて安易な見積もり金額になることです。

訪問査定とは事実上の本査定

訪問査定とは言葉の通り実際に室外と室内を見て、家の傷み具合などを確認して査定すること

土地の形状や接道の状況、日当たりなどの実際に目で見なければ分からないことも確認します。

さらに、あなたの意志や市場動向も含めて詳細にヒアリングし、成約できる可能性が高い価格を出す方法です。

メリットは査定金額の精度が高いこと、デメリットはしつこい営業にあう場合があることです。

査定価格の精度は「訪問査定」の方が高い

言うまでもなく、精度としては訪問査定の方が高いのは間違いないです。

ですから、納得のいく値段で売却をしたいと思っているのなら訪問査定をしてくれる業者を選びましょう。

一方で、机上査定の利点は築年数や立地などから、現時点での相場価格を示すことが多いことです。

これにより多くの不動産業者から査定額を得られます。

この査定額の数が多いほど、ある程度の価格帯に分布することで、平均的な価格が見えてくるといったメリットもあります。

机上査定と訪問査定の違いや特徴については下記記事でさらに詳しく説明しています。

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訪問査定までを行う業者を選ぶ

念のためですが、筆者は間違い無く、訪問査定まで行う業者を選びます。

今では、訪問査定をしない不動産業者は、ほぼ存在しないので、そこまで心配することはありません。

家というものは、全く同じ物件はありません。

面倒くさくても最終的に売却依頼をしたいと思える不動産業者を絞り込むために、最低でも3社は訪問査定を受けておきましょう。

その前に、無料検索見積もりサイト以外の簡易査定を最低6社は行っておくことで足元を見られずに済みます。

査定は無料なので、失敗しないためにも気軽に査定を受けてみることです。

それを機会に、相談したいことも見えてくると思います。

次に紹介する不動産一括査定を使うと、カンタンに複数社(最大10社)に査定依頼ができますので大変便利です。

一括査定サイトを活用する

次に、信頼出来る不動産会社を見つけるために、不動産一括査定を利用しましょう。

このような、名前の知れた一括査定サイトを選ぶと質の良い不動産業者が見つかる可能性が高くなります。

一括査定のオススメは「すまいValue」「SUUMO」「HOME4U」

不動産一括査定サイトは似たようなサイトが多くかなり乱立しています。

その中でも信頼性や実績から下記4つをオススメしています。

  • 超大手の不動産会社6社に唯一依頼ができる「すまいValue
  • 賃貸サイトで有名で大手から地域密着の不動産会社を探せる「SUUMO
  • NTTグループで安心、一番歴史があり実績抜群の「HOME4U
  • 地域密着の不動産会社にも数多く依頼ができる「イエウール

筆者は何度も不動産一括査定を利用しています。

下記は「すまいValue」を利用して「三井のリハウス」「東急リバブル」「三菱地所の住まいリレー」より、査定結果をもらった写真です。

不動産査定書を3社より入手

下記表が「不動産売買の仲介件数が多い不動産会社」が「どこの不動産一括査定に参加しているのか」を調査した結果です。

少し細かいので、流し読みする程度で大丈夫です。

2023年の不動産仲介会社における仲介件数と不動産一括査定サイトの提携表

これを見ると、上位4社がずば抜けているのが分かると思います。

正確にはセンチュリー21はフランチャイズ経営なので、「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」の3強ということです。

不動産売買は超大手に偏っている

「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」が超大手と言われる不動産会社です。

超大手不動産会社3社で不動産仲介の約30%のシェアを持っています。つまり、不動産売買した人の中で3人に1人は、「三井のリハウス」「住友不動産販売」「東急リバブル」のどこかに仲介を依頼していることになります。

それだけ日本の不動産売買は、超大手不動産会社に偏っているということ。

超大手不動産会社は販売活動に強く、豊富な買主を持っており、売りやすいとも言えます。

そしてこの3社に唯一依頼できるのが「すまいValue」です。なので「すまいValue」は外せません。

超大手不動産会社だけではなく大手・中堅・地域密着の会社とも比較する

ただ、超大手だけで満足してはダメ。不動産業界は特殊な縄張りなどもあり、A地域はX不動産が強い、B地域はY不動産が強いということが存在します。

不動産仲介会社によって得意不得意がある

また、超大手になるほど両手仲介の比率が高まります。

両手仲介とは、1社の不動産会社が売主と買主の両方の仲介を行うこと。買主と売主から手数料をもらえるため、利益相反の関係になる。アメリカは両手仲介は禁止されています。

売却を成功するためにも超大手不動産会社と併せて大手・中堅や地域密着の不動産会社も比較することをオススメします。

その場合は下記のような使い分けがいいでしょう。

不動産一括査定の賢い使い方

売らなくてもOK!簡易的な机上査定&メール連絡も可能

紹介したサイトは、簡易的な机上査定も可能です。

また、イエウール以外は備考欄を設けており「メールでの査定額を送付してください」の旨を記載することで、不動産会社に伝わります。

メールで査定額を送付してください

どの不動産一括査定が「机上査定」「メール要望」が可能かの早見表は下記の通りです。

不動産一括査定サイト名 机上査定が対応 メール要望
すまいValue
SUUMO
HOME4U
イエウール × ×
SRE不動産(※旧ソニー不動産) ×

不動産一括査定サイトについては下記記事でさらに詳しく解説しています。

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まずはどこか1-2社の査定依頼でOKという方は、下記の大手2社がオススメです。

評判がいい不動産仲介会社のおすすめランキングについては下記記事をご確認ください。

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訪問査定日までに準備しておく書類

ここまでで、査定方法の基本事項は全て抑えられました。

次に、査定日が決まったとして、査定日までに準備しておく書類と説明すべき内容について解説します。

この通り用意して頂ければスムーズに話が進み担当営業マンの評価も良くなるでしょう。

建物の詳細書類

設計図書と呼ばれています。購入時に施工会社や不動産会社から渡されているので探してみましょう。

公図

法務局で入手する地図のことです。住宅地図等で代用する場合もあるので、不動産会社の指示を待ちましょう。

登記簿謄本(登記事項証明書)

これは不動産会社が用意する場合があるので、不動産会社の指示を待ちましょう。

この書面も法務局で入手することが可能です。

登記事項証明書については下記記事をご確認ください。

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登記済権利証または登記識別情報

法務局から交付され、物件の所有者が持っているものです。査定時には不要とされる場合もありますが念の為、載せておきます。

測量図

売却時には必要となることが多いため、査定の段階でも用意をしておきましょう。

説明すべき情報

ここでは、査定時に説明すべき事柄について説明します。

物件の全体像

机上査定・訪問査定に限らず、次の情報がやり取りの中で確認されます。

訪問査定では、下記の情報はその書類で分かりますが、あなた自身も理解しておくと担当営業マンの話がより詳しく理解できるようになります。

  • 氏名
  • 住所
  • 連絡先
  • 種類(土地、戸建、マンション、賃貸アパート)
  • 築年数
  • 間取り
  • 建物面積と敷地面積
  • 現況(居住中、貸し出し中、空き家)

リフォーム内容や不具合

少しでも高く売却したい方は多くいますが、物件の状態を正しくサポート業者に伝えてください。

適正な査定額が得られないどころか、後々トラブルになり結局はあなたにとってもフリになるので伝えるべきです。

意図的に隠して行われた取引は、契約破棄や損害賠償の対象になりますので、心理的瑕疵についてもしっかりと伝えてください。

また、既存住宅売買瑕疵担保保険を付けるという手もあります。

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また、必要書類の詳細が知りたい方は、下記記事をご確認ください。

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信頼できる不動産会社の選び方

媒介契約について徹底解説

不動産会社にサポートに入ってもらう場合は「媒介契約」を結ぶ必要があります。

この媒介契約には、3つの契約形態があります。

  1. 一般媒介契約
  2. 専任媒介契約
  3. 専属専任媒介契約

それぞれの違いを簡単に解説しますのでご覧ください。

特徴 一般媒介契約 専任媒介契約 専属専任媒介契約
他業者への依頼 × ×
自己発見取引
(自分で買主を見つけること)
×
成約に向けての不動産会社の義務 努力義務 積極的努力義務 積極的努力義務
不動産会社の業務処理状況の報告義務 特になし 2週間に1回以上の報告 1週間に1回以上の報告
レインズへの登録 特になし 契約締結日の翌日から7日以内に登録 契約締結日の翌日から5日以内に登録
有効期間 法的な規定なし 3ヶ月 3ヶ月

専任媒介と一般媒介の違い

この表をご覧頂くと、あなたが制限される行為や条件が把握できます。

オススメ契約は「一般媒介契約」

筆者としては、信頼できる不動産会社がいる場合は「専任媒介契約」、上記で説明してきた訪問査定をしても、良い不動産会社に出会えなかった場合は「一般媒介契約」をオススメします。

なぜなら一般媒介では、野放し状態にされてしまう場合があるからです。

該当する人がいたら紹介する程度の扱いにされてしまう危険性を含んでいるということを覚えておきましょう。

一方専任媒介では、訪問査定をしても不安を拭いきれない不動産業者に全てを任せることになるので、そう言った意味で危険とも言えるでしょう。

この媒介契約のメリット・デメリットのさらに詳細が知りたい方は、下記記事をご確認ください。

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家売却の成否は、不動産会社選び次第

あなたが家を売却したいと強く思っても、いかに高くいかに早く売れるかという売却の成否は、この不動産会社選びにかかっているといっても過言ではありません。

では、訪問査定で出会った不動産業者から「本当の意味での良い不動産会社か選定するにはどうすれば良いの?」と思いますよね。

もちろん、選び方には冒頭で説明した状況のようにいくつものポイントがあります。

しかし、そういった中でも少しでも有利に売却できるように、外せないパートナー会社選びのポイントを解説します。

住み替えで買いたい物件がある場合

最初にあなたが抱えることが多い背景を踏まえたポイントを説明します。

例えば、買い換えによる家売却が目的で、買い先行で進めたい物件が決まっているのなら、その購入先の不動産会社と仲介契約を結ぶのも一つの手です。

あなたの家を高く売れるようにサポートが出来なければ、自分たちの売り出し物件も契約してもらえないので、危機感や責任感をもって売却活動を行なってもらえます。

大手業者にすべきか、街の不動産業者にすべきか

多くの方が悩むのが「大手」か「街の不動産屋」にするかです。

大手ならスタートから信頼もできますし、保有する見込み客の中から購入希望者を見つけてくれることがあります。

一方、中小の方が地元やその地域の情報をよく把握していることもあります。

このような利点は、あなたの物件に必ず当てはまる訳ではないので実際のところは、会社の規模はあまり関係ないと言えます。

最も大切なのは、「どんな販売活動を行なってくれるのか」ということです。

例えば街中にポスティングをしてくれたり、自社サイト内で大きく取り上げてくれたりと、少なからず人の目に触れる数を増やしてくれることが重要になります。

レインズ掲載以外にもどのような販売活動をしてくれるのか、各社に詳しく確認するがポイントです。

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また、業者の選び方については下記記事でさらに詳しく解説しています。

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信頼できる担当者を見極める5つのポイント

残念ながら不動産会社と同様に担当営業マンによっても、対応力に差があることがあります。この営業マンによって、納得のいく売買が出来るかが変わってきます。

そこで、不動産売買のサポートを行っていた筆者が見るべきポイントを解説すると、この5つが重要になります。

不動産会社を見極める5ポイント

  1. 連絡に対しての返信が早い
  2. 希望条件から外れた購入希望者を紹介しない
  3. 他の業者が、気がつかないあなたの家の良いところを見付けられる
  4. 会社内の決定権者である
  5. 話をよく聞いてくれるか

この内容に全く当てはまらないのなら、訪問査定をしてもらったとしても担当者を変更してもらうのも一つの手です。

大事な資産を預けるからこそ、能力や相性も大切にしておきたいポイントです。

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不動産査定額の考え方と大事なポイント

不動産業者の出す査定額は、机上査定はもちろん訪問査定でも鵜呑みにすることはできず、各業者で査定額が変動することは普通に起こりえます。

ここで覚えておくべきポイントがあります。

それは、査定額はある程度の相場価格を示したもので、「売れそうな価格ではあっても売れる価格ではない」ということです

そこでこの章では査定額の考え方と、そのポイントについて詳しく解説していきます。

まず、なぜ不動産業者によって査定金額が違うのかは

  1. 査定方法
  2. 不動産査定に対する考え方

この2つが異なるからです。

それぞれ詳しく解説します。

査定方法は3つある

まず不動産の査定方法は以下の3つが挙げられます。

  1. 取引事例比較法
  2. 収益還元法
  3. 原価法

種類①取引事例比較法

これは言葉の通りで、過去に取引があった似た物件から査定価格を出す方法です。

不動産会社は過去の取引事例やエリアの相場を調べます。

この理由から一般的な家の場合だと、この算出方法が多いです。

種類②収益還元法

収益還元法とは、あなたが所有する家が将来生み出す収益力に基づき、価値を決定する方法です。

不動産運用が目的とされるケースに着目して算出されているので、収益不動産の価格算定によく活用されます。

種類③原価法

原価法とは、現時点で家を建てようとする場合、どの程度の費用が掛かるのかを算出する方法です。

例えば、老朽化などによって価値の下がった分を差し引いて不動産価格を算出したりします。

このように査定の仕方が変われば金額も大きく変わってしまうのです。

この査定方法の中、どの方法で出したか査定を受ける際に聞いてみましょう。

これら3つの査定方法は、下記記事でより詳しく解説しています。

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不動産査定に対する考え方の違い

上記の他に、不動産業者の考え方の違いによって査定金額に相違が出てしまうことがあります。

その具体的な理由を解説します。

  • 参考にする事例の違い
  • 営業マンの抱える背景の違い

大きく分けてこの2つで変わります。

参考にする事例の違い

上記で査定方法が3つあることで査定額が変わってしまうことが理解できたと思います。

そこで「金額の根拠となる情報を紙資料で提供してもらうこと」が必要です。

例えばあなたが無料見積もりサイトで出した相場より資料に記載されている金額が下がっているのなら、さらに同じ地域の成約物件の年間推移を見られるようにした資料を提出してもらうことが必要です。

最低限そこまでの情報を精査した上で、査定額を提示することがプロの役目です。このことから根拠も証拠もない、提示された査定金額を鵜呑みにしてしまうことは避けてください。

営業マンの抱える背景の違い

前章で紹介したように、担当営業マンによっても変わってしまうことを解説しました。

ここでいう営業マンの抱える背景とは

  • 査定額で売れることを保証はしない
  • 不動産は同じものがないので正確には査定できない
  • 査定する人が違い、主観が入る
  • 契約に結び付けたいがために高めの査定額にしたい

このような営業マンが考えていることや、営業マンの所属会社のスタイルによっても抱えている背景が違います。

このように色々な要素があるのは事実です。

「じゃあ査定額は異なって当たり前で、査定額の何を信じれば良いの?」と思う人が居るのではないでしょうか。

そこで、家を売却査定する上で成功するポイントを解説していきます。

これを理解できれば、「どの業者に任せるのか」がはっきりするので、最後までご覧ください。

家を売却査定する上で成功する2つの見極めポイント

繰り返しにはなりますが、大事なことは「どの業者に任せるのか」について解説します。

この業者に任せれば成功というポイントを、一例を踏まえて解説します。

住み替えで買いたい物件があるなどのあなたが抱える状況に合わせて、業者を上手く利用することもできます。

ポイントはあなたのニーズに合う業者で選ぶことも重要ということです。

ポイント1.不動産会社には得意分野がある

不動産会社には売買が得意、賃貸が得意、買取が得意な会社など、色々あって一見して区別が付かないものです。

一般的には、大手の不動産業者は賃貸がメイン、街の不動産業者は売買メインとも言われています。

これらを確認する方法は、「物件情報サイトや独自のホームページ、チラシ等の広告媒体を見たときに、最初に目につく位置に紹介されている分野」が得意分野です。

また、賃貸物件の管理も同社内で運営している業者では、自社管理物件から先に紹介していくことも覚えておくと良いでしょう。

このポイントを押さえて、下記の条件に当てはまる人はこの業者を選びましょう。

1)単純に家の売却のみ
この場合は信頼出来る営業マンであるかで決めましょう。

2)賃貸物件付きの家の売却
あなたのエリアの賃貸物件の管理も行う不動産会社に決めましょう。

3)築年数の古い物件の売却
リフォームやリノベーションを上手く活用出来る、不動産会社に決めましょう。

また以下のような強みを持っていると購入希望者を探す時の交渉に役立っています。

提携ローンを扱っている

家の売却の場合には、あなたが選んだパートナー業者が持つ提携ローンを利用することが非常に多いです。

この理由から、売却と同時に資金プランの提供もできる不動産業者のポイントは高いです。

見込み客を数多く持っている

大手の不動産会社なら社内の顧客情報が多く、見込み客の洗い出しが可能です。

こればかりは企業規模で差がつきます。

一方、不動産業界には独自のネットワークもあるので、地域密着の不動産会社でもカバーできる部分や強みがあります。

これらに当てはまらない場合は、間違いなく信頼できる担当者であるか見極めることが重要です。

「大手」か「街の不動産屋」であるかはほとんど関係ありません。

そこで、最後にあなたを一押しする、担当営業マンの選び方についてもう一度解説します。

ポイント2.営業力を見極める方法

この部分は実際、企業の規模や営業マンの抱える背景の違い、営業スタイルで大幅に変わります。

目安のみですがこれを参考に「あなたが一番重要な信頼するポイント」で選びましょう。

対応が速い

対応が実際に早いのか調べるためには、媒介契約を行った後から、いつまでにどのような方法で広告が出るのか、スピード感と正確さを確認しておくことです。

取引実績が豊富な営業マンは、広告の作成も手慣れているということがすぐに分かるでしょう。

対象物件のエリア事情を理解している

地域によってアパート、マンション、戸建ての棟数に違いがあるように、それぞれの販売事情は地域性で変わります。

営業力がある不動産業者なら、あなたの家と類似した物件の需要や顧客層を地域ごとに把握していて当然です。

そこで、査定額の説明を受ける時には、エリアごとの具体的な説明ができるかチェックしましょう。

販売方法が複数ある

家の売り出し方法には、インターネット表示、店頭の看板表示、ポスティング広告、折り込みチラシ、レインズ登録などたくさんの方法があります。

どの方法も活用できる万能性がなければ、人の目に触れることに欠けてしまいます。

この方法を上手く活用出来る営業マンを探しましょう。

筆者としては、あなたの物件状況に合わせた得意分野に当てはまる不動産業者であること、対応が早いことの2つを重視します。

まとめ

筆者の友人はこの情報や一連の流れに基づいて家の売却査定に臨んでいます。

さらに注意点やポイントに注意したことで、

  • 不安がなくなる
  • 良いパートナーを探せた
  • 納得のいく査定額で交渉を進められている
  • 査定から売却まで物事がスムーズに進む

という評価も貰えています。

しかし、驚いたことに、持ち家の売却を検討している多くの人たちは、ここまで調べずに先に進めてしまっているのです。

それでは、気付かないうちに、「足元をすくわれ」不動産業者の利益だけ高くなっているでしょう。

それだけでなく、本来得られるはずだった売値すら捨てているかもしれません。

もし、あなたが納得のいく家の査定を行いたいと思っていて、そのための具体的な施策を実施していないのなら、ぜひ、この記事を参考にしてみてください。結果は絶対に変わります。

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